1
/
5

諦めずに頑張れば…

Photo by Leon on Unsplash

私の強みは困難があっても諦めないことです。この強みを生かしたエピソードは二つあります。

① 大学生の時に参加した模擬政策提案グランプリ
◆ 概要:
そのグランプリでは、全国の大学生が政治家の目線で地元の社会的な問題を発見し、どのように改善するかについて政府に提案を作って発表します。
チームで考えた提案に大きな問題が発見された時、諦めずにそれを発表直前まで調整しました。

◆ 詳細:
私のチームが考えた課題は、北京市の電車駅から家や会社までの「ラスト1マイル」についてです。
特にメトロ13号線の駅と駅の間の距離が長く、最寄り駅から目的地まで徒歩20分以上かかるようなケースを解決したい想いから、駅やバス停で設置されている人気のない公共自転車を活かすことをテーマにしました。
しかし、3か月の現地調査とアンケートを経て私たちの提案がようやく出来上がった時、OFOというシェア自転車の会社が現れました。
実際はOFOは3年後に倒産することになるのですが、出てきた当初、OFOの自転車はずっと無料に近い価格で使える上、どこでも駐輪できる利便性があり、あっという間にその黄色いシェア自転車は街中に溢れていきました。
それを見て、もう私たちの提案には意味が無いかとチームのメンバーたちは落ち込みました。

しかし、私は諦めたくない気持ちが強かったので、みんなを説得して調査の内容を2点強化していきました。
1点目は、OFOを使っている人にヒアリングして、不満点を自分たちの提案で解決することです。
2点目はOFOの強みの「どこでも駐輪できること」から深掘りして、それは公共の土地を勝手に占有したことだと判断し、将来的に政府に規制されると予想し、そこが逆に弱点であるという意見を提案に反映しました。
調査を進めると、メンバーたちの提案への自信もだんだん回復しました。その結果、私たちの提案は優勝しました。

② 新聞サークルの参加率を上がるために英会話の会社から経費を獲得したこと
◆ 概要:
サークル内の活動への参加率を上がるためにメンバーたちでイベントを開くという方法を思いついたが、学校側には「新聞作りと直接関係しない活動に経費を出すのは難しい」と言われました。
それでも諦めず、バイト先の英会話会社に経費を出すように提案し、最終的に経費を獲得しました。

◆ 詳細:
新聞サークルの活動は月2回新聞を作って学生寮と校舎で配布することです。
本物の新聞社と同じように大学の名義で人にインタビューすることができるのが魅力で、80人の所属人数を誇っています。
しかし、入部してから記事を書いている人は常にその中の30人くらいでした。
部員の参加率を上げるために、まず月2回の編集会を全員楽しく参加できるようにする必要があると判断しました。当時人狼ゲームが流行っていたので、「公園で人狼会+編集会をする」という企画を立ち上げました。そうするために、人狼ゲームが10セットが必要とされました。
しかし、中国の大学は日本と違って、部活かサークルかに拘らず経費を出すことが極めて少ないです。印刷費を提供していた事務室に申し込んでみても、「新聞作りと直接関係しないから」と断られました。

その時、私がバイトしている「小站托福」というTOEFL専門の英会話の会社に経費を出すように提案しました。しかし、「サークル内のイベントなので広告してもらっても影響力が小さい」という考えから、最初は会社側の興味が少なかったです。
一度断られても私は諦めるつもりがなかったので、出資するメリットを3点にまとめて再び提案しました。
1点目は、サークルメンバーの中に24人が英語学部に所属してるので、バイトの募集広告を出すのも効果があることです。
2点目は、サークルのSNSに600人の在学生のフォロワーがいるので、そこで宣伝できることです。
3点目は、過去のデータから見ると、本学を卒業してから海外に留学する学生は3割超なので、学生が英会話に興味ある可能性が高いことです。

その結果、600元(当時の相場で10000円程度)の経費を頂いて、人狼ゲームを購入しました。
実績として、次の編集会に60人に来てもらうことができ、次々回は約70人に参加してもらうことができました。