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「給料上げろ!」とバイト仲間と抗議した悲しい末路...

「合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)」

という言葉があります。


ミクロのレベルで正しいことを集めれば

マクロのレベルでも正しい結果が

生まれそうに思えますが


実は、必ずしもそうではありません。


全員が

「これが正しい」と思って

同じ行動をしたけど


結果的に予想しなかった

悪い結果が生じてしまった...

という経済用語です。


例えば、マクドで働いているとして


「給料上げろ!」と

バイト仲間で抗議する

とします。


会社としては

辞めてもらっては

困るので


1人100円ずつ上げる

ことを承諾します。


「よっしゃーー!」

「会社なんてちょろいぜ!」


って、ミクロの視点では

これが正しい選択かも

しれません。


しかし...バイトの給料を上げたことで


✅AIロボットを導入した方が

 コストが安くなるラインを

 人件費がオーバーしたことで


バイト仲間は全員クビ...。


という、悲しい結末を迎える

可能性が出てきますね。


これが結果的に予想しなかった

悪い結果が生じてしまった

マクロ的視点です。


ま、この場合、予想できますけど(笑)


例えばサラリーマンは

ライバルよりも良い収入を

得ようと思ったら


仕事でどんどん結果を出して

出世競争を勝ち抜くしか

ありません。


ミクロの視点では、それが正しいです。


でも当然ながら、みんなも同じことを考えます。


マクドのバイト仲間の話と同じように


みんなが出世のために競争すると

結果的にそれほど大きな差は

つかなくなってしまいます。


もちろん、全員が社長の座まで

たどりつけるわけではないですので

それなりに差はつきます。


しかし、雇われ社長に

なったところで給料が何ケタも

増えるわけではありません。


なので、大差をつけるためには

出世競争から離脱して


✅別の戦い方をする


必要があります。


では、どうするか?


サラリーマンや

公務員の平均時給は

3000~5000円。


それに対して

何らかの専門職になると高い人では

時給3万円にはなるでしょう。


マッキンゼーのような

有名コンサルティングファームの

コンサルタントで


時給8万円らしいです。


正規雇用でないアルバイトの時給が

800~1000円だとすると


上から下まで時給には

100倍ぐらいの開きがある

ことになります。 


悪い言い方をすると


✅時給が低いとは稀少性がなく

 評価されていない


ということです。


でも、逆に言えば

多くの収入を得るためには


✅希少性のある

 「1%の人」に

 なればいい


ということ。


そのためには、みんなとは

違うキャリアを築いて専門性を

高める必要があります。


そのためには、これまで

ずっとお話ししている


✅1.5流の専門性

✅2流の専門性


をいくつも作って

掛け合わせることが

おすすめです。


例えば、100人に1人になれるくらいの

1.5流ほどの専門性を3つほど

作ることができれば...


✅100人×100人×100人

 =100万人に「1人」

 

の存在になれます。


バイト仲間と

「時給上げろー!」

って抗議するより


ワクワクした人生を

送れると思います。


どうでしょう??


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