非エンジニアがAIに「仮想の会社」を作らせたら、本当に“チーム”ができた話
はじめに
「AIに仕事を頼む」って、この数ヶ月でかなり変わりましたよね。
最初は、
「文章を書いてもらう」くらいだったのに、
気づけば
・企画書を作らせる
・リサーチを任せる
・アイデア出しをさせる
…ここまで普通にやるようになった。
でも、ずっと引っかかっていたことがあります。
「これ、毎回ゼロから説明してない?」
AIはめちゃくちゃ賢い。
でも、昨日の話は覚えていないし、自分の仕事の文脈も知らない。
毎回
「あなたはマーケターです」
って書くの、正直ちょっと違和感ありませんか?
“便利なツール”ではあるけど、
“仕事仲間”ではない。
そんなモヤモヤから始めたのが、今回の実験です。
AIで「会社」を作ってみた
やったことはシンプルです。
Claude Codeを使って、
10部門20人の仮想組織を作る。
- 経営企画
- マーケティング
- SEO
- SNS
- データ分析
- デザイン など
それぞれに“専門家AI”を配置して、
👉 指示を出すと
👉 最適な担当が自動で動く
👉 必要なら複数部門が連携する
さらに、自分がずっと使ってきた
オリジナルのフレームワークも組み込みました。
で、結論。
ちゃんと「組織」として動きました。
なぜこんなことをやろうと思ったのか
私は普段、副業として
マーケティング支援の仕事をしています。
当然ですが、
- SEOもやる
- データ分析もやる
- コピーも書く
全部、自分でやる必要がある。
いわば、ずっと
帽子をかぶり替えながら仕事している状態でした。
でもあるとき思ったんです。
「これ、AIで自動化できない?」
というより、もっと本質的には、
「本当に専門家チームがいたら、どんな仕事ができるんだろう?」
この問いを、そのまま実験にしました。
Claude Codeがハマった理由
ここで使ったのがClaude Code。
普通のチャットAIと違って、
- ファイルを読む
- 書く
- プロジェクト全体を理解する
という、「作業前提のAI」です。
中でも重要なのが
CLAUDE.mdというファイル。
ここに
👉「あなたは20人の仮想社員を統括するAIです」
と書いておくと、
毎回説明しなくていい。
つまり、
“文脈ごと起動できるAI”になります。
ここが今回のコアでした。
組織をどう設計したか
ポイントは3つです。
① 1部門1人にする
シンプルにして、専門性を尖らせる。
② ルーターAIを作る
誰に仕事を振るかを自動判断する司令塔。
③ レビュアー&COOを置く
品質チェックと最終統括を担当。
これだけで、
👉「誰が何をやるか」が完全に自動化されました。
マーケティングに特化したチーム組織です。
実際に動かしてみた結果
たとえば、こんな一言。
「ECサイトの売上が伸びない。分析して」
すると、
- 構造分解
- KPI設計
- ボトルネック特定
- 改善施策
- 実行タスク
ここまで一気に出てくる。
しかも、具体的。
54秒で、コンサルレベルのアウトプット。
正直、ちょっと怖いレベルでした。
使ってみて感じたこと
一番大きかったのはこれです。
「文脈を説明しなくていい」
これだけで、体験がまるで変わる。
さらに、
- 複数視点が自動で出る
- 自分の思考法が再現される
つまり、
👉 AIが“自分のチーム”になる感覚
がありました。
とはいえ課題もある
もちろん完璧ではありません。
- セッションをまたぐ記憶はない
- ファイル管理は必要
ただ、それでも
「一人で20人分の思考を使える」
この価値はかなり大きいです。
おわりに
「AIに仕事を頼む」から
「AIで組織を作る」へ。
これが今回、一番の気づきでした。
ツールとして使うのではなく、
- 文化を持たせる
- 役割を持たせる
- 思考を埋め込む
そうすると、AIは一気に“仲間”に近づきます。
もし今、
「AI使ってるけど、なんかしっくりこない」
と感じているなら、
“個人で使う”から“一つの組織として設計する”
ここを一度試してみてほしいです。
かなり世界変わります。