【Voice Economy】 VUI(voice user interface)から見える音声検索未来とボイス経済圏で生き残るSEOerの道筋に関して
本稿は土日の昼下がりにお腹いっぱいの中で書いているため、雑文である。
■ ボイス経済圏で生存するVSO(Voice Search Optimaitzaion)の可能性
私の両親は50代。彼らは今やGoogleテキスト検索をせず「スマホに話しかけるように検索をする」のが当たり前の世代だ。保険はスマホから申し込むと1万円安くなる訴求を打ち出しているが、うちの両親もスマホ片手に音声検索しながら、言いたいことを言ってGoogleの海から答えを求めている。
(ちなみに1万円浮いたから叙々苑に家族で行った。
テキストで検索するなんてのは、古臭いし、そもそも直感的ではない
SF映画のようにR2D2に話しかけ、ユーザーフレンドリーに対話しながら理解しあう関係こそ、ここ20年近く当たり前になってきたSEO対策の今回を揺るがす「大変革」だと考えた方が良いだろう。
◇ SEO・SXO・VSOヘ趨勢的に進化する未来
VSO(Voice Search Optimaizaion|音声検索最適化行為)は、今てきとうに考えた造語だが、意外と芯のあるそのままな表現で汎用性が高いと感じている。音声検索の未来は、すでにやってきている。
そもそも、小さなスマホを片手で支えながら、もう一つの片手の人差し指でちょいちょいと文字を打ち込むのは、ナンセンス。ちょうどカフェでおじいちゃんが検索しているのは、悲しいかな文字検索だ。
しかし、音声検索へ大きく移行する未来が訪れるのは当然だと言える。
なぜなら、面倒だ。ハタハタ面倒で、そもそもなんで「人間様が小さなスマホに文字打ち込むんだ?」というレベル
◇ ブロガーでも音声検索が当たり前になっている事例がある
いまや知り合いのブロガーは自宅で1記事下書きを書き上げる。
音声検索をしながらサクサクと書いているそうだ。
この事実から考えられるのは「音声検索それ自体はまだ非常識だが、音声それ自体で機械へ伝える行為」は、意外と普及し始めていると言える。まだ、音声検索は非常識だ。だが、非常識は常に前に立ち、常識は後からやってくる。
◇ 旧来のSEOerが音声でコンテンツを作る時代はくるのか?
難しい課題だ。
2018年夏の時点で「リサーチコストの高いコンテンツの価値比率」+「EATを含めたドメイン・リンク・サイテーションの価値比率」は大幅に上がり続けている。その過程において、音声で打ち込んだ情報の精度それ自体が高いか?より深淵なるユーザー検索意図を満たせるかと問われれば、難しすぎると考えた方が良い。
*2000年〜2017年までは長文コンテンツSEO+ドメインが強ければ勝てた時代
*2017年〜2018年移行はより「ユーザー検索意図を満たすコンテンツ」と「EAT」など情報の質が重要な時代
反面、ユーザーとの親和性が高い領域へ訴求できるブロガーは、あえて音声検索的な「話し言葉」で表現することが新たな相違性を生み出す価値ある表現になる可能性がありえる。
|SEOerとブロガーでは戦う市場とターゲットがまったく異なるため、戦い方が違う
結論はこれだけだ。
SEOer(アフィリエイター含む)とブロガーでは戦い方が違う。違う点こそ、価値の源泉だ。
■ 音声検索はじつはITリテラシーが最も低い層こそ積極的になる事実
悲しいが、50代の両親にITリテラシーはない。生まれが古いからしょうがないが、この事実から「ITリテラシーの低い層にいるひとほど、実は音声検索という気軽に使える検索手段に身を委ねる」のだと仮定している。
あきんどスシローの坂口室長は「声による音声検索がこれから一般的になるor将来は電話による注文をAlexaを通じて省略化したい」と言及している。この事実からも「大衆的なユーザー属性を大前提としている格安寿司チェーン店(否定ではない)」こそ、音声検索の可能性を支持していると考えられる。
*すき家も同様に検討している
本項目では「従来のITリテラシーの低い層こそ、音声検索へ大きく流れる」と言及する。
真偽はどうであれ、可能性として考えておくのは良い。
特に、Google検索をしているユーザーの99%は、正直、ITリテラシーの低いユーザーだ。と私は考えている。その点から、今後あたりまえのように「VSO(音声検索最適化行為)」へ大きく流れるはずだ
■ 音声検索体験に対する従来のSEOで対処するには?
この点に関しては、正直ある一点の解決策を考えているし、すでに施作している。
また、SEOに強みを持つ1人の同業者も似たような対策を行ってはいる。
AIファーストからボイスファーストがSEO領域における金言だろう。
*ボイスの裏側にAIがいる以上、どちらもあるがユーザー向きという点でボイスかな。
機械に人が合わせるのではなく、人へ機械が合わせるには、どうするのか?
SEOerは検索体験の波に乗り続けるしかない。
ユーザーの検索体験へよりそう姿勢しか、価値はない。
*SEOだけでも勝てるけど笑
はたまた、音声検索への最適化施作はあくまで1視点であり、それ以前のSEOerスキルも重要だ
■ 参照&確認
・日経xTREND7月号特別付録を土台に考察
・VSO(Voice Search Optimaizaion|音声検索最適化行為)は私が作った造語
・音声検索への最適化はあくまで1つの視点。それ以前の機械(エンジン)への最適化ありき
・SEO+SXO+VSO=私のSEO観
・トレンド的には2017年以前のブラックSEOはあまり乗り気ではない。先輩がひしめく地獄だ笑