Tokyo Wander Picks App - App Store
なぜ作ろうと思ったのか
自分自身、バックパッカーとして一人で海外を旅する中で、限られた予算をやりくりしながら観光地を回ることがよくありました。
その中で特に大変だと感じたのが、「今の自分の予算で行ける場所を探すこと」です。
自分の国であればある程度土地勘がありますが、海外では土地勘もなく、観光スポットを一つひとつ調べながら料金や移動時間などを確認する必要があります。
そこで、自分が旅行中に感じたこの不便を少しでも解決できないかと考え、訪日外国人が多い東京をメインに、旅行者の条件に合わせて観光スポットを提案するアプリを開発しました。
どんなアプリを作ったか
開発したのは、ユーザーが「予算」「時間」「興味」「旅行中の状況」を選択すると、その条件に合わせて東京のおすすめスポットを表示するモバイルアプリです。
また、気になった場所を後から確認できる保存機能も実装しました。
さらに、海外旅行中は「場所を聞きたいけれど、現地の言葉が分からない」という場面もあります。
そのため、翻訳アプリを別で起動しなくても、駅員さんや周囲の人に画面を見せながら場所を尋ねられるよう、旅行中に使いやすい簡単な日本語の文章も用意しました。
単に観光スポットを紹介するだけではなく、実際に旅行している時の行動まで考えて機能を作ることを意識しました。
開発で工夫したこと
特にこだわったのは、モバイルアプリのデザインと操作の分かりやすさです。
このアプリでは、旅行者が欲しい情報に素早くたどり着けることが一番重要だと考えたため、できるだけシンプルな画面構成を意識しました。
一方で、日本を旅行していることを少しでも感じてもらえるように、和紙をイメージした背景や、日本らしさを感じられる濃い緑をデザインに取り入れました。
また、画面遷移についても、なるべく操作回数を減らし、「条件を選ぶ → おすすめを見る」という流れが直感的に分かるように設計しました。
見た目だけではなく、旅行中でも迷わず操作できることを意識してUIを考えました。
苦労したこと
今回の開発では、企画からUI設計、実装、スポットデータの作成、英語対応、App Storeへの公開まで一貫して自分で担当しました。
その中でも特に大変だったのが、観光スポットのデータ作成です。
実際に存在するスポットを数十件調べ、それぞれの予算や滞在時間、特徴などを確認しながらデータとして登録していきました。
また、ユーザーが選んだ「予算」や「時間」などをもとにスポットを表示する仕組みも難しい部分でした。
条件を厳しくしすぎると表示されるスポットが少なくなり、逆に条件を広げすぎると、ユーザーが選択した内容とは少し違うスポットが表示されることがあります。
そのため、「どこまでをおすすめとして許容するのか」という基準を何度も調整しました。
単純に条件が一致するかどうかだけではなく、実際に利用する人にとって納得できる結果になっているかを考えながら修正していきました。
開発を通して学んだこと
今回の開発を通して特に学んだのは、「機能を作ること」と「ユーザーが使いやすいものを作ること」は違うということです。
開発している側からすると便利だと思う機能でも、旅行中のユーザーにとって操作が複雑であれば使いづらいものになってしまいます。
そのため、どんな機能を追加するかだけではなく、
「旅行中ならどんな状況で使うのか」
「どのくらいの操作で目的の情報にたどり着けるのか」
「言葉が分からなくても使えるか」
といった、実際に利用する場面を考えることの大切さを学びました。
また、自分自身が海外旅行で感じた不便を、アプリという形で解決する経験ができたことも大きな学びでした。
技術を使うこと自体を目的にするのではなく、自分や誰かが困っていることを見つけ、それをどうすれば少し便利にできるのかを考えることが、サービス開発では重要だと感じています。
今後も、自分の経験や興味を活かしながら、実際に使う人の役に立つサービスを作っていきたいと思っています。