〜100万人規模の全国調査を成功に導いた“最悪を想定する設計力”〜
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100万人超の小中学生を対象とした、全国学力調査プロジェクトに携わりました。本格的にCBT(Computer Based Testing)が導入された初年度であり、全国の学校で環境や対応力に差がある中、「調査が実施できない」「答案が紛失する」という二大リスクにどう備えるかが最大の課題でした。
また、答案の回収から採点・集計に至る工程は非常にタイトなスケジュールで組まれており、「品質」と「納期」の両立も重要なテーマでした。私は、各工程における成果物の粒度を明確にしたWBS設計とマイルストーン管理を徹底し、品質を担保しながらもスケジュールを確実に守るラインを見極めて調整を行いました。
一方、CBT実施に必要なアカウントの整備状況が全国的に把握できていなかったため、まずは現状の確認からスタート。未整備の学校にはコールセンターを通じた丁寧な支援を行い、紙調査への移行も含めた柔軟な運用設計で、どの学校も確実に調査が行える体制を構築しました。
さらに、答案紛失のリスク管理として、受取・点検・スキャンなど各工程ごとの枚数チェックと授受記録を徹底し、ヒューマンエラーを最小化する業務設計を実施。緊急事態にも迅速に対応できるよう、チームと連携した体制づくりにも注力しました。
結果として、全校実施・答案紛失ゼロ・納期遵守という高い目標を達成し、社内外からの信頼を獲得。継続受注や新規案件の獲得にもつながったプロジェクトです。