山本和佳のTIPS:夢を諦めた先に見つけた、もう一つの「舞台」での輝き方
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「女優の夢を諦めるって、辛くなかったですか?」
先日、就活中の後輩にこう聞かれました。
正直に答えます。辛かった。でも今は、あの時の決断が正しかったと心から思えています。
芸能事務所を辞めた日
22歳の春、私は芸能事務所を辞めました。
2年間で受けたオーディションは50回以上。でも、合格は一度もありませんでした。
「もう一度だけ」「次こそは」と自分に言い聞かせ続けましたが、現実は変わらない。
最後のオーディションで落ちた時、控室で泣いている自分を見て気づいたんです。
私は「女優になりたい」のではなく「人の心を動かしたい」だけだった。
新しい舞台との出会い
Webマーケティング会社に転職して半年後、転機が訪れました。
担当していた企業アカウントの投稿が、初めて大きく反響を呼んだんです。
コメント欄には「感動しました」「涙が出ました」「シェアさせてください」の言葉が並びました。
その瞬間、確信しました。
これも立派な「舞台」だ。
女優時代のスキルが開花した瞬間
SNS運用で発揮されたのは、まさに女優を目指していた時に培ったスキルでした。
表現力
30秒の動画に込める感情の起伏。カメラワークから音楽選択まで、すべてが「演出」です。
人を惹きつける力
フォロワーの心を掴む投稿作り。これは観客を魅了するのと同じテクニックです。
キャラクター作り
企業ブランドの「人格」を設計する作業は、役作りそのものでした。
数字が教えてくれたこと
女優時代は結果が見えにくかった。でもSNS運用は違います。
・エンゲージメント率 ・フォロワー増加数 ・コメントの質
すべてが数値化され、自分の成長が目に見える。
この「成果の可視化」が、私に新しい自信をくれました。
舞台は一つじゃない
今、私が立っているのは「スマートフォンの画面」という舞台です。
観客は全国にいる何千人ものフォロワー。
彼らの心を動かし、企業と顧客をつなぐ架け橋となる。これも立派な表現者としての仕事です。
女優の夢を諦めたのではなく、表現の場を変えただけだったんです。
夢を諦める勇気
「夢を諦める」というと、ネガティブに聞こえるかもしれません。
でも時には一つの夢を手放すことで、もっと自分に合った道が見えてくることがあります。
大切なのは「何をしたいか」ではなく「なぜそれをしたいか」。
その本質さえブレなければ、形は変わっても必ず道は見つかります。
今の私の「舞台」
自分らしい発信を大切にしながら、企業のブランディングを支援する。
これが今の私の表現活動です。そしてこの舞台で、私は確実に輝いています。
夢の形は変わっても、夢を追い続けることはやめない。それが私のスタイルです。