【半田烈 ISAOHANDA】数字の裏側にあるもの
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私はWebマーケティングのプロフェッショナルとして、数多くのスタートアップ企業の成長を支援してきました。この仕事をしていると、どうしても「数字」や「データ」のことが中心に思えてしまうことがあります。クリック率、コンバージョン率、ROI(投資対効果)……、これらはすべて私たちが生きていく上で欠かせない指標です。
でも、最近ふと気づいたんです。数字やデータを追い求める中で、見落としがちなことがある。それは、企業の成長を支えている「人」や「ストーリー」です。
成果に隠れた「人間の営み」
SNS広告やデジタルキャンペーンの運用は、ほとんどがデータに基づいています。ターゲティング、ユーザー行動分析、広告費の最適化——すべてが精密に計算された数字です。しかし、その背後には常に「人」がいることを忘れてはいけません。
数字はもちろん重要ですが、その数字が示す「背後にいる人たちの反応」や「共感」こそが、最も価値のあるものだと最近感じています。
あるスタートアップのクライアントと一緒に進めたキャンペーンで、データ上ではかなり優れた成果が出ました。しかし、成功の裏にあったのは、チーム全体の情熱や一人一人が発信したメッセージでした。その情熱が広告コピーに現れ、ユーザーとの深い繋がりを生んだのです。数字だけでは捉えきれない「人間的な部分」が、成果を生み出していたんですね。
チームワークと共感の力
スタートアップや新興企業の魅力の一つは、そのフラットでオープンな文化です。企業規模が小さいからこそ、一人一人の意見が重視されます。少人数だからこその「チーム感」や「一体感」も、この仕事において欠かせない要素だと感じます。
特に、マーケティング活動においては、チーム全体が共通のビジョンや目標を持って進んでいくことが非常に大事です。データや数字でいくら最適化したとしても、もしそのキャンペーンがクライアントのビジョンやブランドに共感しないものであったら、ユーザーの心を動かすことはできません。
たとえば、私が手掛けたあるプロジェクトでは、チーム全員がそのブランドの「ストーリー」を理解し、共感し、その上でキャンペーン戦略を考えました。それが結果として大きな成果を生み出したのですが、その成功は単にデータを追いかけただけでは得られなかったと思います。やはり、人と人が共鳴し、協力し合うことで、数字以上の成果を生むことができるんですね。
これからのマーケティングと「人間性」
私はこれからも、マーケティングの中で「人間性」を大切にしたいと思っています。もちろん、データに基づく戦略は非常に重要です。ですが、最終的にはその戦略がどれだけ「人々の心」に響くかが重要だと感じています。数字はあくまで「手段」であって、最終目的は「人との繋がり」だということを忘れないようにしたい。
これからも数字だけではなく、チームメンバーやクライアントとの関係性、そしてキャンペーンを通じてユーザーとどう繋がるかを大切にしながら、マーケティング活動を進めていきます。
「数字の裏側にあるもの」——それは、企業の成長を支える人々の思いと情熱であり、共感が生み出す力だと確信しています。