好きを追求することで得られる価値
僕は昔から勉強が嫌いでした。高校まで机に
向かうことにまったく興味が持てなかった。
当然その中には“英語”も含まれていました。
でも、そんな僕にも
ひとつの強い思いが生まれました。
「イギリスに行って、ヴィダルサスーンの
カット技術を習得し一流になりたい」
ただそれだけ。
でも、その「好き」が、
僕の人生を本気で動かし始めました。
■ 好きが“プロセス”を自動的に決めていく
イギリスに行くためには、
まず400万円必要だとしった。
だから3年間で貯めることを決めた。
美容師の免許も取らなければいけない。
スタイリストとしてお客様に入客できる状態を
つくる必要もある。
気づけば、18歳の僕は
目標 → そこに必要なプロセス
という構図を自然に描いていました。
好きだからこそ、行動に迷いがなかった。
■ 英語は“好き”ではなかった
そして渡英。
今でも忘れない2002年9月21日。ウォータールー駅で右を見ても左を見ても外国人だらけ
周りは全員英語。血の気がスーッと引いたのを
今でも覚えています。
僕は英語なんて全く話せなかった。
“How are you?” に
“How are you.” と返すレベル
それでも生きるためには、働くためには
英語を学ばざるを得なかった。
午前中はイングリッシュスクール。
もちろん一番下のビギナーからスタート。
そこから一年かけて、
最終的にはアッパー・インターミディエイト(中級上位) まで上がることができた。
なぜか?
それは——
好きなもののために必要だったから。
“英語を好きになったから”ではない。
“好きなことに近づくために必要だったから、
勝手にやれた” ただそれだけ。
■ 本当に大事なのは「英語力」ではなく
「想いの強さ」だった
ロンドン生活が1年半を過ぎた頃、
通帳の残高は残りわずかだった
このままでは帰国の飛行機を買ったら終わり。
そんな危機的状況で、僕はボスを呼び、英語でこう伝えました。
「このサロンが大好きだ」
「この仲間と一緒に働き続けたい。」
完璧な英語じゃない。
でも、「伝わった」
その結果、ワークパーミットを取得
100%イギリス人の顧客だけを担当するサロンで働くことが許されました。
日本人美容師の多くは“日本人サロン”で働きます。
でも僕は逃げませんでした。
なぜなら、僕の“好き”は、
「イギリス人のお客様に、自分の技術を提供すること」だったからです。
■ そして今、僕が伝えたいこと
日本に戻った今、
英語が好きかと言われれば
正直、どちらでもありません。
得意でもないし、
わざわざ勉強したいとも思いません。
でも、海外旅行で困ることはほとんどありません
英語に対する苦手意識はありません。
なぜか?
それは、
目的と目標のために“必要だから身についた” からです。
好きなものを追求すると、
必要な力が後からついてくる。
嫌いなものでも勝手に身につく。
これは僕の経験から言える、
“好きの力” の本質です。
■ 若いあなたへ伝えたいこと
・好きは勝手に人を動かす
・好きは努力を努力と思わせない
・好きは必要な力を引き寄せる
・好きは人生の方向を決める
好きなことを追求することには、
人生を変える力があります。
あなたの中にある小さな“好き”を、どうか軽く扱わないでください。
それは、未来の可能性そのものだから