祖父の介護から、YouTube運用PMOへ。私がこの仕事を選んだ理由。
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介護職に入ったのは、祖父の介護がきっかけでした。
専門家に任せるしかなかった。
自分には何もできなかった。
その無力感がずっと残っていました。
でも同時にこう思いました。
「知識があれば、自分にもできることがあるんじゃないか」と。
祖母がまだ存命だったこともあり、
いつか家族で介護するときに
自分が知識を持っていれば力になれる。
そう考えて介護の現場に入りました。
・・・
7年間働きました。
祖母を看取ったあと、初めて
「自分は何をやりたいのか」と向き合いました。
ずっと興味があったクリエイティブの世界へ
踏み出したのは、そのときです。
ただその7年間で、忘れられない場面がありました。
・・・
おむつ交換の場面でした。
要介護者を横向きにしておむつを当て、
仰向けに戻したとき、おむつがズレていた。
そのとき、先輩によって対応が違いました。
もう一度横向きにして当て直す人。
足の方へ引っ張って調整する人。
どちらも間違いではない。
でも新人の私には判断できなかった。
教えてくれたのは派遣社員だけではありませんでした。
正社員も教えてくれた。
別の施設から転職してきた社員も教えてくれた。
全員が善意で、全員が経験から教えていた。
でも全員のやり方が少しずつ違った。
新人は教わった人のやり方を正解だと思う。
別の人に習った新人は別のやり方を正解だと思う。
施設に基準がなかったわけではないと思います。
3〜4年後、100ページを超えるマニュアルが
現場に置かれることになります。
ただそのとき既に、
「人によって違うやり方」が
現場に深く根を張っていた。
誰も悪くない。
ただ、仕組みがなかった。それだけでした。
・・・
もともと私は、場の「ズレ」が
気になって仕方ないタイプです。
誰かがその構造のせいで割を食っている、
理不尽に消耗している——
そういう違和感を感じると、頭から離れなくなる。
介護現場で最初に動いたのも
「効率化したいから」ではありませんでした。
「この状況は、おかしい」という感覚だけでした。
・・・
YouTube制作の現場に入ったとき、
同じ景色がありました。
「前回と違う」「誰の指示が正しいの?」
「またここ直すんですか?」
言っている人も、言われている人も、
誰も悪くない。ただ仕組みがなかった。
それだけでした。
・・・
私がYouTube運用PMOとして
仕組みを設計するのは、「効率化したい」からじゃない。
誰も理不尽に傷つかない現場をつくりたいからです。
担当者も、制作会社も、現場の編集者も——
関わる全員が安心して動ける状態を設計する。
それが私の仕事です。
もし今、同じような現場で
悩んでいる方がいれば、
気軽にメッセージをください。