株式会社ROYAL YELLOW HLD.(ロイヤルイエローホールディングス)代表取締役の倉知礼門です。
2026年9月5日、生成AI人材育成スクール「THE MONOLITH(ザ・モノリス)」を開講しました。
「飲食をやっている会社が、なぜAIスクールを?」
そう聞かれます。順番は逆で、自社でやってみて、うまくいかなかったから作った、というのが正確です。
最初のやり方は、全部失敗した
うちは名古屋・東京で直営8店舗の飲食に加え、AI・DX教育、デザイン、金融、不動産、コンサルティングを自社7社で運営しています。当然、社内にも生成AIを入れようとしました。
最初にやったのは、ツールの研修です。
プロンプトの書き方を教える。便利な使い方を教える。実演して見せる。研修の場では、みんな「すごい」と言います。
それで、翌週にはもう誰も使っていない。
これを何度か繰り返しました。教え方が悪いのかと思って、資料を作り直したり、時間を長くしたりもしました。それでも変わりませんでした。
分かったのは「渡し方」の問題だった
ある時、店舗の責任者と話していて気づいたんです。
彼は、AIの使い方が分からないんじゃなかった。自分の仕事のどこをAIに渡せばいいのかが分からなかったんです。
彼の一日は「シフトを組む」「発注する」「新人を教える」といった、大きな塊でできています。この塊のままAIに投げても、まともな答えは返ってきません。
でも「先月の売上と天気から今週の客数を予測する」「新人向けの説明の言い回しを3パターン出す」というところまで分解できていれば、AIはちゃんと働きます。
つまり、必要だったのはツールの操作技術ではなく、自分の業務を分解して、AIに渡せる単位にする技術でした。
順番を変えて、分解の工程から教えるようにしたら、はじめて現場で使われるようになりました。
その転換を、そのままカリキュラムにした
THE MONOLITH(ザ・モノリス)は、この経験をそのまま設計に落としています。
- Webブラウザで完結。インストールも環境構築も不要です。
- 全40ミッション形式。1回15〜30分なので、通勤中や休憩中に進められます。
- プログラミングの知識は不要です。
- 軸にあるのは「自分の仕事をAIに渡せる形まで分解する力」。
滅亡後の世界を舞台にした物語の中で学ぶ、という形をとっているのも理由があります。座学は続かないからです。研修が定着しなかった原因のひとつは、率直に言って「つまらなかったから」でした。
現場を持っている会社が作る意味
AIスクールは世の中にたくさんあります。その中でうちが名乗りを上げる理由があるとすれば、教材の裏に、うまくいかなかった現場があるということだと思っています。
きれいな成功事例からは、きれいな教材しか生まれません。定着しなかった半年があったからこそ、どこで人がつまずくかが分かる。
「大切な人の、大切な人を、大切にする」というのが、株式会社ROYAL YELLOW HLD.(ロイヤルイエローホールディングス)の理念です。受講してくださる方の先には、その方の同僚や部下がいます。その人たちの仕事まで少し楽になるところまでを、このスクールのゴールにしています。
THE MONOLITH(ザ・モノリス)の詳細は公式サイトをご覧ください。
https://the-monolith.jp/
倉知礼門