医療従事者の経験 × デザインで「医療」を届けるWebデザイナーを目指して
1.キャリアチェンジへの想いと学習への姿勢
私は、約20年間、医療事務や調剤助手、電子カルテインストラクターの業務を行ってきました。直接患者様の治療に関われるわけではありませんが「専門職(医師・看護師)への的確なサポート」をすることで患者様に医療を届けられることがやりがいでした。
そして趣味として制作したデザインを周囲の方々に喜んでいただくという経験から、この先は「医療×デザイン」のお仕事をしたいと考えるようになりました。
Webデザイナーへの転身を決意後、現在は短期集中型のデザインコースを受講し、実務レベルの課題に取り組んでいます。(2025年8~12月)
■バナー制作、LPサイト制作、コーディング(HTML・CSS、JavaScript)、UIUXデザイン、スライド資料
【学習の工夫と成長素養】 電子カルテインストラクターをしていた際は教えていただくだけでなく、先輩や上司の仕事を見て学び、お客様が何を求めているか、どのように言語化すれば伝わるのかを自分なりに分析、アウトプットするという方法を徹底。デザイナーとしても教えていただくだけではなく、常に自身で学ぶことを継続し即戦力化に貢献します。
2.デザインに転用できる私の2つの強み
【強み①:課題の核を掴む力とホスピタリティ】 ユーザーの心理的・情報的障壁を取り除く設計力
私は依頼や質問内容の背景を考え行動することが得意です。電子カルテインストラクター時代、システムに対し苦手意識のあるお客様は「何が分からないのかも分からない」という心理的な壁に直面していることがよくありました。私は傾聴したあと、お客様が課題としていることは何なのか特定をし、疑問解決だけでなく、寄り添う姿勢で心的な負担を取り除くサポートを徹底しました。
▶︎ デザイナーとして: クライアントの課題が何なのかを分析、その課題解決のための情報設計をします。特にこれまで経験してきた医療分野のWebコンテンツにおいて、ユーザー(患者・医療従事者)の不安を取り除くためのUXライティングや情報設計が強みです。
【強み②:実行力・プロセス設計】 リスクを回避するプロセス改善力
現在の職場では、注射薬準備の非効率な動線により、作業時間増加とインシデントリスクが存在しました。同僚に確認すると同じ課題を感じていたとのことなので、作業を「分業・並列化」するフロー改善を提案・実行。結果、インシデント件数を約80%減少させることに成功しました。
▶︎ デザイナーとして: ミスが許されない医療現場での経験を活かし、デザイン制作においてもこのリスク回避と改善の視点を取り入れます。アクセシビリティを常に意識し、「リスク回避のプロセス」を組み込み、安全で使いやすいWEBサイトを作り上げます。