私のストーリー
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採用する側も、される側も、知っているライターになるまで
社会人のスタートは、求人広告の原稿制作だった。
リクルート系の採用広告代理店で、中小企業の採用担当者と向き合い、「どんな人が来てほしいか」を言葉に変える仕事をした。飲食・医療・サービス業と業種は問わず、毎月何十本もの原稿を書き続けた。当時、コンビニのアルバイト採用で応募0名を30名に変えた原稿がリクルート社の審査会で200作品中上位30選に入ったとき、「言葉には力がある」と確信した。
その後、マイナビに転じて採用コンサルタントとして約8年を過ごした。大手・中堅企業の採用戦略を設計し、岐阜エリアの取引社数を3年で80社から200社へ拡大した。後半は教育研修事業部に移り、採用だけでなく「入社後の定着・育成」まで一貫して支援するようになった。
ここで気づいたことがある。採用に失敗する企業のほとんどは、「自社の魅力を言葉にできていない」という問題を抱えていた。求人票に書かれているのは条件と業務内容だけ。そこで働く人の体温が、どこにも伝わっていない。
現在はBtoB SaaSの営業・マーケティングに従事しながら、副業でインタビューライター・キャリアコンサルタントとして活動している。マイナビ転職での求人広告・インタビュー記事の制作は年間200件を超え、誰もが知っている家電メーカーの新卒採用コンテンツにも携わってきた。
国家資格キャリアコンサルタントを取得したのも、「書く」だけでは届かない部分があると感じたからだ。求職者が本当に伝えたいことを引き出すには、ライティング技術の前に、人の話を聴く力がいる。取材でインタビューが深まる瞬間は、営業で商談が動く瞬間に似ている。
20年かけて身につけてきた「聴いて、整理して、伝える」という一連の動きが、今の仕事に全部つながっている。
採用する側の論理と、転職を考える側のリアル、両方を知っているライターは多くない。そのポジションで、採用コンテンツの質を上げることに貢献したいと思っている。