AIで“作れる”時代に、あえて“理解する側”に立つ理由
正直に言うと、
最近の個人開発や業務では、最初からすべてを自力で書いているわけではありません。
Cursor や Claude などの AI を使えば、
Next.js や Supabase を使ったアプリケーションは、かなりの速度で形になります。
でも、作ってみて強く感じたことがあります。
「動く」と「理解している」は、まったく別物だということです。
AIで作れる。でも、それだけでは足りない
AIを使えば、
・画面は出る
・データは保存される
・一通りの機能は動く
ただしその裏側で、
- この状態はどこで管理されているのか
- なぜこのデータ構造なのか
- UIとバックエンドの責務はどこで分かれているのか
こうした部分がブラックボックスのままだと、
プロダクトは「育てられない」と感じました。
今の自分の開発スタイル
そこで今は、次のようなスタイルで開発しています。
- AIでまず動くものを作る
- その後、
- データの流れ
- 状態管理
- 権限や責務の分離
を一つずつ整理する
- 「なぜこの実装になっているか」を
自分の言葉で説明できる状態にする
特に、
Supabase(Auth / RLS)を使った権限設計や、
業務フロー型のUIでは、
**「後から理解して設計を整える力」**が重要だと感じています。
AI時代にエンジニアとして価値を出すには
AIがコードを書く時代だからこそ、
- どこが危ないか
- どこが将来のボトルネックになりそうか
- どうすれば運用しやすくなるか
こうした視点を持って
人間側が判断できることが価値になると思っています。
私は、
「全部AIに任せる人」でも
「AIを否定する人」でもなく、
AIを使いながら、理解と改善を引き受ける側
でありたいと考えています。
興味のある領域
- 新規事業・社内ツールの立ち上げ
- Airtable / Notion などからの脱却
- 業務フローを意識したWebアプリ
- AIを活用しつつ、運用できる設計
まだ学ぶことは多いですが、
作って・迷って・理解して・改善する
このサイクルを回し続けています。
同じようなフェーズのプロダクトやチームがあれば、
ぜひお話しできると嬉しいです。