納豆の糸を100回混ぜる間に見える事業戦略
Photo by Seiya Maeda on Unsplash
こんにちは!石田大顕です。
朝の食卓で納豆を混ぜているとき、ふと、この粘り気の中にこそスタートアップの成功法則が隠されているのではないかと確信しました。デザイナーとして多くの事業に携わってきた私が最近注目しているのは、完成されたロゴや美しい配色ではなく、混ざり合う前のバラバラな豆たちが、どうやって一つの強固な粘りを持つ組織へと変化していくかというプロセスです。納豆を混ぜる回数が増えるほど、空気を含んで白く輝き、その糸は切っても切れないほど強くなります。これこそが、私が提供したい売上に貢献するデザインの理想形なのです。
多くの企業は、最初から完璧な粘り、つまり完成されたブランドイメージを求めすぎているように感じます。しかし、本当のブランドとは、混ぜるという地道な対話の繰り返しによって生まれる副産物です。デザイナーである私の役割は、箸となってその組織という器をかき混ぜ、バラバラだった個性を一つの大きな力へと統合することにあります。10回混ぜただけでは豆はただの豆ですが、50回、100回と執念深く混ぜ続けることで、そこには誰も真似できない独特の風味が宿るのです。
私が制作会社で働いていた頃も、そして独立してフリーランスになった今も、最も大切にしているのは、この混ぜる工程における空気の含ませ方です。デザインという言葉を聞くと、何かを付け足す作業だと思われがちですが、実はその隙間にどれだけ情熱という名の空気を送り込めるかが勝負です。スカスカの組織にデザインだけを貼り付けても、それはすぐに剥がれ落ちてしまいます。豆の芯まで熱が伝わり、全体が一体となって初めて、市場という荒波の中でも千切れない強い糸を引くことができるのです。
ウォンテッドリーで新しい挑戦を探している皆さんも、自分という豆をどこの器で混ぜるべきか悩んでいるかもしれません。大切なのは、混ぜる箸の性能ではなく、どれだけ一緒に混ざり合える仲間がいるか、そしてその摩擦を楽しめるかどうかです。私はデザインを通じて、その摩擦を最高のエネルギーに変える手助けをしたいと考えています。粘り強く、それでいて軽やかに、常識をひっくり返すような一皿を作り上げること。それが、私たちが目指すべき事業の姿ではないでしょうか。
納豆の糸が天高く伸びるように、私たちの可能性も限界を決めなければどこまでも広がっていきます。器の底に残った一粒まで愛着を持って接することができるチームこそが、最終的に勝つのです。デザインも経営も、実は朝ごはんの風景の中にすべての答えが転がっています。もしも今、あなたの事業に粘りが足りないと感じているなら、一度ゆっくりと深呼吸をして、混ぜるスピードを変えてみてください。そこには、まだ誰も見たことがないような、白く美しく輝く未来の輪郭が浮かび上がってくるはずです。
私はこれからも、納豆の糸に宇宙を見出すような自由な発想で、クライアントの熱量を形にしていきます。混ぜれば混ぜるほど強くなる、そんな強固なブランドを一緒に作り上げませんか。朝の静寂の中で箸を動かしながら、私は新しい出会いと、その先に待っている予測不可能な化学反応を心から楽しみに待っています。