【実録】赤字で撤退した事業の「ソースコード」に、なぜ3,000万円の値がついたのか?
こんにちは。
事業再生・資産譲渡エージェンシー「VALORIS」代表の長福です。
今日は、私たちが提唱する「Phoenix査定」の核心部分、
「なぜ、売上ゼロの赤字事業が高値で売れるのか?」
というカラクリについて、具体的なロジックをお話しします。
M&A業界の常識では、赤字企業の価値は「ほぼゼロ」です。
しかし、IT/Web業界においては、その常識は通用しません。
実際に、累積赤字の撤退案件であるにも関わらず、
そのソースコードとシステム一式に「3,000万円」の値がついた事例をベースに、
その算出根拠を解説します。
1. 財務諸表ではなく「再調達コスト」で見る
一般的な企業価値算定(バリュエーション)は、
EBITDA(営業利益)の数年分、といった計算をします。
これでいくと、赤字事業の価値はつきません。
しかし、私たちPROJECT BATONは
「コスト・アプローチ(再調達原価法)」で評価します。
シンプルに言えば、
「このシステムを、今からゼロで作ろうとしたら、いくらかかるか?」
という視点です。
3,000万円の内訳
あるSaaSプロダクト(開発期間1年半、エンジニア5名稼働)の例で見てみましょう。
この事業はPMF(市場適合)せず撤退が決まりましたが、
コード自体は非常にモダンで高品質なものでした。
買い手企業(DXを進めたい大手企業)にとっての価値計算はこうなります。
① 「エンジニア工数」の価値
このシステムと同等のものを開発するには、
優秀なエンジニア3名が1年は必要だと見積もられました。
- エンジニア単価:80万円/月
- 人数:3名
- 期間:12ヶ月
- 計算:80万 × 3名 × 12ヶ月 = 2,880万円
つまり、このコードを買うということは、
「約2,900万円分の人件費」をショートカットできるのと同じ意味を持ちます。
② 「時間」の価値
開発には「1年」かかります。
しかし、譲渡を受ければ「来月から」使えます。
競合他社より1年早く市場に出られる(Time to Market)。
この「1年という時間」に、経営者は数千万円以上の価値を感じるのです。
③ 「失敗データ」の価値
前オーナーが
「この機能は使われなかった」「このUIは不評だった」
という検証を済ませています。
買い手はその「失敗済みのデータ」があるおかげで、
同じ落とし穴に落ちずに済みます。これも見えない資産です。
「ゴミ」ではなく「部品」として見る
撤退する経営者にとっては
「利益を生まなかったゴミ」に見えるかもしれません。
しかし、これから新規事業を作ろうとしている企業にとっては、
「喉から手が出るほど欲しいエンジン(部品)」なのです。
- 売り手:廃棄コストがかかるはずだったものが、3,000万円のキャッシュに変わる。
- 買い手:1年かかる開発をスキップし、検証済みの土台を手に入れる。
これが、私たちが提案する「事業リサイクル」の正体です。
あなたのコードには、価値がある。
もし、「事業を畳もう」と考えている経営者の方がいれば、
サーバーを解約してデータを消去する前に、一度立ち止まってください。
そのGitHubのリポジトリには、
次の挑戦者が欲しがる「宝」が眠っているかもしれません。
VALORISでは、独自の「Phoenix査定」により、
財務諸表には載らない技術資産価値を算出します。
あなたの努力の結晶を、適正な価格で次の未来へ繋ぎませんか?
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