AIのハルシネーションを"構造化"で防ぐ。私がプロンプトを長文にしない理由
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私には複数の才能があります。
※詳細は、以下の記事をご覧ください。
記事名:「才能の使い道」に36年悩んだ私が、1ヶ月で3つのポートフォリオを完遂するまで
URL:https://www.wantedly.com/users/202438156/post_articles/1054245
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その中の1つ"構造化能力"を生かして、分析したAI活用方法をまとめました。
私は、複数の指示内容が含まれる長文のプロンプトをAIで使用していません。
AIの精度を上げるため、「一問一答」というスタンスを選びました。
プロンプトは1つにつき内容は1つまで
私はAIを使ううえで、プロンプトの内容は簡略な方がよいと考えております。
巷でありがちなプロンプトを1つ用意してみました。
新着記事の構成案とタイトル案の作成依頼
以下の条件で記事の構成案を作ってください。
ターゲットは30代の共働き夫婦で、最近家を買おうか悩んでいる層です。FP(ファイナンシャルプランナー)のような専門的かつ親しみやすいトーンでお願いします。
キーワードとして「住宅ローン」「控除」「共働き」「ペアローン」は必ず入れてください。見出しは5つ以上で、各見出しごとに300文字程度の要約も付けてください。
以上、よろしくお願いします。
これでもAIは適した文章を出力してくれるはずです。
でも、出力した記事を確認すると、なんとなくありがちな記事になりませんか。
そして「まぁ、AIが考える記事だし」と、妥協したりすることってありませんか。
たくさんのことを同時に指示されたら、AIだって混乱する
AIの仕組みは何なのかと聞かれたら、"同時にたくさんの処理ができる統計学システム"だと私は答えます。
それでは、ここに統計学が得意な人を一人呼んで、お仕事をお願いしたいと思います。
私「1年のうちにりんごがもっとも食べられる時期っていつか教えて。」
統「11~12月ですね。日本のリンゴ生産の約半数を占める王道品種『ふじ(サンふじ)』の収穫時期がこのタイミングだからです」
スムーズに会話ができます。
それではこの質問を複雑にしてみます。
私「1年のうちにりんごとミカンがもっとも食べられる時期を教えて。ミカンをたくさん食べる人はどういう人なのか統計的に分析したうえで、りんごが食べたくなるような文章を統計的に算出して1000文字程度にまとめて」
統「???」
こんな指示をされたら、誰もが一瞬混乱してしまいます。
AIは機械なので一生懸命考えてくれます。
しかしその裏では、あなたが今感じた混乱をAIも抱えながら処理をしています。
そんな処理の負担を抱えたまま、AIは優れた結果を出力できるでしょうか?
私が複雑で長文なプロンプトを避ける理由は、このためです。
人に教えるように、AIにも指示した方がいい
では一体どのようにAIに指示を出したらよいのでしょうか。
私が意識しているのは、「AIを一人の新人として扱うこと」です。
例えば先ほどのプロンプト。
新着記事の構成案とタイトル案の作成依頼
以下の条件で記事の構成案を作ってください。
ターゲットは30代の共働き夫婦で、最近家を買おうか悩んでいる層です。FP(ファイナンシャルプランナー)のような専門的かつ親しみやすいトーンでお願いします。
キーワードとして「住宅ローン」「控除」「共働き」「ペアローン」は必ず入れてください。見出しは5つ以上で、各見出しごとに300文字程度の要約も付けてください。
以上、よろしくお願いします。
上記を実施したいとき、新人にはどのように説明したら伝わるでしょうか。
そう、まずは自己紹介と情報共有です。
私「30代の共働き夫婦に家を売りたいので、購買欲を刺激する記事を用意したい。君は、30代の共働きの夫婦で、家を買おうとする理由ってなんだと思う?」
そこから新人に仕事を教えるように1つ1つ確認しながら、アイデアを出してもらい、記事にしてもらいます。
一問一答の繰り返しの何がよいのかというと、"自分の記事"が書けるということです。
「AIの返答から、あなたはどこに注目したのか」そういったAIでは出せない思考の痕跡を、一問一答方式では生み出すことができます。
さらに質問を簡略化することで、AIの回答の精度を上げるという効果も期待できます。
またAIのハルシネーションチェックも、過去の会話を振り返ることで容易になります。
このような理由から、特にクリエイティブ作業では、私は一問一答を意識してAIに指示を出すようにしています。
AIの活用方法は"構造化能力"によって思いついた
一問一答方式は、私がAIを使い続けるうちに思い至った使い方です。
もともと"逐次投入(ステップ・バイ・ステップ)"や"Chain of Thought(思考の連鎖)"という概念があるようで、私が初めて考えたというわけではないようです。
私はAIの利用を通して、そのプロセスを構造化し、AIの能力を引き出す活用方法を考えました。
これが私の"構造化能力"です。
この"構造化能力"は、既存のWebコンテンツサービスや会社運営を分解し、トラブルの原因や改善点を分析するうえで大いに役立つと私は考えています。
ぜひ貴社での「私の構造化能力の活かし方」を考えてみませんか?
「「才能の使い道」に36年悩んだ私が、1ヶ月で3つのポートフォリオを完遂するまで」
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「"自走力"の勝利。未経験から1か月未満で3つのポートフォリオを仕上げた方法」
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