AIと5日間で、Webサイトを自動診断するツールを作った話
商談の場で、こんなことがよくあります。
「うちのサイト、なんか古い気がするんですよね」
でも、何が問題なのか、どこをどう直せばいいのか、経営者には分からない。制作会社に相談しようにも、そもそも何を聞けばいいかも分からない。
その「分からない」を埋めるものが作れないかと思い、ツールを作ることにしました。
URLを入れたら、診断レポートが出る。
それだけのシンプルなコンセプトです。
名前は「Site Doctor」。Webサイトをお医者さんのように診断する、というイメージから付けました。
診断するのは5つのカテゴリです。
集客力(検索されやすいか)、信頼感(会社として安心できるか)、使いやすさ(迷わず問い合わせできるか)、スマホ対応(スマートフォンでちゃんと見えるか)、表示速度(ストレスなく開けるか)
それぞれA~Eの5段階と点数で評価されます。専門用語は使わず、「このままだと問い合わせの機会を逃している可能性があります」といった、経営者に伝わる言葉で書かれています。
作るのにかかった時間は、5営業日。
Google の PageSpeed Insights API でパフォーマンスを計測し、HTMLを自前で解析して15項目のチェックを行い、Claude AI が改善提案の文章を生成する。そういう仕組みを、1人で設計・実装しました。
技術的な部分でいうと、AI に数字を触らせないのがひとつのポイントでした。「表示速度が○○秒遅い」という数値は計測値から機械的に取得し、それに対する提案文だけをAIに書かせる。こうすることで、AIが自信満々に間違った数字を出すリスクをなくしています。
このツールを作った理由は、もうひとつあります。
営業のきっかけ作りです。
「サイトを診断しますよ」という入り口は、直接「制作の仕事をください」と言うより、ずっと自然に話を始められます。診断結果を見ながら「ここが気になりますよね」と話すと、会話が生まれます。
Web制作の仕事をもらうことより、まず「相談できる人」として認識してもらうことの方が大事だと思っているので、そのための仕組みを自分で作った形です。
Webサイトを持っていて、「なんとなく不安」という経営者の方がいれば、一度試してみてください。URLを入れるだけです。
Site Doctor — by RAデザイン