「『女性なのに海上自衛隊?』そう言われ続けた私が、それでも挑戦を選び続ける理由。」
「女性なのに海上自衛隊?」
高校を卒業して進路を決めたとき、何度も言われた言葉です。
周りから見れば、もっと違う仕事があったかもしれません。
でも私は、昔から誰かが決めた”普通”の人生を歩くことに違和感がありました。
自分の限界を知りたい。
誰かの役に立てる人になりたい。
そんな想いから、私は海上自衛隊への道を選びました。
入隊して最初に感じたのは、「想像以上」という言葉では表せないほどの厳しさでした。
早朝から始まる訓練。
規律ある集団生活。
体力的にも精神的にも追い込まれる毎日。
「もう無理かもしれない。」
そう思った日は、一度や二度ではありません。
女性だからと特別扱いされることはありません。
だからこそ、「女性だからできない」と思われたくないという気持ちは、人一倍強かったと思います。
できないことより、できるようになるまで努力すること。
それだけを考えて毎日を過ごしていました。
自衛隊で学んだことは、体力だけではありません。
約束を守ること。
仲間を信頼すること。
責任を最後まで果たすこと。
そして、自分で決めたことから逃げないこと。
今振り返ると、この経験が私の土台になっています。
人生は、思い描いた通りには進みません。
退職という選択をし、その後には結婚、出産、そして離婚も経験しました。
何度も環境は変わりました。
それでも、不思議と心が折れることはありませんでした。
なぜなら、自衛隊で過ごした日々が教えてくれたからです。
「どんな状況でも、前を向いて進むしかない。」
その考え方は、今でも私の支えです。
現在、私は営業で新しい挑戦をしています。
一見、自衛隊とはまったく違う世界に見えるかもしれません。
でも私の中では、挑戦し続けるという軸は何も変わっていません。
目の前の人の役に立ちたい。
自分自身も成長し続けたい。
その想いだけは、制服を着ていた頃も、今も変わらないのです。
海上自衛隊で学んだ「覚悟」と「継続する力」。
それは、これからどんな環境に進んでも、私の一番の武器であり続けると思っています。
次回は、シングルマザーになって初めて知った「本当の強さ」についてお話しします。