2026年10月22日に文部科学省の検討会議で示された令和9年度概算要求資料(デジタル教科書・GIGA・情報活用能力)を、1枚に整理しました。
整備・安全・人材が不足
- 校務DX環境の整備率:14.4%
- セキュリティポリシーの策定:5割程度
- 技術科の臨時免許状・免許外教科担任:約25%(担当教員9,649人のうち)
背景は3つの制度変更
- 2026年:法改正で教科書にデジタルの導入が可能に
- 2027年7月:自治体のセキュリティ対策を具体化した総務省令の施行
- 次期学習指導要領:「情報・技術科」などの創設
文科省が819億円要求
- GIGA関連:781億円(うち投資枠778億円)。全体の95%
- デジタル教科書:25億円
- 情報活用能力:13億円
目指す姿は3つ
- AIを安全に活用できる学校
- 紙とデジタルを組み合わせた学び
- 情報活用能力の抜本的向上
デジタルを含む教科書は、2030年度に導入予定です。
資料を読んで感じたこと
デジタル教科書は、新聞やネット記事でも話題になっているのをよく目にします。資料でも「紙・デジタルを効果的に組み合わせた学び」と示されているとおり、デジタルを排除するのではなく、目的に合った使い方を大事にしてほしいと思います。
今回の要求額がそのまま全額認められる可能性は、低いと考えています。予算は文科省だけでなく各省庁の要求を調整して決まるためです。
それでも、情報活用能力の育成や新しい教科の方向性ははっきり示されています。資料には民間企業や大学など外部人材の活用も盛り込まれており、教育の現場で企業の力が必要になる場面は、これから増えていくと考えています。
金額は概算要求段階で、確定予算ではありません。前年度予算額(3事業で23億円)は補正予算を含みません。
出典:文部科学省「教科書のデジタル活用関連の令和9年度概算要求について」(デジタルな形態を含む教科書の発行・採択等の指針に関する検討会議 第6回 資料1、2026年10月22日)
出典
文部科学省「教科書のデジタル活用関連の令和9年度概算要求について」
デジタルな形態を含む教科書の発行・採択等の指針に関する検討会議(第6回)資料1、2026年10月22日
- ファイル名:202601022-mxt_kyokasyo01-000051650_1.pdf
- 資料URL:https://www.mext.go.jp/content/202601022-mxt_kyokasyo01-000051650_1.pdf
- 会議の配布資料ページ:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/mext_02468.html
- 📷写真は、京都府舞鶴市字北吸にある赤レンガ倉庫です。