20代で食品業界の現場を経験した後、30代ではIT・通信の世界に入りました。
食品業界とはまったく違う世界です。
しかし、そこで気づいたことがあります。
技術がどれだけ優れていても、それだけでは企業は変わらないということです。
新しいシステム。
新しい通信サービス。
新しい業務ツール。
企業には次々と新しい技術が入ってきます。
ところが、導入しただけで成果が出るケースは多くありません。
理由は単純です。
技術と経営がつながっていないからです。
経営者が何を実現したいのか。
現場では何が課題になっているのか。
営業はどう変わるのか。
人はどう動くのか。
数字はどう改善するのか。
ここまで設計されて初めて、ITは経営の武器になります。
私はこの時期、営業や事業開発を通じて、
「ITを売る」のではなく、「ITを使って経営成果をつくる」
という視点を身につけました。
この考え方は、現在のAI事業にもそのままつながっています。
生成AIを導入する。
ChatGPTを使う。
Claudeを使う。
AIエージェントを導入する。
それだけでは会社は変わりません。
大切なのは、
AIを、経営のどこに接続するのか。
です。
売上なのか。
利益なのか。
人材なのか。
財務なのか。
業務効率なのか。
事業承継なのか。
だから私は、単体のAIツールではなく、企業全体を俯瞰するAIダッシュボード、そしてAI企業OSという考え方に行き着きました。
IT時代に学んだことは、
技術を目的にしてはいけない。
ということです。
これはAI時代だからこそ、より重要になると考えています。