小学校1年から中学校3年までの約9年間バスケットボールに打ち込んでいた僕は、中学2・3年時はプロ下部組織の「三遠ネオフェニックスU-15」に所属していました。
本気でプロを目指す仲間たちとの厳しい競争環境の中で、ベンチ入りを果たして試合に出させてもらう為に、また選手として成長するために、全力を尽くして練習に取り組んでいました。そして嬉しいことに先日、僕がその時に所属していたU-15のメンバーの中から二人、若くしてプロになった選手がいます。その二人は、当時から別格のバスケの上手さとオーラを放っており、同じチームメンバーなのに近づき難かったのを覚えています。
しかし当時の僕は、そんな二人と距離を置く選択を取ってしまいました。なぜかというと、二人と自分の間にある実力の差から、「自分なんかが仲良くなれるわけない」という思い込みと、ライバルから教えを請いたくないというプライドが僕の心の中にあったからです。
しかし後になって振り返って思うのは、上手くなるにはもっと交流を深めるべきだったということです。無駄なプライドを捨てて素直に教えを請い、また積極的に彼らに挑戦していくことこそが一番の上達の近道であったと感じています。
当時の僕は気持ちの面で二人に負け、挑戦することを辞めてしまっていたのです。
そして様々な場所で言われているように、失敗を恐れて挑戦することを辞めてしまった者に、成長の機会は訪れません。
彼らが最終的にプロになり、僕がなれなかった違いは、この部分にあると思っています。
思えば、彼らは上手くなるためには何でもしていました。バスケがうまい人やコーチ陣と積極的に関わって交流を図り、自分たちの技術の向上や新たな機会の取得に貪欲でした。
「上手くなるためならプライドを捨てて、嫌いなことや苦手なことでも関係なく手段として用いる」という、ある種の覚悟というべきものが彼らにはありました。
好きなことだけをしていてプロになれる程、スポーツの世界は甘くありません。
そしてそれは、どの分野にも言えることです。
「トップになるためなら、なんでもやる。」この覚悟を持っているかどうかが、最終的なその人物の到達点を決めると今の僕は思っています。