「なんで夜の世界に入ったの?」
そう聞かれたら、私は隠さず答えます。
お金も理由の一つでした
でも、それ以上に、人と話す力、人の話を聞く力を身につけたかった
言葉で人の心を動かせる人になりたかったからです。
飛び込んでみると、想像していた世界とは少し違いました
友達と飲むお酒と、仕事で飲むお酒はまったく別物
生活リズムも大きく変わり、楽しいだけではない毎日でした
それでも、この場所で出会えた人たちは、今でも私の大切な財産です。
夢を応援してくれる人
営業が終わってから、朝まで未来を語り合える人
そんな出会いが、この場所にはありました
そして、多くの方と話をする中で、一つ気づいたことがあります。
年齢も、仕事も、立場も違う
でも、話を聞いていると大きく二つに分かれていました
今を楽しそうに生きている人
そして、「あの時もっと頑張っておけばよかった」と過去を振り返る人
その違いは、お金でも肩書きでもありませんでした
若い頃に必死で挑戦してきた人は、大変だった過去さえ笑いながら話します。
「あの頃は寝る時間もなかった。」
「でも、あの経験があったから今がある。」
その言葉には、不思議なくらい後悔がありませんでした
一方で、
「あの時もっと挑戦しておけばよかった。」
「もっと本気で何かに打ち込めばよかった。」
そう話す人もいました
私は、そのどちらの人生も否定したいわけではありません
ただ、その姿を見て一つだけ思ったんです
私は、未来の自分に後悔を語る大人にはなりたくない。
だから、この場所で学べることを学び切ったら、次へ進もう。
最初からそう決めていました
この世界が悪かったわけではありません
ここでしか出会えない人がいて、ここでしか学べないことがありました。
言葉の力。人の本音。
そして、どんな肩書きの人にも、それぞれの人生があるということ。
夜の世界で私が学んだのは、接客ではありません。
「今」をどう生きるかで、「未来」の自分が変わるということでした。
だから私は、また次の一歩を選びました。
未来の自分が、「あの時、挑戦してよかった。」
そう笑って話せる人生を生きるために