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留学を通じて

50%以上の国際色豊かな大学で学んだ多文化社会と自分の趣味であるサッカーを活かすため、サッカーで有名なバルセロナでアルビレックス新潟バルセロナというチームに留学することを決意した。
留学では、スペイン語を学びながらカタルーニャ4部リーグでサッカーをし、講義としてサッカービジネスプログラムを受けている。チームは日本人、スペイン人、アフリカ人など様々な人種で構成されており、徐々にではあるがコミュニケーションを取りながら連携を深めることができてきている。リーグでは現在6位につけており、私はディフェンスダーとしてチームを後ろから引っ張っている。失点数はリーグで2番目に少なく、多少はチームに貢献出来ているが1番大事なのは昇格することであるため、攻撃の起点にもなれるよう頑張っていきたいと思っている。
サッカービジネスに関しては、中村俊輔選手が所属していたスペインの強豪RCDエスパニョールをはじめ、地元の中規模のサッカークラブを訪問し、各クラブの経営方針を聞くことができた。特にスポンサー獲得の面で地域企業と密接に関わることで経営を安定させているということを知ることができた。
さらに、日系企業にも訪問させて頂く機会を得た。FCバルセロナの新スタジアムの建設に携わっている日建設計のバルセロナオフィスを訪ね、設計に至るまでの経緯などを教えて頂いた。FCバルセロナには楽天もスポンサーとして入っており、日本企業のグローバル化を肌で実感している。私もグローバル化に力を入れている企業に就職し、日本と世界を繋ぐ仕事がしたい。
スペイン語も活かしたいと思い、スペインに到着して1週間でアルバイトを探して無事にバルセロナで最も有名な日本食レストランのウェイトレスの仕事をさせて頂いた。顧客はスペイン人ばかりで、スペイン語も挨拶程度しか分からなかった私は同僚の先輩達に多くの迷惑をかけたが、ここで逃げてはスペイン語を上達させる事ができないと思い、何度も頭を下げながら仕事を続けさせてもらった。みんな親切に教えてくれて最終的には注文を1人で取れるようにまで成長する事ができた。また、話すだけでなく、書く力もつけたいと思い、株式会社Naked MediaのeSportsサイトでスペイン語や英語を翻訳する仕事をさせて頂いている。翻訳のところで行き詰まったりした際にはホストファミリーにも協力してもらい、細かな表現を訂正してもらいながら完成させた。