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美大出身じゃないデザイナーが価値をつけるためにWantedlyで学んだこと。

先月の1/15~1/21の一週間、Wantedlyさんのインターンにデザイナーとして参加させていただいたので、自分の学びを書いておこうと思います。

まず総評から…

結論、個人的に悔しい思いが強かったが、インターンとしてはかなり良い。

という感じでした。笑

全体的に学びが多く、給料も日給1.5万と比較的高いほうだったと思います。(エンジニアさんは知らない。)また優秀な方と仕事できたという面でかなり刺激になりました。

※記事後半でなぜ悔しかったのかも書いていこうと思います。

今回の参加の経緯としては、去年の12月にWantedlyさんからメッセージを頂き、その後お会いすることになりインターンの参加が決まったという感じです。

選考に関してはあんまり何を話したか記憶にないですが、人事・リードデザイナーの方と面談しました。

もともと僕はWantedly Visitのヘビーユーザーで毎日アプリを使わせて頂いており、就活の結構な割合をWantedlyさん経由で進めていました。面談した際に詳しく会社のことを聞いて、デザインチームや会社自体にも興味があったのでジョインさせて頂く事になりました。

というわけで、今後Wantedlyさんのデザインインターンに参加する人の参考になれば嬉しいです!ゆうても僕が居たときの話で、今後状況が変わることもあると思うので参考程度に。

※結構Wantedlyさんのことを褒めていますが、別に回し者じゃないです。個人的にプロダクトが好きなんです。

一週間でやったこと

業務としてはかなり実践型で、インターン生にもやりがいのあるものを任せてもらえました。僕は1週間で大きく2つのタスクを任せてもらいました。

①Wantedly Visitのとある部分の改善

②サマーインターンサイトのとある部分の改善・制作

タスクに関しては自分の得意分野や希望から選ばせてくれました。僕はUXやUI改善の分野をやりたいと思っていたのでベストなタスクをアサインしてもらいました。

学んだこと

まず、インターンを終えてみて一番最初に来る感情としては、実際にWantedlyに業務として関わってみたことで、よりプロダクトが好きになったということ。Wantedly Visitはよく使わせてもらってましたが、実際にデザインチームで働いてみてプロダクトが持つ文脈や思想を感じれた部分があるし、なぜを突き詰めている量が尋常じゃなく、そこからできた成果物がほんとにかっこいいと思いました。

環境面で学んだこと

・デザインチームのツール・効率化
・デザインチームとエンジニアチームのコミュニケーションのとり方(かなりラフだけど的確)
・出勤等の働き方や場所(基本固定の机があるが、オフィス内をかなり自由に移動可等)
・デザインチームが非常に優秀。(拝みたい)それぞれが本気で上を目指して良いものを作りたいと考えていると思った。
・Wantedlyのカルチャー
・働きやすそう(重要)

またインターンではメンターについてもらえるので、定期的にフィードバックをもらえます。自分のタスクを全体に向けてプレゼンする時間もあり、多角的に濃いフィードバックを常にもらえました。

僕ももっとFBをもらいながら高速でデザインのブラッシュアップを行えばよかったと反省してるのですが、FBを貰いに行くと、ほんとに的確+αの意見をしてくれました。(心強い)

僕が居た時のデザイナーチームは3人でしたが、全員それぞれ強烈に強みを持っている印象で「この人はこれ」っていうのがはっきりしていました。なのでFBもいろんな側面からもらえたので気づきが多かった。全ての理由を明確にしていて、質の高いFBを貰えるのはいい環境だと思いました。

デザイン面で学んだこと

・デザインシステム
・UIにおける、コンポーネントの選択方法
・UIの画面推移を混乱させないような設計にすること。(モーダルの出し方やスライダーの出し方など)
・情報のまとまりを作る(目線を混乱させるようなデザインにしない)
・親指で全て操作できるような設計も検討してみる。(ハーフモーダル等)
・モーダルやインプットフィールドでは、ユーザーが常に逃げやすいような選択肢を設計しておく。
・一画面の要素を増やしていくのではなく、引き算してまとめられないかを常に考える。
・成果を上げるのは質かスピード。

デザインに関しても細かいところまで、本当にいろんなことを学べました。僕のUIデザインのFBではiOSのエンジニアさんにも来ていただき、技術的なコストも話し合うことができました。

特にデザインしたコンポーネントやUIを選択した理由を突き詰めていくこと、その上でプロダクトの業績が良くなるかを技術コストも考えながらデザインするいい体験でした。

ただインターン期間中、インターン生に求められるクリエイティブ性が少なかったと感じています。割と現実的なものを最初から提案していくことを目標としていたので、そこを指摘されたときは、自分の普段の柔軟さが出し切れていないと感じて悔しかったのを覚えてます。

反省点

・自分のデザインのアウトプットの設計が甘い部分がある。
・なぜマテリアルなのか?なぜフラットなのかを理解して使用する必要がある。
・ユーザービリティに関して、より多角的に考える必要があると感じた。
・人間中心デザインに関しての知識
・未完成のものでより早くFBをもらい、PDCAを早く回す必要があった
・自分の仮説に自信をもってプレゼンすること。
・与えられた課題に対して、わかること・わからないことから優先順位を決めきれていなかった。
・自分の与えられた業務は何が目的かを考えているか?
・まず造形力<考え方。今回なら、全てのことになぜなのかを追求すること。
・デザインをする上で何を重要視する必要があるのか、またどんな情報を整理しないと行けないのかを常に考える。

今回のインターンで個人的に悔しかったのが、「自分のデザインで人を巻き込むこと」「業務スピード」の二点が弱かったこと。

特にチームで作るデザインやプレゼンでは、ナローイングが大切だと学んだ。自分がデザインの大枠を担当している時は、攻めのデザインから入り、問題点をクリアにして、そこをうまく解決した落とし所としての中間点(自分が実現したいもの)に落とす。

つまり、初回のミーティングではできるだけクリエイティブに広くアイデアを出してから、徐々に現実的な要素を入れて必要なUIに落とし込んでいく。

斬新なアイデアと最低限実現しないといけない機能を理解した上で、中間地点の自分が落としたい着地点のデザインにしていくことが人を巻き込んでいく際に重要だと学べた。

僕はインターン中逆を行っていた(現実的なデザイン→斬新な機能追加)ので、時間が限られている中で現実的に実行できるところまで持っていく順序としては適切じゃなかった。なのでこの学びは次にかなり行きてくると思うし、これからどんどん使っていきたい。

あとは、業務のスピートをもっと速くしていきたいと自分の中で感じた。どうしても良いものをプレゼンしたいという思いから質を高めることに時間を割いてしまいがちだけど、チームでデザインして良いものを作っていく以上、FBを重ねて高速でPDCAを回しアウトプットを推敲していくほうが確実に良いものができる。

まとめ

インターン中にまとめていたメモからサラッと書いてきましたが、総合的に1週間でいい経験ができたインターンだったと思う。自分の実力には悔しい思いをしたけど、何を伸ばしていけばいいか、何ができているのかという感じでこれからのアクションプランを立てていくことができた。

環境としても結構良かったと思う。給料もサマーインターンと同じ日給1.5万だし、オフィス環境も水が飲み放題だった。(僕みたいに水めっちゃ飲む人には最高)昼は毎日近くに移動販売車も来るし、僕はたまにUber eatsをオフィスまで頼んだりもした。環境としては働きやすいと感じたし、インターンとしてもおすすめしたい。

あとインターン終了後にもらった共通のFBとして、デザイナーとして先輩にも同期にも負けない強みがあるといいと言われた。美大出身じゃない僕が造形力以外で強みを持つとしたらなんだろうか。これは割とこれからのテーマだな。

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