「自分は人生をどう生きたいのか」- 英国人2人とのヨーロッパ周遊旅行
私は旅行先で様々な人や文化に触れ、自分の知らない世界を知ることを通して人として成長してきました。大学時代には、実に20ヶ国以上もの国を訪れました。中でも学びのあった旅行としてはイギリス留学時代に行ったヨーロッパ周遊旅行です。「人としてどう生きるか」という点に置いて自身に大きな影響を与えてくれた忘れられない経験です。1ヶ月間、留学中に仲良くなった英国人2人と12ヶ国を周遊しました。出発前の決定は、漠然と決まった移動ルートと大まかな予算、そしてたった1つの「可能な限り多くの人と接点を持つ」という目標のみで、宿やその国での滞在日数はその都度決めるといった大変自由なものでした。大雨の中、テントを張ろうとしていたら家に招き入れてくれたスイス人高校生、ギリシャに旅行に来ていた植物状態の弟を持つイギリス人男性等、たくさんの面白い出会いがあったことは今でも色濃く脳裏に焼き付いています。この旅行を通して多種多様な人と知り合い、お互いの国のこと、歩んできた人生、成し遂げたい将来の夢について語り合いました。その中で、驚かされたのは、将来の夢や目標が明確にあって、その実現のために日々努力をしている人の多さとその方たちの魅力です。中には自分の夢ががそのまま自分の仕事になっている人もいました。上述のスイス人学生は、演劇で世界を飛び回りながら人々に感動を与えるために現在も世界有数の演劇学校に入るため日々勉学に励み、イギリス人男性は、弟が飲酒運転に撥ねられた経験をうけ、働きながら飲酒運転防止のための啓蒙活動を行っています。自分のやりたいことや夢に向かって走る人たちの人生の豊かさ、幸福度の高さに刺激され「自分は人生をどう生きたいのか」ということについて強く意識するようになりました。旅行中に増えた22人のFB友達全員から「本当にやりたいことを見つける大切さ」を学びました。