「80cmの現場」から学んだ、本当に強いエンジニア組織のつくり方
200人が密集する開発現場。
横幅80cm、前後も動けない空間。
その極限環境で見えたのは、
技術力ではなく「組織と環境の設計力」でした。
私たちは、このリアルな経験から、
次の時代に必要なエンジニア組織のあり方を考えています。
■密集した開発現場で起きたこと
あるプロジェクトで、約200人の開発要員が一つのオフィスに集まりました。
一人あたりのスペースは横幅80cm。
前後も非常に狭く、自由に動くことすら難しい環境です。
当初は「短期集中だから仕方ない」という空気でした。
しかし、時間が経つにつれ、現場に変化が起きます。
・イライラする人が増える
・コミュニケーションが荒くなる
・小さな衝突が増える
そして何より、
全員が“ギリギリの状態”で開発を続けていました。
■それでも止まらないプロジェクト
夜中まで続く開発。
チームによっては、全員が深夜まで残る。
一方で、バラバラに帰るチームもある。
この違いが、現場の空気をさらに複雑にしました。
「なぜあのチームは帰れるのか?」
見えない不公平感が、組織の中に静かに広がっていきます。
それでも、プロジェクトは止まりません。
納期と責任が、すべてを優先させるからです。
■外部から突きつけられた現実
そんな中、保健所の検査が入りました。
結果は明確でした。
「二酸化炭素濃度が高い」
つまり、この空間は“過密”であるという事実。
経営側は即座に動きます。
・窓を開ける
・空気清浄機を配置する
本質的な解決ではないかもしれない。
それでも、「何もしない」という選択はありませんでした。
■私たちが考えるエンジニア組織
この経験から、私たちは強く確信しました。
エンジニアリングの成果は、
「技術力 × 環境設計」で決まる。
どれだけ優秀なメンバーがいても、
環境が崩れればパフォーマンスは出ません。
逆に言えば、
環境を設計できる組織は、持続的に強い。
私たちは以下を重視しています。
・集中できる空間設計
・チームごとの働き方の最適化
・心理的安全性の確保
・無理を前提にしないプロジェクト設計
■働き方について
私たちは「長時間働ける人」ではなく、
「長く価値を出し続けられる人」を求めています。
そのために、環境と仕組みを整えることを、
会社の責任と考えています。
短期的な無理で成果を出すのではなく、
持続可能な成長を目指す。
それが、これからのエンジニア組織だと考えています。
■最後に
あの80cmの現場は、確かに過酷でした。
しかし同時に、私たちに本質を教えてくれました。
「人は環境で変わる」
だからこそ、私たちは環境を設計する。
もしあなたが、
本質的に強い組織を一緒に作りたいと思うなら、
ぜひ一度、話をしましょう。