エンジニアを続ける人、離れていく人。
Photo by Tobias Reich on Unsplash
目次
- 働き方が変わる時代に、エンジニアが「労働力の再生産」をどう考えるか
- まず守るべきは、生活の土台
- 可処分時間を「技術」に全振りできる人もいる
- エンジニアの働き方は「労働集約型」から「知識集約型」へ
- 「近道」ではなく「自分の作法」を整える
- 自分の強みを軸に、成長の方向性を決める
- 「仕事の時間」だけで働き方は測れない
- おわりに
働き方が変わる時代に、エンジニアが「労働力の再生産」をどう考えるか
若い頃は「優秀」と言われていたエンジニアが、年齢を重ねるにつれ現場から離れていく。そんな光景を目にすることが、ここ数年で増えてきました。
一方、引き続き手を動かし、エンジニアとしての道を歩み続ける人もいます。この 対比 を見るたびに、私は「労働力の再生産」という言葉を思い浮かべます。要は「明日もエンジニアを続けるにはどうしたらいいか?」と言う事ですね。
まず守るべきは、生活の土台
何よりも大切なのは、心身の健康です。そして、家族との時間や、自分の好きなことに使える時間。働き方改革によって可処分時間が増えた背景には、本来こうした“生活の土台”を守る意図があります。
私自身もこの点には強く賛同しています。「生活のために働いている」訳ですから、当然現在の生活(およびその延長線上にある未来)を継続できなければ、業務の継続も困難になるわけです。
可処分時間を「技術」に全振りできる人もいる
一方で現実には、可処分時間の相当数を、技術やビジネスの学習に投資できる人もいます。そして、そうした人たちは驚くほど速いスピードで成長していきます。
では、家庭や健康を優先して働く人は不利なのか。
私は、必ずしもそうではないと考えています。
エンジニアの働き方は「労働集約型」から「知識集約型」へ
ここ数年、ワークライフバランスを重視する流れが強まる中で、エンジニアリングという仕事自体が変わりつつあります。
かつては、長時間働き続けることで力がつく世界 がありました。しかし、今は、蓄えた知識や経験の“質”が価値を生む世界 にシフトし始めています。
技術の学習を例にあげると
- どれだけ長く机に向かったか
ではなく - どれだけ本質的な知識を持っているか
- どの環境で習得した技術を活かせるか
が、より重視されるようになりつつあります。
「近道」ではなく「自分の作法」を整える
この変化の中で大切なのは、
自分に合った学び方や情報の選び方を整えることです。
- どんな書籍、媒体が向いているか
- 1日どれくらいなら無理なく続けられるか
- どの場面で技術を使うのか
こうした“自分なりの作法”が整えば、たとえ時間が限られていても、確かな積み重ねになります。
自分の強みを軸に、成長の方向性を決める
もうひとつ重要なのは、自分の強みを「軸」として成長の方向性を決めること です。
- 専門を深めるのか
- 知識の幅を広げるのか
- ビジネスやマネジメントと掛け合わせるのか
家庭や健康を大事にしながら働く前提があっても、自分が力を発揮しやすい領域を選ぶことは十分に可能です。長距離走のように、無理なく持続できる方向へ舵を切ること。これは、キャリアを長く続けるうえでの大きな武器になります。
「仕事の時間」だけで働き方は測れない
始業から終業までの時間だけで、働き方は測れません。
- どんな生活リズムで働くのか
- 休息をどう確保するか
- 家族との時間をどのように設計するか
こうした“生活全体のあり方”を含めて働き方を考えることが、
エンジニアとして長く生きていくためのコツだと思っています。
まとめ
エンジニアとしてのキャリアは、若い頃の勢いだけで走り続けられるものではありません。体力も、環境も、家族の状況も変わっていきます。その中で、「どう再生産していくか」を考え続けること自体が、これからの時代にはより重要になるはずです。
- 無理なく続けられる学び方を整える
- 生活の土台を守る
- 自分の強みを軸に成長する
そして、仕事と生活を分断するのではなく、ひとつの大きな循環として捉える。そんな働き方が、エンジニアとしての寿命を伸ばしてくれるのではないかと感じています。
おわりに
X(旧Twitter)を中心に日々発信しております。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ弊社Webサイトや私のXもご覧いただけますと幸甚でございます。
https://www.tatsu-mi-systemsolution.jp/
https://bsky.app/profile/itchie-tatsumi.bsky.social