東北・山形県での大卒からの就職状況
僕が住んでいた山形県では、そこそこの進学校から大学に進んだ人たちは
- そのまま東京で就職する
- 銀行員
- 公務員(教師を含む)
- 地場の有名企業に就職(そもそも数が少ない。でん六とか)
がほとんどでした。
おかげで僕の高校時代の知人はほとんどが学校の先生か銀行員です笑
この辺りは、実は地方とひとくくりにできず各県によってかなり構造が変わるんですよね。
例えば山形県は県外への進学率が約80%。
なぜかというと単純に大学が少ないからです。
逆に、公立大学も含めて大学が人口比で多い青森は60%、宮城は45%です。
僕が住んでいる岡山はというと、大学で県外に行くのは65%ですが、短大が多いので「高校卒業後の県外進学率」で見ると25%ぐらいしか県外に流出しません。
なので岡山で小売業の新卒採用をしていたときは、なんじゃこりゃ! というぐらい採用しやすかったです。
(僕がジョインするまではあまり採用がうまく行っていなかったそうで、採用戦略をちゃんと立てればという話)
「短大を出て地元で接客業に就く」みたいな母集団が一定数あるんですよね。
ひるがえって各県ではどうなのか?
こういった視点で見ると、例えば北海道や愛知、福岡県などは道外・県外への流出が少なく、鳥取や佐賀、長野県などは大学進学を機に県外に若者が流出しています。
これが結果的にどうなるかというと、おそらく大学進学を機に県外に出てしまった人たちは、県外でそのまま就職するか、地元に戻ってくるにしても
「わざわざ県外の大学に行ったんだから」
ということやそもそもの就職活動における情報量・活動できる量の差から
- 地場有名企業
- 公務員
- 銀行員 ※これも地場有名企業ですよね
に進みがち、ということになるのだと思います。
これで割を食うのは地方の中小企業です。
県外に学生が流出しない県ではそれなりに中小でも新卒が取れるが、学生が出てしまう県では中小は採用に苦戦する、ということになります。
となるとマクロで見れば「学生が県外に出てしまう」県では企業がよい学生を採用できず、あるいは採用自体ができず、採用コストもかさみ、企業の競争力も低下する…ということになるのだと思います。
そう考えるといちがいに「地方採用」と言っても同じような動きをすればいいわけではなく、学生がそもそも県内にいない企業はどこから採用するか? を真剣に考えないといけないんですよね。