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AIやロボットは本当にキミのシゴトを奪うのか

人工知能やロボットが当たり前になる時代のリアル

去年ぐらいから、AIやロボットが普及すると働き方はどう変わるのか質問されることが増えた。抽象的な議論は多いけど、ぶっちゃけどうなるのかリアリティがなくて、色々読み漁った。AIやロボットが人間の仕事の一部を奪うこともわかったし、かなり近い未来、普通に普及していそうだということもわかった。

究極的にはなにがおきるのか。

結論からいうと、これまでの「貨幣」や「労働」といった概念がなくなる。

電気がタダに

今シェアリングエコノミーが騒がれているが、その真髄は乱暴にいえば「無駄をゼロにして全部タダに」だ。

それを可能にするのが、モノの生産や流通、利用状況を全てリアルタイムで管理し、最適な分配を計算し、その計算方法自体勝手に賢く進化してくれるテクノロジー(AI)なのだが、それが電力にも当てはまるという。

エネルギーが無料になると、まず採掘や栽培をするロボットを無料で動かせる。採掘や栽培作業がタダになると鉄、作物など原料がタダになって、その原料を使ってロボットを含む様々なもの(加工ロボット、流通ビークル)が無料になる。AIがロボットを含む様々なシステムを進化を加速させ、生産性も加速的に向上する。

労働がラグジュアリーに

いやいや、でも人間はある程度そのプロセスに介在するし、お金がないとモノづくりやサービス提供しないでしょと思ったけど、とある学者いわくそこはボランティア精神でやる人が登場するらしい。ラグジュアリーに関してもそう(音楽とか映画とか)
確かに、影響力とかマズローの高次欲求のために人は働くのかもしれない。Wantedlyが今目指している「シゴトでココロオドル」価値観に近い。もはや、労働自体がラグジュアリーだ。

でも、全部ロボットになると誰が税金を払うのか?と思ったけど、別に行政だって軍だってタダで回せる時代になる。

なんのために

となると、最後に残るのは「なんのために」だ。この世からお金という概念が薄れて、今必要としているモノやサービスをほぼ全て無料で受けられる時代が来たら、キミは「なんのために」何をして時間を過ごすのか?

一億総創造時代が到来するかもしれない。余暇でクリエイティビティを爆発させる。また、年収の代わりに「影響力」が定量化されてステータスになる時代になるのかもしれない。はたまた、全員がVR(仮想現実)に引きこもるか。

ネットが全てを変えると騒がれて数十年、実際に全てが変わった。SFっぽいけど、全部どこかのタイミングで、気がついたら実現しているんだと思う。

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