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【代表×取締役クロストーク(前編)】長く続く会社にするには、新卒採用が絶対に必要だと思った

こんにちわ! スリーシェイクの土方(ひじかた)です。

2回目のインタビューが、吉田さんと内村さん、ツートップということで、またまた緊張してます。

(インタビューだから緊張してますが、お2人ともめちゃくちゃ話しやすいので、普段はかなり気軽に話しかけてます。)

今回のテーマは、新卒採用。

会社初の試みとして2024年の新卒採用を行うことになったのですが、せっかくの機会なので、なぜ今、新卒採用をするのか? どんな学生さんに来て欲しいのか? など新卒採用にかける意気込みを聞いてみることにした、というわけです。

ぜひ、就職活動や転職活動の参考にしていただければと思います。


“なりゆき”で決まった会社に就職してみた

土方:
テーマが新卒採用というところで、まずは、吉田さん、内村さんの就職活動がどんな感じだったのか、お聞きしたいなと。

内村さん(以下、内村):
広告業界に行きたかったんです。当時は、電通のクリエイティブディレクターが独立して、TUGBOATみたいなクリエイティブエージェンシーがたくさん出てきたころだったんですね。それで、広告制作をしてみたいとか、コピーライターになれたらいいなと思って、スタジオでCM制作のアルバイトもしていたのですが、就職氷河期で人気業界ということもあって狭き門なんですよね。諦めかけていたときに別のところでご縁があって、なりゆきで清涼飲料水メーカーに入社したんです。

営業として1年ほどがんばったのですが、体力的にも厳しい会社で体を壊したりする中で、やっぱり広告業界で仕事をしたいという夢を諦めきれなくて。そこで当時(2004年頃)、Yahoo!とかmixiとかに掲載されるインターネット広告に接触する機会が増え始めて、どのような会社があるかを調べてみたんです。そうしたら、採用も未経験者OKという会社が意外と多くて、インターネット広告配信会社に入社できたんです。業界全体としても勢いがあったし、毎日がとても新鮮で楽しかったですね。

吉田さん(以下、吉田):
僕は、大学院で原子力系の領域を学んでいて、研究も楽しかったので、そのまま博士号に行こうかなと思ってたんです。ただ、ちょうどその頃、ソーシャルゲームのITベンチャーや外資系金融、コンサルでインターンをするのが流行っていて。じゃあ、1社くらい受けてみようと思ってDeNAに応募したのですが…見事に落ちまして(笑)。でもその後、DeNAから選考のお知らせが来て受けてみたら、あれよあれよという間に最終面接になって、入社が決まったんですよね。


土方:
研究者の道もあったと思うのですが、迷わなかったのですか?

吉田:
研究者としてやっていく未来は、簡単に想像できました。一方で、DeNAはみんながゲームについて熱い想いを持っていて、キラキラしていて、自分のキャリアを振り返ると逆に未来が全然想像できなかった。それなら、真逆にいこうと思って。で、飛び込んでみたものの、キラキラが眩しすぎましたね(笑)。


長く積み重ねないとできないこともある

土方:
会社としてはシリーズAの資金調達を行った2021年から中途採用を強化していますが、なぜ、今のタイミングで新卒採用をすることになったのですか?

内村:
この先も5年、10年と継続的な成長をしていくためには、人材の層を厚くしていくのがとても重要で、即戦力となる中途採用をやりつつ、新卒採用もやっていくべきだと考えています。2019年に会社としてIPOを目指すという意思決定を行って以降、会社にとって当たり前の機能や組織体制をゼロベースから作っていく中で、ちょうど人材を育成できる環境が整ったというところですね。

吉田:
SRE事業(Sreake)はずっと売上が伸びているので、プライベートカンパニーとして創業時のまま自由にやっていくこともできたんですけどね。


内村:
そうなんです。でも、吉田さんがIPOを目指す!と言い出して。となると、上場会社に取って必要なルールや決まりを作ったり、新規事業も含めて投資もしなくちゃいけない。2019年から2020年は会社としての基礎づくりにかなりの時間を使いました。

土方:
あえて茨の道を選んだんですね。上場したいという話はいつごろ出たんですか?

吉田:
2019年の4月頃ですね。

内村:
会社の売上と利益が順調に伸びていて、上場も目指せるんじゃないかと。

吉田:
そうそう。会社を作った時に上場も選択肢に入っていたのですが、現実的にできるようになるまでは口に出さないと決めていたんです。それまでは投資も受けない、自己資金だけでとにかく足腰を鍛えようと。

そして売上が伸びてきたタイミングで、公開企業としてちゃんと市場に認められる会社を作って、あえて厳しい環境に飛び込もうと思ったんです。多くの株主から資金と信頼を集めて、既存事業を伸ばしながら新規事業にも投資をしていけるような長く続く会社にしたいよね、と決意が固まった感じです。

土方:
となると、これからは今以上に積極的に投資をしていく、と。

吉田:
すでにSecurifyやReckonerで積極的な投資は行っていますし、今後2〜3年は投資を継続していくつもりです。本当はもっとヒリヒリするようなこと、追い詰められたところで上手くいって「わーっ!」というのをやりたいですし、それをやるからこそ会社が強くなるとは思ってるのですが、スリーシェイクではそれをやらないと決めています。

内村:
私も新規事業にしっかりと投資をしていくことは、会社の成長に必要だと思っています。上手く行かない時や苦しい時でも、どうやりきるかが大切ですよね。

吉田:
そうなんですよね。ヒリヒリすることはやりたいのですが、短期的な目線で事業を作るのは、絶対にやりたくなくて。せっかくなら、長く続けられる事業を展開したいんですよね。

この観点でも、新卒の方を採用したいんです。長く活躍していく中でキャリアを築くと同時に、会社を支える存在になってもらう、要は、社員も会社も、一緒にハッピーにできたらいいなと思ってるんです。

土方:
短期的な成功を目指しているわけではないんですね。

吉田:
考えたこともあるのですが、最近、上場を目指す中で、「今まで積み上げてきたからこそ、これができるんだな」と気づくことがけっこうあって。たとえば、5年前に作った企画が今になって活きてくるとか、長く積み上げることでしか生み出せない価値が見えてきて、すごくおもしろいなと感じているんです。

上場も同じですね。100億円とか、200億円というレベルで資金調達できないことって、たくさんあると思うんです。せっかくなら、そういう新規事業をやりたいですよね。

(前編・終わり)

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