GOでバリュー浸透プロジェクトを発案・推進したのは、なんと新卒1年目のメンバーでした。
彼女はなぜバリューの浸透に課題を抱き、プロジェクトを形にしていったのか。そして、プロジェクトを通じて、現場の会話や行動にどんな“変化の兆し”が生まれたのか。
今回は、新卒1年目の清水に加え、共に推進した先輩メンバーにも話を聞きました。発案者の視点だけでなく、受け手側にどう波及し、自走していったのか――そのプロセスを紐解きます。
法人事業本部 法人事業部 法人マーケティンググループ
清水 渚
広島県出身。法人事業本部 法人マーケティングGにて、『GO BUSINESS』のインサイドセールスを担当。大学では大学一期生として入学し、起業部を創設。広島ベンチャーキャピタルで1年間インターンを経験。2025年4月にGOへ新卒入社。釣り部所属。好きなGOのバリューは「無いから挑む。」
法人事業本部 法人事業部 アカウントセールスグループ
加藤 優実
総合人材系メガベンチャーでSI領域の新規/既存営業を名古屋・広島・東京で経験。次にエグゼクティブ特化の人材紹介スタートアップでRA/CA両面を担当。2025年8月にGO入社。特技は馬術・合気道、寝袋でどこででも眠れること。好きなGOバリューは「明るくGO!」
法人事業本部 法人事業部 法人マーケティンググループ
石川 千尋
BtoCメディア運営を経て、BtoB SaaS領域でマーケティング業務に従事。コンテンツ制作やサイト運営、リードナーチャリング、展示会施策などを担当。2025年5月にGOへ入社。好きなGOのバリューは「コトに向かう。」
法人事業本部 法人事業部 法人事業推進グループ
前田 旭
ITソフトウェア企業でFS経験後、IS立ち上げに参画。次にモール運営企業で営業企画として加盟店獲得・広告売上拡大を推進し、Salesforce/MA活用やコミュニティ施策も担当。2021年8月にGO入社。好きなGOのバリューは「当事者たれ。」
左から清水、加藤、石川、前田
目次
- 今回のプロジェクトは、次の流れで進みました。
- バリューがあるなら、発揮しないともったいない
- 毎朝のバリュー宣言からスタートで早くも成果が
- いかにしてバリュー浸透プロジェクトは自走していったのか
- 新卒1年目で、バリュー浸透プロジェクトを推進してみて
今回のプロジェクトは、次の流れで進みました。
Step1:清水が1ヶ月、毎朝「バリュー宣言」
Step2:本部内でバトン運用へ
Step3:バリュー体現者の「賞賛投稿」に切り替え、自走化
Step4:今後は表彰に加え、他部門との越境賞賛など、次の仕組みへ
バリューがあるなら、発揮しないともったいない
── 清水さんがバリュー浸透プロジェクトを立ち上げようと思ったきっかけから教えてください。
清水:入社後1ヶ月間の研修で、バリューがミッション「移動で人を幸せに。」を実現するための行動指針だと教わりました。その後、日々の業務でも判断の拠り所になる感覚があって、「すでに大切にされているバリューを、日常の判断や行動にもっと自然と結びつけられたら、チームとしてさらに強くなる」と感じたことが大きいです。
一方で、バリューは「無いから挑む。」や「明るくGO!」など、幅のある言葉が多いからこそ、具体的な行動に落とすときに解釈が少しずつ違う場面が起こりうる。だからこそ、チームで「具体的にはこういう行動だよね」をすり合わせられると、日々の判断も迷いにくくなると思いました。
── バリュー体現について課題を感じた清水さんは、どのようなアクションをとったのでしょうか?
清水:法人事業本部へ配属されて先輩方の働き方を拝見する中で、先輩方がそれぞれのやり方で目標に向き合っているのがすごく印象的でした。だからこそ、数字に向き合う姿勢とバリューを大事にする姿勢は、セットで揃っているほど強いと感じたんです。
そのうえで、バリューの言葉自体に幅があるからこそ、解釈の余白を放置するのではなく、共通認識として揃える機会があると、チームとしてズレが起きにくくなると思いました。
そこで、執行役員で法人事業本部長の中西さんとの1on1で相談しました。私が感じたこと、中西さんが抱く課題感、バリューが体現されている組織の理想像などについて議論を重ね、「まずはできるところから試してみよう」という話になり、プロジェクトとして立ち上げることにしました。
── プレッシャーは感じませんでしたか?
清水:なかったです。むしろ、一番キャリアの浅い自分であれば周囲に威圧感を与えずに進めていける気がしていました。
── すごいですね……清水さんの発案に先輩たちはどう感じましたか?
前田:同じく、シンプルに「すごい」と思いました。自分が新卒1年目のときは、そこまで深く会社のことを考えられていなかったので。
私も清水さんの入社前にメンバー間の相互理解を深める社内交流施策“GOEN”を企画していたものの、バリュー関連には手をつけられていない状態だったのでありがたかったです。
石川:私は中途入社なので、別の会社でも働いた経験があるのですが、ここまでバリューについて深く考えたり、行動に落とし込んだりする環境ではなかったので……むしろ清水さんの働きかけのおかげで、バリューの大切さに気づけました。入社まもなくスタートしたプロジェクトだったので、GOについて理解を深める機会となり、すごく助かりました。
加藤:私は石川さんの少しあとに中途入社し、すでにプロジェクトが動いているタイミングでした。業務についての理解が浅い状況だったので、バリューをインプットする機会を設けてもらえたことはありがたかったですね。
毎朝のバリュー宣言からスタートで早くも成果が
── 何から始めたのでしょうか?
清水:ゴールの設定です。「日々の業務でバリューを意識して行動できるようになる」をゴールにして、アクションプランを設計していきました。
まずは自分が所属する法人事業本部からマインドセットしていけるように、1ヶ月間毎朝私がバリュー宣言を実施。Slackで「今日はこういうことがあるので、このバリューを意識します」と宣言し、メンバーに自分が体現したいバリューをスタンプでリアクションしてもらうようにしました。
狙いは、毎朝一瞬でもバリューについて考える状態をつくること。きちんとやり切れるように期限も1ヶ月と決めて、Slackのスタンプという取り組みやすいやり方を意識しました。
すると、たった1ヶ月(法人事業本部の対象チャンネルで)Slack上のバリュースタンプのリアクション数が14回から2,003回に大幅に増加。早くも手応えを感じられたのは嬉しかったですね。
週次の全社MTG(WSU)でもバリュー浸透の取り組みが清水さんから共有されました
── 清水さんが1ヶ月間バリュー宣言されている様子はどのように映りましたか?
石川:刺激になりました。清水さんがバリュー宣言を始めたタイミングは、セールスとしてお客さまへの架電が始まるタイミングだったので、日々のアウトプットから成長ぶりを感じられました。初めてアポイントメントをいただいたタイミングなども知って、「清水さんが頑張っているから、私もがんばろう」という気持ちになったのを覚えています。
── 1ヶ月間のバリュー宣言が終わり、次はどのようなアクションをしたのでしょう?
清水:バリュー宣言のバトンを法人事業本部内でつないでもらいました。毎朝バリュー宣言をしてもらって、次の方にバトンを渡すという。
加藤:私はこのタイミングでの入社だったのですが、Slackで意識的にバリュースタンプが押されている様子を目の当たりにして、自分たちの言葉になりつつある雰囲気を感じました。「組織が同じ方向に進むための土台ができあがっている過程なのかな」と。
── バリュー宣言をしてみて、いかがでしたか?
前田:1日の振り返りのタイミングでバリューを意識するようになりました。
これまでは他部署の業務に対して「ここをこうしたら、もっとよくなるのでは?」と思っても伝えないことがあったのですが、「当事者たれ。」の視点で振り返ることで「自分が行動していたら、もっといいアウトプットができていたかもしれない」という考えに変わった感覚があります。
石川:私は、自分以外のメンバーの仕事観や工夫に触れられたことが大きいですね。「この人だったらこうするかもしれない」と別人格をインストールする感覚を養えた気がします。また、普段関わりのない職種のメンバーの動き方を知れたことも大きいですね。
いかにしてバリュー浸透プロジェクトは自走していったのか
── プロジェクトの規模が個人から組織に移ることで、やりにくさを感じることはありませんでしたか?
清水:特になかったです。みなさん、本当に優しくて、根回しなどしなくても私の旗振りについてきてくれて。しっかり運用も回してくれたので、感謝しかないです。
あ、連休明けなど、たまに忘れてしまうメンバーがいたので、個別に「バトン落としていますよ」とリマインドをしていました(笑)でも、そのぐらいです。
前田:最初に清水さん自身が1ヶ月バリュー宣言したことが大きかったように思います。新卒1年目のメンバーが頑張っていたら「自分たちも頑張らなきゃ」という気持ちになりますからね。全員の意識が一段上がった雰囲気はありました。
清水:2ヶ月ほど毎朝バリュー宣言のバトンをつないで、中西さんと「みなさんバリューを意識できるようになってきましたね」「そろそろ次のステップに進んでもいいかもしれませんね」ということで、他者への賞賛へと切り替えました。
── 具体的にはどういう取り組みでしたか?
清水:バトンをつなぐこと自体は変わらないのですが、毎朝Slackでバリューを体現する行動ができているメンバーを取り上げて投稿し、賞賛する取り組みです。
このあたりから自走し始めた感覚がありましたね。投稿で賞賛されたメンバーがコメントを入れて盛り上げたり、バトンを渡しそびれたら連続で投稿したり……自発的に動くようになって、バリュー浸透プロジェクトそのものがメンバーにも自分事化されている印象を受けました。
石川:賞賛してもらえると、率直に嬉しいんですよね。
自分はがむしゃらに行動していただけでも「この行動は“無いから挑む。”でしたね」と言ってもらえると、バリューに対する理解も深まるし、何より「もっと頑張ろう」と思えます。
加藤:すごく共感します。
あと、誰かがバトンを落としたときに清水さん以外のメンバーがリマインドしているのを目にしたときに、プロジェクトの浸透ぶり、自走ぶりを実感しました。
もう、投稿がないと違和感があるというか、お風呂に入っていないような感覚ですよね。「今日賞賛なくない?」みたいな(笑)
Slackで清水さんからバリュー称賛コメントがポストされる様子(※Slack内「狂気的顧客志向」とは法人事業本部がFY25に掲げた部門テーマ)
新卒1年目で、バリュー浸透プロジェクトを推進してみて
── バリュー浸透プロジェクトを経て、普段の業務に変化はありましたか?
前田:今までよりも強くバリューを意識するようになりました。
意識することで、より質の高いアウトプットにつながりますし、社内での発表時にバリューに紐づけることも定着してきています。
加藤:特に入社まもないメンバーにとっては、自分の行動の答え合わせができることが大きいのではないでしょうか。
私自身、入社してすぐにオフラインの展示会でお客さま対応をすることになったのですが、GOに関する知識やサービスの理解が進んでいない状況でした。でも、「明るくGO!」というバリューを意識し、自分にできることをポジティブに考えて実践できました。
すると、後日賞賛のタイミングで取り上げてもらえて「自分のやったことは間違いじゃなかったんだ」と安心したし、自信にもつながりました。頑張り方の方向性みたいなものが見えるようになったのは、大きな変化ではないでしょうか。
石川:よくわかります。仕事でつまずいてめげそうなときに「そうだ、“明るくGO!”だ!気持ちだけは前向きにしなきゃ」と自ら鼓舞したこともありますし、企画を社内にプレゼンする際に「“コトに向かう。”ために、こういうロジックで提案しよう」とガイドライン的に考えたこともあります。GOで働くうえでのお守りのような言葉になっています。
清水:コミュニケーションも活発になりましたよね。
私自身も「どんなバリューを体現したらこの業務を進めていけるか」や「このメンバーはこう体現しているから、私も真似してみよう」という意識に変わりました。
── バリュー浸透プロジェクトがうまく機能した要因は何だと思いますか?
前田:自分含めみんな心のどこかに課題感を抱いていた部分を清水さん自らが行動してくれたことではないでしょうか。
石川:本当にそうですね。清水さんが1ヶ月発信している姿を見ていたら、自然と「自分もやらなきゃ」という気持ちになりますし。
加藤:清水さんのなかで、バリュー浸透プロジェクトが自分事化しているんですよね。
常に頭を使っているから、日常会話のなかでも無意識的に「次のバリュー宣言、こんなことを考えているんですけどどうですか?」というやり取りが生まれる。相談されたら周りも「自分もプロジェクトメンバーの一員なんだ」という意識が芽生えます。
小手先の根回しとかではなく「じゃあ、自分も頑張ろう」と思わせる行動をとっていることが大きいのではないでしょうか。
── 清水さん、そのあたりはいかがですか?
清水:「相談してうまく巻き込もう」みたいな気持ちは特にありませんでした。
と言うのも、本当に周りがサポートしてくれたからです。みなさんの協力があったからこそ、形になったと思います。
もし、ポイントがあるとしたら一番キャリアの浅い私が動いたこと。バリュー宣言も私から動いて、上長やGMからフィードバックを得ることで、本気度が伝わった部分はあるのではないでしょうか。
── 今後、バリュー浸透プロジェクトはどうなっていくのでしょうか?
清水:もう少し続けていきたいです。誰もが認めるバリューの体現者には、表彰の機会もつくりたいですね。
1月下旬に実施された法人事業本部のGOENでは、清水さんからValue Awardの受賞者が発表されました
── 最後に、GOでの仕事に興味を持った方へのメッセージをお願いします。
加藤:今回のプロジェクトは清水さんの想いが起源になっています。何かしら人や組織に想いを持てる方であれば、清水さんのような動き方ができるはずです。清水さんに刺激を受けた方は、ぜひチャレンジしてみてください。
石川:清水さんのように自ら立ち上げてボトムアップで推進できるのは、素直に自分事化できたからだと思います。常識にとらわれずに、素直に課題と向き合える方と一緒に働きたいですね。
前田:私たちが所属する法人事業本部は、清水さんのように当事者意識を持って取り組むことで、組織にいい影響を与えることができる部門です。存在感を発揮できる環境で働きたい方にとってはうってつけの場所だと言えるのではないでしょうか。
清水:大事なのは「自分が選んで入った場所だから、よりよくしていきたい」という気持ちではないでしょうか。「GOをよりよくするためにどうすればいいか」を考えられる人と一緒に働きたいですね。
※掲載内容は2026年1月時点の情報です。