40年の歴史を塗り替え、「新生、スリーワンシステムズ」を作るため奮闘する、代表取締役の岸晃史氏にインタビュー。自らの経験も踏まえつつ考える、組織、人、教育の在り方を語っていただきました!
▶IT一本でやっていこう。やれることは何でもやって、キャリアを積んだ。
~まず始めに、自己紹介をお願いします。
スリーワンシステムズ株式会社(以下、TOS)の岸です。2022年10月に代表取締役に就任しました。
私は2000年に新卒でTOSに入社しました。入社当初はエンジニアではなく、総合スーパーで使われる販売システムのノートパソコン管理やサーバー全般の一次受け電話対応等のサポート業務にアサインされました。その後、大手IT・コンサル会社の運用管理ツールチームでインフラエンジニアとしてプロジェクトに携わり、インフラ管理やミドルウェアの開発で経験を積みました。インフラ系の案件が得意ですが、製品開発にも携わっており、代表取締役就任後の現在もチームリーダーとして開発業務を続けています。
~入社から現在に至るまで、どのような思いでキャリアを積まれてきたのでしょうか。
プログラムを書いたことはありませんでしたが、元々パソコンが好きだったため、IT業界で働きたいと思っていました。当時は就職氷河期真っ只中でしたが、何とかTOSに入社が決まり、「入社できたからにはIT一本でやっていこう!」そのような思いで社会人生活をスタートさせたことを覚えています。
そこからは、やれる仕事は何でも全部やりますというスタンスで、サポート業務から始まり、上流工程から下流工程、インフラ業務、そしてエンジニアとは関係のない人事や経営のことまで、幅広く携わってきました。入社して以来いろいろな経験をさせてもらいました。自由に仕事ができるTOSの環境が私には魅力的で、「他でもやっていけるスキルが身についたから、今の会社でやりたいことができなくなったらやめよう」そう思いながら働き続け、気が付いたら20年以上が経ち、代表取締役になっていました。
~現在のTOSの事業内容を教えていただけますか。
TOSの事業は3つのプロジェクトを中心とするシステム開発と、ソフトウェア販売から構成されています。
システム開発について、それぞれの割合をお話すると、TOSの売上として一番大きな割合を占める、大手IT・コンサル会社の運用管理ツール開発のプロジェクトが約4割、お客様のECパッケージの開発に開発メンバーとして携わっているプロジェクトが約3割、大手メーカー系Sler企業や大手通信会社に対して、データウェアハウスを活用して、顧客情報を必要に応じてカスタマイズして提供するプロジェクトが約2割になります。残りの1割はその他の開発案件です。
ソフトウェア販売は、海外の製品を日本に適した形にローカライズして販売するという事業で、時代に合わせて扱う製品を変えながら30年近く続いてきました。現在扱っているのは、例えば小学校や中学校で、先生が手持ちのタブレットにペンで〇を書いたら連動して全生徒の端末に〇を表示したり、生徒が勝手に違うサイトを見た時にリモートでロックをかけたりできるような、学校の授業で使う端末を一元管理するための教育支援のアプリケーションや、システムのリモート監視・保守・メンテナンスに使用するリモートコントロールソフトウェアなどがメインになっています。
▶行動指針:プロフェッショナルスピリッツ
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~TOSには9つの行動指針がありますが、どのような思いで作られたのでしょうか。
多くの企業には経営理念、企業理念がありますよね。ただ、それだけを見て、経営層が求めていることや社会に対しての存在意義を理解し、行動を起こしていくことは難しいです。社員にとって、もっと分かりやすい、具体的な行動につながる指針があると良いと考え、前社長と色々意見を出し、プロフェッショナルスピリッツという行動指針の形になりました。読んでいただくと分かる通り、書いてあるのは社会人として当たり前のことばかりです。現状に即したガイドのような役割をメインに、変に背伸びをしない分かりやすい内容にすることによって、入社して間もない社員でもすぐに行動に反映できるようにしています。行動指針が社員に浸透し、ゆくゆくはそれが会社のカラーとなっていけば嬉しいですね。
~では、組織を築く上で大切にされていることを教えてください。
社員には「やりたいこと、やれることがある人は積極的に自由にやって」といつも伝えています。そのためにはできる限りのサポートをしますし、年齢も年次も関係なく、若手社員でも成果を出せば上の役職をお願いしようと考えています。もちろん、成果に応じて給与にも反映していきます。
でも、全社員がそうである必要はありません。引っ張っていく人、自分のペースで仕事をする人、さまざまな価値観を持った人が集まることで組織は成り立っていきます。組織に属すること、仕事をすることが強制的な雰囲気にならないようにするという点は大切にしていますね。
私自身、一人ですべてをこなさなければならず、仕事が辛いと感じる時期がありました。他人から言われたことをばかり、誰かに振られて義務としてやる仕事ばかりというのは正直辛かったです。でも、その時気が付いたのは、自らやってやろう、自分で何とかしようと思ってする努力というのはどれだけ大変でも全く苦ではないということです。仕事に対する考え方や取り組む姿勢を変えると、結果として自分自身の成長に繋がるということを学びました。
入社して会社や仕事が合わないと思ったら、仕事に対して受け身ではなく、自分から発信したり、提案をしたりしてみてください。そうすることで、合うか合わないかの本質が見えてきますし、自分自身を成長させることにも繋がっていくと思います。
~会社のメンバーにはどのような方がいらっしゃいますか。また、職場の雰囲気を教えてください。
基本的にはSESとして開発プロジェクトに入ることが多いですが、お客様から言われたことだけでなく、+αの提案をしていく、真面目にしっかりと仕事に取り組む方が多いですね。現場は大体13名程で、そこからさらに3、4名のチームに分かれて仕事をしていますが、どのチームも雰囲気良く、楽しくやっています。
TOSはほとんどの案件を企業から直受けしています。サービスを提供する企業と直接やりとりをするため、同じお客様と関わっている時間も長く、良好な関係を構築できています。中には30年以上やりとりをさせていただいている企業もあります。入っているメンバーが入れ替わることは多くないため、お客様よりも現場に詳しい社員も多く、縁の下の力持ちとしてお客様を支え続け信頼を得ています。
▶「新生、スリーワンシステムズ」を作りたい。自社のカラーを出すために、今後も挑戦を続ける。
~TOSには、どのような教育体制がありますか。
正直なところ、年々、社会人のコミュニケーションの能力が落ちているように感じます。
今の若手社員の能力が足りていないというより、チャットを始めとした便利なコミュニケーションツールがあるために、言語化できない部分が置き去りになり、伝わりにくくなってしまうことが原因だと思います。それに加え、インターネットやAI等の技術を使い問題をすぐ解決できる人とできない人では差が生まれています。最新技術を活用できないと、何をするにも一定の労力がかかってしまうためです。会社としては、こうしたさまざまな社員たちを平均的に成長できるようにするため、どのようにしたらいいかを考え、教育していかなくてはなりません。
そこでTOSでは「ブラザー・シスター制度」というものを設け、新入社員1名につきメンターを1名つけ、フォローする体制を取っています。IT業界未経験の入社であっても、会社全体でサポートできる状態にすることで、組織としての骨組み、石組みの部分を強くし、それぞれが支え合って成長できる環境にしていけると考えています。
若手社員や中堅社員向けにも、定期的な「社内勉強会」の開催や、書籍購入代や受験料を会社が負担する「資格取得支援制度」など、スキルアップに対する支援を充実させています。
物事を達成するために、どのような組織を作り、戦うための戦略を立てていくのか。ゴールに向けて、TOSだけでなく、別会社とも協力していくような体制を作ることができれば良いですね。
~今後、どのような会社にしていきたいですか。そのために挑戦すること、していることがあれば教えてください。
TOSはこれまで、お客様との関係を密に仕事を行ってきた歴史があります。
2022年に代表へ就任し、ようやく引き継ぎも終わりが見え、今後やるべきことが固まりつつあります。会社として今のお客様に対しての品質を下げることなく、これからは自社製品の開発に力を入れていきたいです。自社で作ったものがあることで、その会社のカラーが出せると思います。40年近く続いてきたスリーワンシステムズの遺伝子は受け継ぎながらも、改革を進めて「新生、スリーワンシステムズ」を作っていきたいです。
TOSはエンジニアによって成り立っている会社です。代表取締役である私を含め、他の役員も全員エンジニアです。だからこそ、私がすべきことは、高い能力を持ったエンジニアが損をせず、正しく評価される会社を作ることです。「エンジニアを幸福にすること」それが、今現在考えているゴールですね。
~ではそのために、どのような人に来ていただきたいですか。
そうですね…、高い能力を持ち、ただ機械的に仕事をこなしていくエンジニアというよりも、仕事自体が楽しい、ITが好きという方に来ていただきたいですね。
未経験であっても、ITが楽しそうと思う方、ぜひ一緒に「新生、スリーワンシステムズ」を作っていきましょう!
ご応募、お待ちしております。
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