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【アイデミー社員紹介】娘が大人になった時、日本が魅力的な国であるように。目指すのは「生産性を高めること」 -取締役CTO 清水-

アイデミー社員紹介をお届けします。今回は取締役CTOの清水です!

【自己紹介をお願いします!】

CTOとして技術全般を統括している清水です。アイデミーには2020年7月から正式にジョインしました。

開発本部にある4つの部、データサイエンス部、コンテンツ部、新規事業部、システム・デザイン部を管掌しています。また、データサイエンス部については、ピープルマネジメントもしています。

【具体的なお仕事について教えてください。】

「Aidemy」と「modeloy」という2つのプロダクトについて、技術的かつ重要な意思決定を行うことに加えて、「modeloy」に関してはお客様からの要望を受け取り提案するなど、営業に付随する部分も担っています。

また、データサイエンス部は論文を読んだり書いたりするなどの研究活動も行っています。お金を直接生み出すわけではないので、社内で肩身が狭くなりがちな活動だと思いますが、CTOとして「どんどんやっていいよ!」とお墨付きを与えています(笑)。

コンテンツ部に関しては、コンテンツの内容についてはもちろん、書いてもらう人を具体的に挙げたり、探し方をアドバイスしたり、いろいろですね。他にも、開発本部のメンバーと他部署との間に入って、コミュニケーションの調整をしたり、メンバーの採用活動などもしています。

▲自宅デスクまわりの環境。リモートワークはこちらから。

【レアな経歴をお持ちだと伺っています。】

東京工業大学を卒業後に、SIerで4年ほど勤務してから、株式会社ドワンゴに転職しました。元々はいちエンジニアとしてプロダクトの開発に携わっていたのですが、エンジニアの生産性を高めるというミッションのもと、新しい部署を立ち上げました。

その中で採用や教育にも関わるようになって、1年半にわたって人事部長も務めました。それからまた開発の現場に戻りましたが、その後も「人事畑を経験させていただいたエンジニア」としてキャリアを歩んでいます。

プライベートでは、Node.jsのユーザーグループを立ち上げて、2010年頃から3~4年の間、初代の代表を務めていました。アイデミーでもメインで使っているNode.jsは、今ではかなり使われる技術になりましたね。日本で最初に普及させるのに貢献したと自負しています!

【アイデミーに入社したきっかけとは?】

僕は「生産性を高めること」に興味があるんですよね。

ドワンゴで新しい部署を立ち上げたり、人事部長を引き受けたりしたのも、「自分だけでなくエンジニア全体、エンジニアだけでなく全社員の生産性を高めることができるポジション」について考えていた時に、ちょうどそういう話があったからなんです。

日本は、他の先進国、特にアメリカと比べると生産性が上がっていない国になってしまっています。それが「失われた30年」なんて言われている原因にもなっていると思うんですが、そこに対しての危機感、問題意識があって。

いま来ている「AI技術の波」は、高度経済成長後のIT化に乗り遅れた日本が、もう一回最先端に戻れる最後のチャンスだと思っているんです。ここで日本のいろんな会社さんをAIの波に乗せてあげて生産性を上げ、自分の子どもが大きくなった時に日本が元気な国であるようにしたい。それができるかなと思って入社を決めました。

【お子さんの未来のために、生産性の高い国にしたいと。】

うちの娘はもうすぐ4歳になるんですが、この子が大人になった時に日本という国がこの子にとって魅力的な国かどうか、今のままだと怪しいなと思っています。

日本が元気で魅力的な国であるようにするためには、生産性を高めていくしかない。それを他人任せにするんじゃなくて、ちゃんとやっていくのが大人である我々の責任だと。じゃあ、そういうことができる仕事があればいいな、と思っていた時に、石川さんからお声がけいただいたんです。

結局子どものためなんですよね(笑)。そのついでに世界も良くしてやるか、みたいな(笑)。娘の誕生は僕にとって大きかったと思います。

▲パーティションを設置して、寝室に作った半個室のワークスペース。

【入社から半年経ちましたが、アイデミーの特徴はどんなところですか?】

これは入社前からわかっていたのですが、言語がTypeScriptで統一されていることです。モダンなフロントエンドの開発はTypeScript一択なのですが、それをサーバーサイドにも使ってしまおうということで、どちらもTypeScriptで作っているのがアイデミーの特徴です。

とても大きな決断、勇気のいる決断で、これができたのはすごく良かったんじゃないかなと思います。サーバーサイドって他にもいろんな選択肢がある中で、TypeScriptを選ぶのは少数派なんですよね。

メリットとしては、フロントエンドとサーバーサイドで人が固定化されにくくなることですね。フロントをやる人が足りない時に、サーバーサイドが助けるとか、またその逆もできるわけです。うちみたいに、まだまだスタートアップの小さな会社で人数も多くない開発チームには、融通が利くところが適しているのかなと思っています。

【ご自身が考える優秀なエンジニア像とは?】

僕は「受け身じゃなく、自発的に動けること」が一番重要だと思っています。業務でも勉強でも「これをやっといて」と言われるのを待っている人は、結局そこまでしかできません。

自分でどんどん提案したり巻き取っていったりすることができる人、どんどん興味のあることを勉強していく人の方が絶対に伸びる。これは間違いないです。自発的に動ける人はアイデミーでも活躍しているし、僕はそういう人が優秀なエンジニアだと思いますね。

【ご自身のエンジニア哲学はありますか?】

技術ってあくまでも手段であって、目的ではないということですね。時々、技術にすごいこだわりを持っている人がいて。それはそれですごくいいことなんですけど、「この技術を使いたい!」みたいに技術が目的になっちゃうと、それはやっぱりちょっと違うと思うんですよね。目的は、お客様に何らかのメリットを届けることで、技術はそのための手段でしかありません。

あとは、エンジニアって、自分で好んで業務外に勉強したり、コードを書いてプログラム作ったり、社外の勉強会に行ったりするんですが、子どもができるとそういうことがしにくくなります。エンジニアとしてのキャリアを考える上で、子どもができたことはひとつ大きなターニングポイントかなという気がします。

あるブログに「子どもができたら人生の主役は自分じゃなくて子どもになる」と書いてあったのを読んでからは「ああ、なるほどな」と思って、時間が取れないのはしょうがないと割り切っていますね。奥さんに全部押し付けるのもイヤだし。今のうちは子どもが主役だから、自分のことは二の次にして子どもにフォーカスしようと。これは子どもができる前に、ある程度技術面で下積みしていた“貯金”があるからかなとは思っています。

▲愛用のアーユル・チェアーは「腰痛持ちが最後にたどりつく椅子」と言われています。

【今後のアイデミーでの、エンジニア育成のポイントを教えてください】

なんでもできるエンジニアになってほしいなと思っています。あまり好きな言い方ではないのですが「フルスタックエンジニア」ですね。

フロントもサーバーサイドもインフラも、一点突破でいくよりは全部経験して、すべてのことにある程度対応できる方が重宝されるし、目指しやすいと思うので、そういうところをまず目標にしてもらいたいです。

そのためには、タスクを固定しないようにしています。「君はフロントエンドだけ、君はサーバーサイドだけやってればいいから」とならないように、タスクを割り振ることを意識していきたいと思っています。

そういう人が成長すると、スタートアップのベンチャーでCTOになるとか、一人目のエンジニアになるなど、いろんな選択肢が生まれるんですよね。アイデミーでそのまま活躍していただいてもいいし、仲間と新しくスタートアップを立ち上げてもいい。いろんな選択肢がとれるようにキャリアを考えてもらえればいいなと思っています。

【アイデミーに興味をお持ちの方へ、メッセージをお願いします!】

かつて僕もそうだったんですが、今、機械学習やAIの技術が発展してきている中で、Webエンジニアの中には機械学習について勉強していない方も多いため「このままで大丈夫だろうか」って、不安とか漠然とした焦りみたいなものを感じていると思うんですよね。

だからといって、本を読んで機械学習の勉強をした程度では、機械学習エンジニアとして転職して現場に入るのは難しい。機械学習エンジニアの採用って、ハードル高いものが多いんですよ。機械学習の実務経験を積みたいけれど、実務経験を積むためには機械学習の実務経験が必要っていう感じで(笑)。勉強はできても実務経験が積めないジレンマを抱えています。

そういう人たちに対してアイデミーでは門戸を開いており、基本的に機械学習の実務経験がなくても採用しています。入社すると機械学習の学習サービス「Aidemy」が使い放題になるので、そこで機械学習の勉強もできます。また、「modeloy」は機械学習のモデルを運用するサービスなので、機械学習エンジニアとしてのキャリアをそこから始めることができるんです。

▲Twitterより

機械学習に興味があって「勉強しなきゃいけないな、実務経験積みたいな」と思っているけど、なかなか踏み出せていなかったWebエンジニアにとっては、最初の一歩としてすごくいいポジションになるんじゃないかなと思っています。

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