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複数事業を行う組織が同じ方向を向くために、ミッション・バリューを作りました

こんにちは、アイザックPRの石原です。
企業の姿勢や目指すところが言語化されたミッションとバリュー。アイザックのそれは至ってシンプルですが、そこに込められた思いを代表の田中に聞いてみました。

目次

  1. アイザックのミッションとバリュー
  2. ミッション・バリューの必要性
  3. 決定までのプロセス
  4. ミッションに込めた思い
  5. バリューに込めた思い
  6. メンバーに浸透させるために

アイザックのミッションとバリュー


ミッション・バリューの必要性

――ミッションとバリューは昨年末に初めて作られたんですよね。なぜミッションとバリューを作ることになったのでしょうか。

「アイザックはアート業界や不動産業界向けのサービスやマッチングアプリなどの複数事業を行っていて、それぞれのサービスごとにチームが存在しています。各事業においては事業を成長させることが目的となりますが、それぞれ目指すところがばらばらで、アイザックとしてはどこを目指すんだっけ?ということを定義しないと組織としてまとまらないなと思ったんです。
昨年、2015年の創業から約6年が経ちメンバーも増えてきたタイミングで、アイザックのミッションとバリューを作ることにしました。」

決定までのプロセス

――言語化はどのように進めていったんですか?

「経営陣や創業初期からいるメンバーを中心に、今までのアイザックのスタンスやメンバーの個性などをキーワードとして洗い出していきました。
それをコピーライターさんに共有して、いくつかミッション・バリューの案を出してもらって選びました。コピーライターさんから問われたことも、自分たちのことを改めて振り返る良いきっかけになりましたね。」

――具体的にはどのような問いだったのでしょうか。

「例えば、次のようなことです。」

1. 過去から現在にかけて、どんな方向性でサービスを作ってきたか?(複数事業の共通点を挙げるとすれば何か?事業アイデアの個性は何か?ユーザーや社会の反応は、どんなものだったか?)2.未来や将来的には、社会やユーザーにどんな影響や変化を与えたいか?(5年後、10年後、30年後などのイメージ)3. 会社やチームの強みを、3つ挙げるとすれば何か?

ミッションに込めた思い

――ミッションである「世の中を、実験しよう。」に込めた思いを教えてください。

「創業当時から大事にしてきたのが『まずやって、改善しよう』という精神でした。プロダクト作りだけに限らず、日々の働き方や生活などについても同じ考えで、まずやってみて上手くいかなかったら改善する、というのを続けてきました。ある未知の物事に挑戦するときに最低限の準備や調査も大事ですが、やってみた方が得られる情報量が大きいことが大半だと思っています。
僕も共同創業者の播口もエンジニアだからか、小さい失敗を繰り返して改善していくサイエンス的なアプローチを好む傾向にあるのかもしれません。そういう姿勢をキーワードに落とし込んだ時に『実験』がしっくりきたんです。あとは、アイザックに複数ある事業の方向性がさまざまなので、ミッションによって事業内容が狭まりすぎないように抽象度が高いフレーズにしました。」

――「アイザック」という社名やロゴのリンゴマークは、「アイザック・ニュートン」や「万有引力」から来ているんですよね。

「そうですね。そこにも僕たちの大事にしている考え方が表れています。化学的なアプローチを重んじているというところから、物理史のターニングポイントを作ったアイザック・ニュートンアインシュタインをモチーフに社名と会社ロゴは作りました。余談ですがニュートンはニュートン法という方程式の解を適当に目星をつけながら徐々に改善しながら見つけるという、まさに僕らのビジネスと同じようなアプローチを生み出していたり、オープンソースの代表格Linuxを生み出したリーナスがMicrosoftの役員に宛てた手紙の中で『巨人の肩の上』の話が引用されていたりするのが面白いなと思っています。
彼らのように実験を繰り返すことで生まれた発見や良いプロダクトを、世の中の役に立つものにしていけたらという思いがあります。」

――メンバーにとっても、まず何でも挑戦させてくれる環境というのはありがたいですよね。

「はい、打席に立つ回数はメンバーの成長にとって非常に大事です。成功体験は自信と成長に繋がりますし、失敗したとしてもその原因について徹底的に考えて改善するというプロセスも本人の学びとなり成長につながります。そしてそれは組織をも強くしていきます。
また、新規事業のアイデアに関しても、世の中や人類のためといっても抽象的になってしまいイメージが湧きにくいので、それぞれのメンバーの身の回りにある課題から着想を得るというのは大事にしています。」

バリューに込めた思い

――バリューはたくさんフレーズを掲げている企業も多いですが、2つにしたのには何か理由があるのでしょうか。

「最初は自分たちの思想を表現するには3〜4つほど必要になりそうだったんですが、3つは覚えられないなと思ったんですよね。社会の授業とかでも暗記項目が3つあると大体その内2つが印象に残って、『あれ、もう1つ何だっけ?』ってなるじゃないですか。だったらしっくりきて覚えられるものを2つだけ作ろうとなりまして。本質的なもの以外は削ぎ落とす思想は『Less is more』にも繋がりますし、『Less is more』というバリューそれ自体に沿ってバリューも2つというメタ的なところでも体現したいな。」

――バリューである「Less is more(より少ない方が、より良い)」に込めた思いを教えてください。

「2つのバリューを作るにあたって、1つは実務に関するものがいいなと考えていました。『Less is more』は『少ない方がいい』という意味で本質的な物事を見極めることの重要性を表現しています。
プロダクトを作る上でも、機能をつけすぎるのは良くない、シンプルなアーキテクトがいい、などという思想があります。社内のルールも少ない、会議の時間も短いに越したことはないです。
とはいえ0にしてしまうことはできないので本質的な物事のみを残すということが大事だと考えています。」

――Slackでのテキストコミュニケーションを見ていても「Less is more」はすごく感じますね。怒ってるのかな?くらいシンプルだったり(笑)。

「シンプルの程度はすごく難しいと思います。端的にしすぎて思いやりにかけるのもだめだし、丁寧にしすぎて冗長になってしまうのもよくない。ポイントは、相手にとって必要で過不足ないかが考えられているか、本質的かどうか、などの視点が持てているかどうかだと思っています。」

――もう1つの「Child heart(遊び心ファースト)」に込めた思いを教えてください。

「『Less is more』が機能的な思想を体現しているので、もう1つは感情的なもので、メンバーのワクワクを引き出し楽しく働けることに繋がるようなものにしようと考えました。
『実験』にも繋がるんですが、まずは遊び心を持ってやってみよう、というメッセージを込めています。その方が自由な発想が生まれやすいかなと。」

メンバーに浸透させるために

――メンバーたちにミッションやバリューを浸透させるために何か取り組んでいることはありますか?

「アイザックは今、出社もリモートワークもするハイブリット型の働き方をしていますが、Slackでも口頭でも経営陣が積極的にミッションやバリューを発言するようにしています。バリューは2つあるので、Less is moreは僕が、Child heartは共同創業者の播口が特に主体となって広めようとしています。
Slackではそれぞれのスタンプを作って、該当するような発言があった時に押してます。スタンプはメンバーもよく使ってくれてますね。」

「あと、アイザックの『実験』をフレームと捉えて、事業ごとには実験の成功条件を定めています。その実験がどうなったら成功か、というのを事業ごとに決めて都度振り返り評価しています。」

最後に…

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