Q. アカリエの代表に就任された経緯を教えてください。 A. 私はツクイの常務執行役員として経営の舵取りをしつつ、グループ会社のDIGITAL LIFEの取締役も兼務していましたので、ツクイグループ全体で「介護業界のIT化」を強力に推し進めたいという、切実な使命感がありました。 介護現場のリアルとITの可能性、その双方に精通する立場として、グループの連携を最大化し、アカリエをさらなる高みへ導ければと思い、代表の重責を引き受けることにしました。
Q. ご自身の経営哲学の根底にある「座右の銘」や「人生の1冊」は? A. 困難を前にした時、私は「解決策があるなら見つけよう、ないなら忘れよう」というシンプルかつ強靭な思考を大切にしています。 感銘を受けた書籍は、『夢見る雑草たち』、『孫子の兵法』、稲盛和夫氏の『実学』 これらは時代を超えて「人」と「組織」の本質を教えてくれるバイブルです。
~ 社会における存在意義と会社への想い ~
Q. 現在の介護業界を取り巻く環境をどのように捉えていますか? A. 超高齢社会において、訪問介護は社会のインフラであり、最も尊い仕事です。 しかし、直面する課題は年々巨大化し、業界は「資本力の大手」か「独自性の中小」かという二極化の激流にあります。アカリエはそのどちらでもない、「資本の安定」と「ベンチャーの機動力」を兼ね備えたハイブリッドな存在として、業界の新たなスタンダードを創るべきだと確信しています。
Q. もし魔法が使えるなら、事業を通じて真っ先に解決したい「現場の痛み」は何ですか? A. 現場で戦う社員一人ひとりが抱える課題は、決して一括りにはできません。 もし魔法が使えるなら、全社員に「1回だけ願いが叶う魔法の杖」を配りたい。それが本音です。 個別の痛みに寄り添い、ITや仕組みの力でその杖の代わりになること。 それこそが経営者としての私の役割だと考えています。
Q. アカリエだけが持つ「一番の強み」をどう定義されていますか? A. 「介護」と「IT」という、一見相反する二つの軸を自社内に完結させていること。 そして、親会社の安定した基盤に甘んじることなく、爆速で挑戦を続けられるカルチャーです。 この「圧倒的な安定感」と「自由な挑戦」。 このバランスこそが、他社には決して真似できないアカリエの武器です。
Q. 「アカリエの良さ」を感じる瞬間は? A. 社員一人ひとりの「この会社を良くしたい」というエンゲージメントの高さを感じる時です。これは私にとって何物にも代えがたい宝物です。 役職に関係なく「やりたい!」と手が挙がり、それに向けてみんなで進める。 そんな主体的な熱気に満ちている瞬間に、「これこそがアカリエだ」と誇らしく思います。
~ 未来のビジョン ~
Q. これからアカリエをどのような組織へと進化させていきたいですか? A. 私たちは「変わり続けられる種」でありたい。 10年後、たとえ今とは全く違う事業をしていたとしても、「現状維持は退化である」と認識し、変化を楽しみ続ける組織でありたいです。 規模が拡大しても「やらされる仕事」が増える大企業病を徹底して排除し、常に自分たちが主役であるという空気感を守り抜きます。
Q. 共に働く社員に対して、どのような姿勢や挑戦を期待されていますか? A. 「やらなければならない(Needs)」ではなく、「自分がこうしたい(Wants)」という熱狂に従ってほしい。プロとして「数字」という冷徹な事実を直視しながらも、心には温かなホスピタリティを宿す。管理と挑戦の絶妙なバランスを攻め続ける、そんなカッコいいプロフェッショナルであってほしいと願っています。
Q. 社員にとって、どのようなリーダーでありたいと願っていますか? A. 私は「雲の上の存在」になるつもりはありません。 役割と責任の所在が違うだけの、「一人の仲間」でありたいです。 本当は170名を超える社員全員と、仕事の話から他愛もない無駄話まで、1時間ずつじっくり話したい。一人ひとりの人生や人となりに触れ、共に笑い、共に悩む。そんなフランクで、誰よりも距離の近い存在であり続けたいと思っています。