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当社AIプロダクト「aiba」がフリーマガジン「馬旅2024年春号」に紹介されました。

当社AIプロダクト「aiba」がフリーマガジン「馬旅2024年春号」に紹介されました。
今回は、「誕生秘話~バージョンの完成とこれからの展望」を2回に渡ってご紹介いたします。

馬事業界初、AIエッジカメラによる厩舎管理の誕生

2023年11月、AIエッジカメラを使用した検知プロダクトを展開する株式会社アプリズムは伯舎で馬の異状をリアルタイムに検知するAIプロダクト「aiba」をリリースいたしました。

きっかけは大学馬術部の息子の姿を見て

プロジェクトリーダーの息子は大学馬術部に所属。
限られた部員数で馬の世話をする必要があり、宿直で週に2~3回は泊まり込み、日中も担当馬に何かがあれば駆け付けなくてはならず、授業に支障が出る心配もありました。
そんな一般的なキャンパスライフと程遠い姿を見て、自社のAI技術でなんとかできないかという想いが開発のきっかけとなりました。

親心から社内プロジェクトへの道のり

まずは大学や乗馬クラブに協力を仰ぎ、伯舎の動画を収集するところからスタート。
AIの知識の深化(ディープ化)には、画像にすると2万枚以上分もの動画が必要です。
人間の目線ではなくカメラを設置する伯舎の高い位置から見た馬をAIに認識させるのは、世界にも前例が無く大変な作業でした。

次に「馬のどんな動きをもって異状とするか」という問題があります。
乗馬クラブの経営者、獣医、馬術部の部員など異なる立場の方々から話を聞いたところ共通して出たのが「疝痛(せんつう)」でした。
疝痛の原因はさまざまですが、死に至ることもある異状です。
疝痛があると馬は前かきをしたりクルクル回ったり普段と違う行動をする。これを分析して学習用の異状としていく方針を決め、過去に撮った動画から認識させるプログラムを組み……というところまでにかかった歳月が約1年です。
実は、ここまでは「AIでこういうことができる」ということを社会に示したい気持ちが大きく商業化は考えていませんでした。
しかし社内で「困っている人が助けられるのでは」というメンバーが出てきて、製品化へ向けてプロジェクトチームが立ち上がる事になりました。

馬着のある馬やずっと後ろを向いている馬もAIに認識させなければならず、そういった問題を一つずつクリアしながらリリースに至るまで計2年の歳月がかかりました。

■ aiba公式ホームページこちら → https://aiba.solution.apprhythm.ai/

次回 vol.2 バージョンの完成とこれからの展望 をご紹介

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