「まずはやってみる」という姿勢で、人と技術をつないでいく。「人をつくるアルサーガ。」第138回は、福岡支社でフルスタックエンジニアとして活躍している濱野さんに話を聞きました。
文系出身というバックグラウンドを持ちながらIT業界へ飛び込み、開発の最前線で経験を重ねてきた濱野さん。現在はアルサーガの福岡支社でフルスタックエンジニアとして活躍する一方、社内では拠点や立場を越えた交流づくりにも積極的に関わっています。その背景には、ワーキングホリデーやバックパッカーなどの海外経験を通じて身につけた価値観と、人とのつながりを大切にする姿勢がありました。
エンジニアを志した原点、アルサーガを選んだ理由、そして福岡支社で描くこれから。濱野さんのこれまでと今、そして未来に迫ります。
教育コンサルタントからエンジニアへ。これまでのキャリアと転機
――これまでの経歴について簡単に教えてください。
大学時代は国際関係学を専攻して、英語やイタリア語の勉強に加え、ヨーロッパの歴史や宗教、哲学などを幅広く学びました。学業以外では塾講師のアルバイトを経験し、「人に教える仕事の面白さ」を感じたことから、卒業後は教育業界のコンサルティング会社に就職しました。
入社当初は将来的に海外駐在することを目指していましたが、先輩社員の話を聞く中で、実際に海外で働けるようになるまでには10年〜15年ほどかかることを知ります。そのとき、自分が思い描いていたキャリアとの間にギャップを感じるようになりました。
そして、もっと早い段階から場所に縛られず、どこでも価値を発揮できるスキルを身につけたいと考えるようになり、その選択肢としてIT業界への転身を決意したのです。
最初に入社した開発会社ではSESが中心で、アプリのテストや保守運用を主に担当。システムを安定して動かすための基礎を学べた一方で、よりモダンな技術に触れたい、新しいサービスの開発に主体的に関わりたいという思いが強くなっていきました。その思いが決め手となり、アルサーガへの転職を選びました。
――エンジニアを目指したきっかけはありますか?
幼少期からレゴブロックに夢中になるなど、何かを組み立てたり形にしたりすることが好きでした。その延長線上で、学生時代のサークル活動で開発に携わる機会があり、ブログ記事やYouTube動画を参考にしながら独学でプログラミングを学びました。ボランティア団体のホームページ制作やアプリの実装まで行った経験もあります。
そうした経験を通じて、自分の手で形あるものをつくることに強いやりがいを感じ、「モノづくり」に関わる仕事を続けたいと思うようになりました。それが、エンジニアを目指した原点だと思っています。
――数ある開発会社の中でアルサーガを選んだ理由を教えてください。
アルサーガを選んだ理由の一つは、会社として掲げている「多重下請け構造の是正」という考え方に強く共感したからです。私自身、IT業界の構造そのものに課題を感じていたことがあり、それを変えようとしている会社があることに大きな魅力を感じました。
また、当時の福岡支社は立ち上がってまだ1年ほどで、これから組織や開発体制をつくっていく段階でした。そうした環境で組織作りの中心メンバーとして関われる点にも惹かれました。
さらに決め手となったのは、選考のスピード感と、社員一人ひとりの意欲を大切にしている点です。一次面接の後、すぐに福岡支社長との最終面接が設定され、その意思決定の速さにはとても驚きました。面接では、「チームの中で裁量を持ち、新規のアプリケーション開発に携わりたい」と自分の志向を率直に伝えたのですが、支社長である吉冨さんに「ここならできるよ」と即答してもらえたことで、個人の適性や挑戦したい気持ちをしっかり見てくれる会社だと感じました。
そして個人的にかなり印象に残ったのが、オフィスにバーカウンターがありお酒が飲めることです(笑)。これまで出会ったことのないスタイルだったので、その自由さや遊び心も含めて、この会社で働くイメージが一気に具体的になり、入社を決意しました。
目に見える成果がやりがいになり、社員同士のつながりが財産になった
――現在はどのような業務に携わっていますか?その中で、特にやりがいを感じているポイントを教えてください。
現在はフルスタックエンジニアとして、様々な開発に携わっています。これまで、社内業務管理のシステムやAndroidアプリケーションの開発を経験し、現在は数千万人が利用する金融サービスのポータルサイト開発を担当しています。
特にやりがいを感じるのは、自分が関わった開発が、目に見える形で成果につながったと実感できたときです。たとえば、セキュリティ関連の機能開発に携わった際、リリース後に実際の利用状況が改善したと聞き、「自分の仕事がきちんと役に立っているんだ」と実感できたのは嬉しかったですね。また、自分が実装した機能を、友人が使っているのを見かけたときにも、大きな達成感を味わいました。
案件の幅が広いため、扱う技術や求められる役割が変わることもありますが、その分、常に新しい挑戦があり仕事に飽きることがありません。変化を楽しみながら成長できる点は、自分にとって大きなやりがいにつながっています。
――逆に、ここは難しいと思う部分はありますか?
難しいと感じる場面は、正直毎日のようにあります(笑)。現在の開発ではGitHub CopilotなどのAIツールを活用していますが、新しい機能が毎週のようにリリースされるため、技術のキャッチアップは少し大変です。また、担当するシステムの規模が大きく、初めてのことも多いですし、全体像を把握しきれないこともあります。
そうした状況だからこそ、わからないことを一人で抱え込まず、早めに周囲に相談するようにしています。人に聞くことで理解が早まりますし、結果的にコミュニケーションも深まるので、このやり方が自分には合っていると感じています。
――濱野さんは、社内イベントの「TOT(Taste of Tech)」への登壇や、「技術書の輪読会」の主催など、社内発信に積極的に取り組んでいる印象があります。こうした活動に関わるようになったきっかけを教えてください。
きっかけは本当にシンプルで、「普段話す機会のない人と話したかったから」です。特に開発者は同じ案件のメンバーと関わることが多くなりがちですが、私は人と話すのが好きなので、社員同士で交流できる場がもっとあれば良いなと思いました。
そうした思いから、「TOT」の登壇者募集を見かけたときに、「自分の学びを福岡だけでなく、他の拠点のメンバーとも共有できるし、交流のきっかけにもなる」と感じ、思い切って手を挙げました。
実際に登壇してみると、他のメンバーの反応や質問を通じて新しい気づきも得られ、とても充実した時間になりました。私はオンラインでの登壇でしたが、福岡支社では登壇後に自然と交流会が開かれ、新たなつながりが生まれて嬉しかったです。
「技術書の輪読会」も、交流の場を増やすために始めたんです。本を読んで学んだことを持ち寄って話すので、ただの自習ではなく、みんなで知識を深める“収穫祭”のような会です。参加してくれた人と仲良くなったり、自分も学びが定着したりするので、とても楽しいです!
――こうした活動を通じて、濱野さんご自身にどのような学びや成長がありましたか?
やはり一番は、「アウトプットによる学びの定着」です。自分ひとりで黙々と開発したり本を読んだりするだけではなく、誰かと感想を共有し、言葉にして説明をすることで、知識がより深く身につくと実感しています。そして何より、こうした活動を通じて社員同士のつながりが深まったことは、自分にとって大きな財産ですね。
海外経験で培った価値観を胸に、福岡支社のこれからをつくる
――仕事以外の時間にリフレッシュする趣味はありますか?
体を動かすことが好きなので、フットサルやランニングをしています。先月は福岡支社のメンバー数人を誘って勢いでフルマラソンに参加し、42.195kmを完走しました!正直、スタート前はみんな少し後悔していましたが(笑)、終わった後は「走ってよかった」と言ってもらえて、嬉しかったです。
普段は、近所の温泉やサウナに行ったり、家でコーヒーを淹れて過ごしたりすることが多いです。頭と気持ちをリセットすることで、自然と仕事にも向き合えるようになります。
――ワーキングホリデーやバックパッカーなどの海外経験もあると聞きました。そういった経験は、今の働き方や考え方に影響していますか?
大学時代に1年間休学してオーストラリアでワーキングホリデーをしたり、長期休暇にはバックパッカーとして旅をしたりしていました。
特に印象に残っているのは、現地の人たちの楽観的な姿勢です。「No worries」という言葉の通り、「うまくいかないことがあっても、まずはやってみて、ダメなら修正すればいい」という考え方が心に響き、ごく自然に身につきました。
この感覚は、正解のない課題に向き合うことが多いエンジニアの仕事にも、そのまま活きていると感じています。最初から完璧を目指すよりも、まず動かしてみて、フィードバックを受けながら改善していく。そうした姿勢は、開発だけでなく、社内の取り組みやイベントづくりにも共通している考え方です。
また、海外では相手の目を見て話し、自分の考えをはっきり伝えることをとても大切にします。自信を持って伝える姿勢と、相手をきちんと理解しようとする意識は、チームで働くエンジニアとしても欠かせないものだと思っていて、日々のコミュニケーションで意識しています。
――濱野さんから見た、アルサーガの福岡支社の魅力を教えてください!
アルサーガの魅力は、メンバー同士の距離が近く、対面でしっかりコミュニケーションが取れる点です。基本的に出社して働くスタイルのため、日常的な会話が生まれやすく、困ったことがあればすぐに周囲へ相談できる環境があります。
また、案件ごとの開発チームが比較的コンパクトなこともあり、一人ひとりに与えられる裁量が大きく、「やってみたい」という意見が実際の取り組みに反映されやすいと感じています。年次や入社歴に関わらず重要な役割を任せてもらえる機会も多く、自然と責任感や成長意欲が高まる環境です。
さらに、関わる業界やプロジェクトの幅が広く、新しいサービスをゼロから形にする案件が多い点が魅力だと思います。既存システムの保守にとどまらず、設計や構築の上流段階から携われる経験は、エンジニアとしての判断力や設計力を磨くことに確実につながっていると感じています。
――今後アルサーガで挑戦したいことを教えてください。
福岡支社を、より人が集まり、自然と交流が生まれる場所にしていきたいと考えています!エンジニアとして開発に向き合うことを軸にしながら、その土台として、社員一人ひとりが仕事に集中しやすく、日常的にコミュニケーションが生まれる環境をつくっていけたら嬉しいですね。
そのためにも、技術共有会の再開や、スポーツイベントのような社内企画、さらには「開発ハッカソン」など技術的な挑戦と採用の両方につながる取り組みにも関わっていきたいと考えています!
――今後アルサーガに入社したい人向けにメッセージをお願いします!
裁量を持ってモノづくりに向き合いたい方や、人とのつながりを大切にしながら働きたい方にとって、アルサーガはとても相性の良い環境だと思います。
エンジニアとして開発にしっかり向き合いながらも、手を挙げたことに挑戦させてもらえる機会が多いのは、この会社ならではだと感じています。仲間を大切にしながらスキルを磨き、会社と一緒に成長していきたい方がいれば、ぜひ一緒に楽しく働けたら嬉しいです!
――ありがとうございました!
(取材・編集・文=広報室 尹)