HRDX（Human Resource Digital Transformation）とは！？

こんにちは！ Attack黒木です。弊社は、採用支援（RPO）サービス【TARGET】を展開しており、採用コンサルティングから採用に関する実務までを一気通貫で対応するとともに、プラスアルファ・コンサルティング（PAC）社のグループ会社として、タレントマネジメントシステム『タレントパレット』の採用管理機能を通じた採用支援を行っています。

今回は、従来の人事業務をデジタル技術を駆使して進化させる概念、HRDXについて詳しくご紹介します！ 

HRDXの定義と目的

HRDXとは、Human Resource Digital Transformationの略で、デジタル技術を活用して、人事業務の効率化、戦略的な人材活用、組織変革を実現するための取り組みを指します。データを活用して、ビジネスモデル、業務プロセス、組織、企業文化そのものを根本から「変革」し、新たな価値を創出して競争上の優位性を確立するという、経営戦略レベルの取り組みを指します。

HRDXが目指すのは、単なる人事システムの導入に留まらず、AI、ビッグデータ、クラウドなどの最新テクノロジーを駆使することで、人事戦略全体をアップグレードすることです。

具体的には、採用、育成、評価、配置といった人事プロセスをデジタル化してデータに基づいた意思決定を可能にし、より効果的な人材戦略を構築することで、業務効率化によるコスト削減、社員エンゲージメントの向上、そして組織全体のパフォーマンスを最大化することを目的としています。

HRDXが注目される背景

HRDXが注目される背景には、少子高齢化による労働力不足、働き方改革の推進、そしてビジネス環境の急速な変化があります。これらの課題に対応するため、企業は人事戦略の変革を迫られており、HRDXはそのための強力なツールとして期待されています。また、テクノロジーの進化により、以前は実現が難しかった高度な人事管理が可能になり、企業はより戦略的に人材を活用できるようになりました。

HRテックとの違い

HRDXと混同されやすい言葉に「HRテック」があります。HRテックは、人事管理システムや採用管理システムなど、人事領域で利用されるテクノロジー全般を指す言葉です。HRDXはそれらのHRテックを戦略的に活用して企業の成長を加速させるための取り組みであり、テクノロジーを活用して人事戦略全体を改革する、より包括的な概念だと言えるでしょう。

HRDX導入のメリット

HRDXの導入は、企業に、業務効率化、人材活用、組織全体のパフォーマンス向上といった多くのメリットをもたらします。それぞれのメリットについて詳しくご紹介します。

①  業務効率化によるコスト削減

HRDXの導入によって、業務効率化を実現しコスト削減に貢献します。それまで紙やExcelを使用して手作業で行っていた業務をITツールを活用して自動化することで、人的ミスを減らし、業務時間を大幅に短縮できます。また、ペーパーレス化の推進によって、印刷コストや保管スペースの削減にもつながり、さらにRPA（Robotic Process Automation）などのツールを導入すれば、定型的な業務を自動化することが可能です。

業務負荷が減ることで、担当者がより付加価値の高い業務に集中できるようになり、生産性が向上して組織全体のコスト削減に貢献します。

➁  人材活用とエンゲージメント向上

HRDXは、人材の有効活用と社員エンゲージメントの向上にもつながります。

目的達成のためには、タレントマネジメントシステムの導入が不可欠です。それによって、社員のスキルや経験、キャリア志向などを可視化し、最適な人材配置や育成計画を策定することが可能になります。適材適所で社員一人ひとりの個性や能力を最大限に引き出すことができれば、組織全体のパフォーマンス向上にも貢献します。

また、人事評価やフィードバックのプロセスを透明化し、社員の成長を支援する体制を整えることで、社員エンゲージメントの向上が期待できます。社員が自身の成長を実感し、働きがいを感じられる環境を整えることが、優秀な人材の獲得と定着にもつながるでしょう。

③  組織全体のパフォーマンス向上

HRDXの導入は、組織全体のパフォーマンス向上にも貢献します。データに基づいた人事戦略を策定することで、組織の課題を的確に把握し効果的な改善策を実行することができます。例えば、社員の満足度やエンゲージメントを定期的に測定し、結果を人事戦略に反映させることで組織全体の活性化を図る、社員の離職率が高い場合は原因を分析し、具体的な対策を立てるといったことです。

さらにHRDXは人事に関するデータを集約することによって、経営的な意思決定への支援となり、結果的に組織全体の持続的な成長の手助けとなるでしょう。

HRDX導入に役立つ「タレントマネジメントシステム」

タレントマネジメントシステムは、従業員の能力や才能を最大限に引き出し、組織全体のパフォーマンスを向上させるためのシステムです。従業員のスキル・経験・キャリア志向などを可視化し、最適な人材配置・育成計画・キャリアパスなどを支援することができます。

タレントマネジメントシステムを導入することで、人材データの有効活用、従業員エンゲージメントの向上、組織の成長加速などHRDXの実現が期待できます。

▼タレントマネジメントについては、以下記事でも詳しくご紹介しています！

いかがでしたでしょうか？  PAC社が提供する『タレントパレット』は、このHRDXの実現を可能にする、経営・人事戦略の意思決定の高度化、次世代人材の育成、最適配置、離職防止、採用強化など科学的人事戦略を実現するプラットフォームです。

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