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「大勢の中のひとり」ではなく「事業を創る当事者」であれ。歩みを止めず挑み続ける、若きリーダーに迫る|新卒マネージャー対談

こんにちは!auコマース&ライフ採用広報担当です。今回は、新卒入社し現在はグループリーダー(=以下、GL)としてマネジメントにも奮闘する若きリーダー達に、目指している組織像や今後への期待をお伺いしました!

右:子安 祥史(Yoshifumi Koyasu)
2014年、旧株式会社ルクサへ新卒1期生として入社。MD、商品開発を経て、現在はダイレクト事業部MD2部ダイレクトレジャーライフグループと同部ダイレクトホームライフグループにてGLを務める。
左:後藤 友季(Yuki Goto)
2016年、旧株式会社ルクサへ新卒入社。以来グルメ領域を中心としたMDを担当する傍ら、オリジナル商品開発に取り組む。2021年商品開発グループを立ち上げ、グループリーダーに就任。21年11月よりグルメグループのGLを務める。

「チームに対して自分は何ができるのか」見えてきたマネジメントキャリアパス

ー本日はお時間をいただきありがとうございます!まず始めに、簡単にこれまでのご経歴についてお伺いできますか。

子安:
 ダイレクト事業部MD2部ダイレクトレジャーグループとダイレクトホームライフグループにてGLを務める子安です。2014年4月、旧株式会社ルクサへ新卒第1期生として入社し現在8年目です。
 入社する前から「モノ(商品)の販売」に強い関心があり、入社から現在に至るまで、ずっと商品に携わる仕事をしてきました。具体的には入社から4年間ほどホームライフ領域、いわゆるお家の中のモノのMDとして、メーカーさまや問屋さまから商品の仕入れを行い、その後PB推進部へ異動。PB、つまりプライベートブランド立ち上げメンバーとしてジョインし、商品の企画や中国の生産工場とのモノづくり、我々が一メーカーとして商品販売するという経験をしました。2019年4月の旧KDDIコマースフォワード株式会社との合併後の2019年6月に再度MD領域に戻り、現在は元々担当していたホームライフ領域だけでなくお家の外のモノのMDとしてレジャーライフ領域に幅を広げ、MD業務とマネジメントを行っています。

後藤:
 2016年4月に旧株式会社ルクサへ新卒入社した後藤です。私は入社後、MDのグルメチームに配属され、現在に至るまでグルメ商材の仕入れをメインに仕事をしています。配属当初は、生鮮食品やスイーツ、お酒や常温の加工食品など幅広いカテゴリの商品を取り扱っており、直近は大手のNB(ナショナルブランド)メーカーをメインで担当していました。
 入社前から「食に関わる仕事がしたい」という想いが強くあったので、MD業務にとどまらず、モノづくりや商品開発へ関心を持ち、入社3年目ほどの時期から一部自社オリジナル商品の企画開発業務も兼任させていただきました。長らくMDと商品開発を並行して行ってきましたが、2021年4月に商品開発グループとして独立しGLに着任。11月にチームが合流し、現在はグルメグループのGLとしてグルメ領域のマネジメントとMD業務、商品開発を行っています。

ーそもそもお二人がマネジメントキャリアを意識したのはいつ頃からですか?

子安:
 私は新卒2〜3年目の頃から、マネジメントに興味を持つようになりました。入社した当時は今より遥かに会社規模も小さく、今や30名を超えるMDメンバーも8名程度。チームとは真逆の個人事業主が集まったような状態でした。(笑)徐々にメンバーが増え、MD業務を支えるアシスタントさんも加わってきたことで「チームとして最大の成果を出す」ことの重要性を意識するようになりました。個人のキャパシティでは成長も成果もいつかは限界がきます。「どうすればチームが盛り上がるのか?」「今後さらに組織が大きくなっていく中で、自分だったらどんなチームづくりができるのか?」を意識して仕事をしていました。

後藤:
 女性はライフイベントによりキャリアにブランクができてしまうことがあると思い、短期的に着実にステップアップしなければいけないと就職活動の時点から考えていました。分かりやすく一段ステップアップして役職もスキルも身につけるという意味で、マネージャーとしてのキャリアを意識していましたね。しかし、ただ「自分がなりたい」だけでなく「組織としての最適解」として認められる形で昇格はしたいと考えていました。そう考えるとMD業務を丸5年経験した6年目に、GLへ昇格できたことはベストタイミングだったのかなと思います。

一人ひとりが「やりたい」を叶えられるきっかけづくりを

ーチームメンバーへの向き合い方として意識していること、大切にしていることはありますか?

子安:
 マネージャーとしての仕事は「目標を与えること」ただそれだけだと思っています。ある目標に対して達成方法は決して一通りではなく、その人の経験や考え、外部の状況によっても方法はさまざま。「こうであってほしい」という目標を与え、そこまでの道の作り方は個人に委ねることにしています。自分自身、自分で考え行動を起こしたからこそ成し遂げられたことがこれまで多かったと感じています。 MDは個人の力が売り上げ、さらには事業成長に直結する仕事です。道筋や答えを教えられ、そのまま実行するただの作業者ではなく、事業成長を牽引するMDになるためにも、メンバーには自分で道を切り拓く経験を積んでほしいと思います。メンバー一人ひとりが考えられる、強い組織にしたいです。

後藤:
 私も子安さんに近くて「きっかけづくり」を大切にしています。実はグルメグループにおいて私は最年少、40代前後のメンバーが多く食品業界の云々やバイイングに精通している方ばかりなんです。しかしEC業界でのキャリアはauコマース&ライフが初めてという方も多い。そこで私の持つECのノウハウ、考えるきっかけを与え、自走してもらえるようにしています。動いた結果どうだったのか、“EC”における戦い方に新たな発見があったのかはメンバーからもフィードバックをもらえるので、私の学びにもなっています。

子安:
 あと私はメンバーに一社会人としても大切にしてほしいことを、GL就任時のキックオフのタイミングでグループクレドとして伝えました。

1.全てはお客さまのために
…クライアントさまやお客さま、関わる全ての人目線でプロフェッショナルに仕事をしよう

2.出来る理由から考えよう
…どんなに高い目標であっても、出来ないと思った瞬間に歩みが止まる

3.自由こそ正義だ
 …自分が決定できる範囲が広がる、自分が思うものを形にできることが自由

特に2番目のクレドは自身の核となっていて、これまでを乗り越えさせてくれた言葉です。思い返すと、自分が何か行動を起こす時、ネガティブな感情から始まると上手くいかないという経験がこれまで多かったように思います。決してやらされているのではなく、自分でやる理由を考えて行動に起こすことが重要なんですよね。また3番目のクレドに関しては、全員がGL、部長、事業部長を見据えて、視座高く行動してほしいという思いで伝えています。自分の背中を見て「上にいくと、自分の意思で仕事ができる」という希望を持ってほしいです。

後藤:
 私も2番目のクレドが何よりも大切だと思います!思えばグルメグループのキックオフのタイミングでも、クレドと銘打ってないもののいくつかメンバーに伝えた言葉がありました。
 まず「全社・事業部・グループ・自分、どこにどんな課題があるのか理解し、解決に向けたアクションをとろう」ということ。何かできないことがあったときに、なぜそれはできないのかを本質的に捉えて、積極的に行動してほしいと思っています。次に「できることからやってみよう」、まさしく子安さんグループ2番目のクレドです。何事もできない理由はたくさん作れると思うんです。正解なんてないから、やれる理由、やれる方法を自分で見つけていってほしいと思います。最後に「大変なときこそ、楽しい未来を見据えよう」。「こんな売り場をつくりたい」「こんなクライアントさまと仕事したい」という思いを胸に、「今足元にある一つ一つの課題を乗り越えていこう」と前向きな話し合いをしようと呼びかけています。どうせ1日の大半を仕事に費やすのなら、楽しく過ごしたい。自分を律して前向きに働く、心地良い疲労感を持ってメンバーには働いてもらいたいです。

私たちはまだ道の途中、未来に心を躍らせて

ー実際GLになって、面白さ・やりがいを感じる場面に変化はありましたか。

子安:
 これまで自分の数字だけ見ていたところを、グループ単位、部単位、事業単位で捉えられるようになったことは非常に良い変化でした。数字だけに関して言えば、一メンバーもキャッチアップしようとすれば見ることができる状態ですが、その数字からどうしていくのか、どうしようとしているかをいち早く察知できるのはマネジメントレイヤーの醍醐味だと思います。「見なければいけない数字が増えた」というのも事実ですが、この売り上げ規模、人数規模の会社の数字を見渡すことができて、私にとっては嬉しい感覚です。また新たにモール事業部側の人たちと話す機会が増えたことも良い変化だと思います。2019年4月に合併してからも未だ互いの事業理解が進んでいないところがありましたが、お互い何をしたいと思っているのか、どう思っているのか情報交換が増えてきたように思います。事業内容は違えど、同じプラットフォームを成長させるための仲間として、お互いを理解できる、サポートしあえるような関係性がさらに進むと嬉しいです。

後藤:
 会社の健康状態をキャッチアップできるようになったことは、確実に視座が上がり良い変化だったと思います。自分の会社の状況を客観的に見ることは、一メンバーの頃には難しかったと感じます。さらにダイレクト事業部内でもデータ化が進んだことで、マーケティングや分析視点を持ってグループのPDCAを考えることができるようになりました。これまでは自分自身のPDCAを回していれば良かったものをグループ視点で考えるのは骨が折れますが、その中でも勝ちパターンを展開できたときはとても嬉しく感じます。
 またグループクレドとして子安さんが挙げていた通り、階層があがればあがるほど裁量が広がり自由に動くことができるというのは、確かに実感しています。もちろん間違っていれば部長が制止してくれますが、ある程度のことは自分で判断して動けるようになりました。自分の信念をより大きな盤の上で広げ、進めていけることは一番のやりがいです。

ー今後の展望についてお聞かせください。

子安:
 au PAY マーケットは後発で、他の競合や流通と比較したときにまだまだ成長する余地があるサービスです。他と比較して私たちに足りないもの、他になくて私たちだから提供できるお客さまやクライアントさまのメリットなど、サービス品質の向上に必要なヒントをメンバーから一つ残らず拾い上げ、カタチにしていきたいと思っています。また、そうした「私たちはこう考えている」「私たちはこう動いている」という意志や取り組みを他グループへ向けて発信し、認知される強い組織にしていきたいですね。私たちの強い意志や行動が他のグループに対して良い刺激になって、新たな取り組みやナレッジ共有、連携が生まれるきっかけになればいいなと考えています。

後藤:
 「自分たちにしかできないことは何か」を突き詰めていきたいですね。子安さんの仰る通り、後発で成長過程の私たちにとって重要なのは、流通規模や何かではなく「我々にしかできないこと」を考え抜くことだと思うんです。しかし中身を解いていくと、「コト商材」と呼ばれるレストラン・美容・宿泊・エンタメ(演劇や舞台)などの体験型商材を扱っていることや、総合ショッピングサイトというプラットフォームの中にライブコマースサービスを持っていること、自社販売領域におけるバイイング力がありつつ店舗さまの流通もあることなど、たくさんの「自分たちにしかない」要素があるんです。今後これらの掛け算が一つ一つ噛み合っていく面白さが待っていると考えた時に、メンバーにも自分にも、視座をあげて積極的なアクションを求めたいと思います。
 先ほど「階層が上がれば自由の幅が広がる」というお話をしましたが、決して昇格することだけが自由を得る方法だとは思っていません。周りから「〇〇さんって〜している人だよね」「〇〇さん活躍しているよね」と認知され、認められる個人レベルへ引き上げることも、「やりたいことをできる」一つの方法です。メンバー一人一人をそのレベルまで引き上げる手助けもしていきたいです。

ー子安さんと後藤さんに続く新卒若手社員、未来の新卒社員に向けて、何かメッセージをいただけますか?

子安:
 一般的に「新卒」と呼ばれる私たちは、中途入社の人たちよりも、社内でスポットライトを浴びる機会が多いと思います。しかしながら自らアピールを仕掛けていかないと、「新卒の誰か」は分かっても、人となりや考え方、個性までは分からないんですよね。「〇〇さんだから任せたい」と思われるために、荒削りでもがむしゃらに、ぶつかってきてくれることを期待しています!

後藤:
 「私は/僕はこれがしたい!」という意志と、それを叶えていく為に行動する貪欲さを持って入ってきて欲しいですね。「自分がこのサービスを引っ張っていくんだ」という一階層高い視座と、誰よりも強い当事者意識を持ち、トライ&エラーを繰り返すことが大切だと思います。そうして行動し続ければ、自ずと自分の考えや、やろうとしていることを周りに理解され、一人のビジネスマンとして周りからも認められていくのではないでしょうか。
 auコマース&ライフは“au”という看板から大手の印象を受ける方も多いかもしれませんが、社歴で任せる仕事にふたをする会社では決してありません。「新卒1年目」という壁を自分で作らず、サービスを率いる一員としての意識と行動をどんどん見せて行ってくれる仲間を心待ちにしています!

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