「子どもが生まれた。仕事はこのままでよいのか?」
中坪 俊 (Shun Nakatsubo) |データテクノロジー部 アナリティクス課 クロステックセクション
はじめまして、中坪 俊(なかつぼ しゅん)です。2025年12月にバンダイナムコネクサスに入社しました。
業務概要としては、お客様(グループ内の事業部)と話しながら課題を言語化し、取り組む課題の選定と合意形成、課題解決に向けてプロジェクトを推進しています。
現在はシステムを用いた新しい業務フローの構築、業務効率化、業務プロセスの最適化案件のほか、社内の課題解決プロジェクトなどに関わっています。
この記事では、私がなぜバンダイナムコネクサスに入社を決めたのか、実際に働いてみて感じたことなどをお伝えします。
1. これまでのキャリア
大学~大学院では材料工学を専攻し、SiCやガラスの研究に取り組んでいました。ただ、研究を続けながら「象牙の塔にこもっているより、社会をもっと知りたい」という気持ちが強くなっていきました。特に「人の心が動く領域で仕事がしたい」と考えるようになり、就職活動の中で出会ったのが、終活×IT×ベンチャーの会社でした。
新卒一期生だったこともあり、データ集計・分析・施策提案、新聞広告のディレクション、セミナー講師、冊子制作、人事、コーポレートITなどなど、本当に多岐にわたる業務を経験しました。制度も整っておらず、データも存在しない状態からゼロベースで仕組みを作る経験は、今の自分の土台になっています。
2. 転職を決めた理由
「自分なりの”育児生活”を模索したくなった」
新卒で入った会社に長く在籍するうちに、会社が成長し組織が整ってきました。 そうすると次第に自分の中で衝動が生まれてくるのを感じてきました。
「(組織が安定する中で)再びゼロからの挑戦がしたい」
「(この会社の外では)自分の力はどれくらい通用するのか」
某少年マンガでいう”故郷の島を出て大海原に飛び出す少年のようなエネルギー”に対して、私は「今はまだだ。もう少ししたら……」と心の中でささやき続けました(笑)
そんな中、子どもが生まれたことが大きな転機となりました。
終活業界で「人生の終わり」に向き合ってきたからこそ、今度は「子どもの将来に関わる仕事、子どもに伝えられる仕事がしたい」と強く思うようになったのです。
働いた結果が世の中にどうつながっているのかを見せるのも、育児の一つの側面だと考え、大海原へ飛び出すことを決めました。
3. 入社の決め手
きっかけはエージェント経由で、実は当初、自分との接点をイメージできませんでした(笑)
「ゲームが好きな人たちの会社」というイメージがあり、大学生以降はゲームもほとんどやっていなかったので、「本当に自分に合うのかな」と半信半疑で話を聞きに行った感じです。
ただ、企業研究や面接で実際にメンバーと話をしていくうちに気持ちが変わっていきました。
子どもから大人まで幅広いIPや、おもちゃ・ゲーム・動画・アミューズメントといった多様な接点。熱量を持ったメンバー。会社としては若く、人も組織もまだ成長途上で、自分で道を切り拓く余地がある。
高校から毎日漫画を読んでいる自分、学生の頃は脚本を書いていた自分——いつしか、そういった「エンタメの自分」が、仕事でもエンタメと交わる瞬間がきたのだと強く感じるようになりました。
ここで新たな成長ができる、自分の積み重ねてきた武器で貢献できると感じ、次の人生を楽しみたいと思ったのです。
(もちろん条件面でも、自分の生活に合っていたことも理由です)
4. 入社後に感じたギャップ
入ってみて、印象に残っていることが三つあります。
一つ目は、IPへの愛にあふれた人が多いこと。
前職は終活という特殊な領域だったこともあり、自社IPを長く深く愛している方はほぼいませんでした。SlackやちょっとしたMTGの会話から飛び出すIPへの愛を、毎日楽しませてもらっています。
二つ目は、エンタメコンテンツに触れることが仕事に直結するケースがあること。
これも前職ではエンタメ=プライベートだったため、あり得なかったことです。業務理解のためコンテンツに触れる機会が多くあるのは新鮮です。
三つ目は、少し踏み込んだ話ですが、「自社単体の売上最大化」だけが正解ではないという構造です。
バンダイナムコネクサスはグループ全体の価値最大化を担う立ち位置にあるため、単独の事業会社とは視点が異なります。だからこそ「何を私たちの成果指標とするのか」「バンダイナムコネクサスという会社をどうすべきか」という本質的な議論が継続的に交わされて いて、自分も意見を言える。そこに大きな面白さを感じています。
AI活用や分析での技術的な成長、目の前の人の課題を言語化して一緒に解くコミュニケーション力の成長、そして自分と一緒に会社も育てていける感覚——入社してまだ日は浅いですが、この環境の可能性をひしひしと感じているところです。
5. 現在の業務
主に、トイホビー事業の案件に携わっています。仕入れ・品質管理・営業と、プロジェクトごとに異なるクライアントやステークホルダーと連携しながら進めています。
具体的には、担当者の経験や知見に支えられている業務をシステムで標準化するためのシステム開発や、データ連携自動化・データ整備、業務フローの設計・整理などです。最終的には「各社・各部門が継続的に改善できる状態」を目指しています。
私はエンジニアでもデータサイエンティストでもないので、実際の開発や技術的な解決については社内の仲間を頼ることが多いです。だからこそ関わるメンバーのパフォーマンスが最大化されるよう、社内調整やコミュニケーション設計の部分に力を注いでいます。
6. 今後チャレンジしてみたいこと
大きな夢は二つあります。
一つは、「面白さ」や「感動」を科学的に分解すること。
SNSデータや売上・UU・販売数で盛り上がりを分析できるように、「人の心が動く」という現象もいつか同じレベルで言語化・数値化したい。材料工学で物質の構造を追いかけていた頃と、根っこにある好奇心は変わっていないのかもしれません。
もう一つは、「地球環境」や「社会への貢献」を、売上・利益と同じ重さで語れる指標としてグループ全体に根付かせること。
それができたとき、自分の仕事がもっと好きになれると感じています。
足元では、「業務効率化の型」を作り、その型を誰もが再現できる「型の型」を作り上げることに集中しています。これからネクサスに入る仲間と楽しく働けるよう、手が届く範囲で組織の課題にも向き合っていきたいです。
7. こんな人と一緒に働きたい
いま、これを読んで「楽しそう」と思った、あなたです!
……と言われても困ると思うので、もう少し具体的に。
課題があったとき、「誰かがやるべき仕事なのに」と任せっきりにするのではなく、「一緒に解決しようと動いてしまえる」人。
若い会社ならではの組織としての課題はもちろん、プロジェクトを進める上でもイレギュラーな課題は多々発生します。
こういった課題をむしろ面白がり、解決したくなる人には、この環境はきっと合うはずです。
また、これからもバンダイナムコネクサスという会社はどんどん変化していきます。今ある制度やルールは皆さんが入社される頃には環境変化に合わせてアップデートされてるかもしれません。生成AIもそうですが、技術的な環境も変化していくので、変化の渦に楽しんで飛び込める方が向いています。
IPを知らなくても大丈夫です。ただ「そのIPが好き」でも「仕事そのものが好き」でも「成果を出すのが好き」でも——何でもいい、プロフェッショナルな熱量を持った人が多い職場です。情熱を持って一緒に働ける方をお待ちしています。