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将来のビジョンはまだない。だけど、大手の内定を辞退し休学して、ITベンチャーを選んだ理由。





こんにちは!

個性的な社員を紹介する、インタビュー企画第2弾。

本日は4月から入社した新卒社員の花房優貴さんです。

プロフィール

名前:花房 優貴(はなふさ ゆうき)

出身:岡山県岡山市

学歴:大阪市立大学法学部

趣味:ヘビメタ、ロードバイク、DIY

2020年4月からTOKIUM法人営業チームに入社し、2021年12月より社長室に異動。




メタルに熱中していた学生時代

趣味は何ですか?

音楽がもともと好きで、中でもヘビーメタルが好きです。
スピード+スリル+哲学の音楽です。メタルの世界ではもともとクラシック音楽をしていた人が多く、根が真面目で緻密に組み立てられた音楽が多いんです。

5歳からピアノをやっていたのですが、中学高校は友達に影響を受けて音楽を中心に様々なカルチャーに触れていました。マニアックな友達にヘビーメタルを教えてもらい、そこから大学でバンドを組むぐらいハマりました。
メタルの社会の常識や当たり前を疑う姿勢であったり、マイノリティからの声みたいなところがかっこいいな、と共感しました。キャリア選択の上でも、無意識のうちにそういった点を意識しているのだと思います。




ここで20代は過ごしたくない。だから内定を辞退し、休学した。

就活生時代の話を教えてください。

実はもともとは19卒の就活生でしたが、内定を辞退して20卒で就活し直しているんです。
内定を辞退した理由は2つあります。


1つ目は、学生の1年間を使って何かを成し遂げたかったから。そして2つ目が内定先へのギャップです。


内定をもらっていた会社は3000人規模のIT商社で東証一部上場もしている、いわゆる大手企業でした。教育現場にITの仕組みを導入し、学校教育をより良くするといったビジョンを掲げている会社でした。僕自身、教育を変えていくということに興味があったので、「自分はこういうことをやりたいんです」と面接では話していました。自身の話に対する人事や面談した社員の方の反応はとてもポジティブなものでした。


しかし、内定者懇親会に出席した際、大きな違和感を抱きました。内定者と話した感覚として、保守的というか、「世の中をこうしたい」「こういう人間になりたい」みたいなモチベーションをあまり感じませんでした。自分が話した内定者の印象は、「給料は悪くないし、一部上場企業だから親も心配しなくていいし、ここの内定貰えて良かった」と言ったものでした。この会社で何がしたいとか、教育に対する思いだとかを語る同期が誰一人おらず、その空気感がショックでした。もちろん、彼らの考え方を悪いとは思いませんが、想像していたものとのギャップがあって合わなかったのです。自分とモチベーションの向いてる方向が違うので、20代の貴重な時間をここで費やしたくないなと思いました。

それに、まあいっかで一度入ってしまうと、そこから出るのにブレーキがかかります。仮に入って3年居るなら、その3年の間に絶対に自分自身もその環境に適応してしまうと思います。内定先だった環境でいうと安定思考みたいなのに変わってしまうんじゃないか。その思考に染まってしまう自分が一番怖かったです。


なぜその様な思考や環境に合わなかったのですか?

そのような環境に違和感を感じるのは、5歳から中学2年ぐらいまで習っていたピアノの経験が大きく影響していると思います。当時は親や周りの人の目を気にして、勉強もピアノも受け身というか、外的な理由でしかやっていませんでした。言われたから、褒められるから、コンクールで賞がとれるから、だからやるみたいな感覚でした。今思えば、期待に応えるためにやっていたような気がします。コンクールなどで表彰されるのは嬉しかったですが、結局自分が楽しくて自発的にしていたわけではなかった。だから、ストレスばかり大きくなってやめてしまいました。

その経験と大企業という環境が重なるような気がしたんです。そういう環境は自分にとって良い環境ではないと思いました。それよりも自分の中にあるモチベーションに従い何かに取り組みたいですし、内的なモチベーションで物事に取り組まないと、幸せじゃないと思うんです。


なるほど。そういった理由で休学にも踏み切れたのですか?

内定を辞退して休学に踏み切れたのは、納得せずに就職しても文句を言いながら3年以内に辞める自分が見えたからです。なので単位も全部とり終えていましたが、親に無理を言って、大学に小さく嘘をつき休学させてもらいました。国公立は休学するのがかなり厳しくて、進路再考が理由だと休学させてくれないんです。だから学費を稼ぐためだと言って休学しました。

TOKIUMという場所

TOKIUMの選考について詳しく教えていただけますか?

TOKIUMの選考は、食事会に行き、社長と一度食事をして、インターンに参加して、もう2回社長と食事へ行ってという流れでした。いわゆる就活といった感じの選考ではなく、素で会話していく中で自分の人となりを見ていただきました。内定を頂いた時は「オファー出します。期限はないんで、しっかり色々見て考えて下さい。サポートするので」といった連絡でした。

でもその時は他に受けてる企業があったので、黒崎さんに電話をして相談に乗ってもらっていました。黒崎さんは単純にその学生が納得できる選択をしてくれたらいいと思って真剣に考えてくださったのが印象的です。




TOKIUMに決めた理由は2つ。

最終的にTOKIUMに決めた理由はなんですか?

1つ目が急成長フェーズのITベンチャーで、急激に変化する環境に身を置きたかったから。2つ目が黒崎さん、上原さんと話をする中で、学生のことをフラットに尊重してくださる姿勢に人として魅力を感じたからです。
内定を辞退した環境の逆張り思考でした。

1つ目の理由としては、昔からPCが好きで仕事でもITに関わりたいという思いはありました。ただ、今の時代ITはどこにいても関わることになります。中でもベンチャーに絞っていたのは僕の性格上の理由です。

すぐに飽きてしまう性格なので同じ環境にいるのが苦手です。その点、ITという変化の激しいフィールドでかつスピード感のあるベンチャーの空気感は、刺激が多く自分にとってベストな環境だと考えました。

「経費精算のサービス名変えようかなと考えているんですよね」と黒崎さんが先程言っていたのですが、3年以上しているサービスの名前を急に変更するのというのは普通はないことだと思います。ですが変更した方がいい理由を見つけたからすぐに変更する。ころころ言うことが変わっているわけではなく、PDCAサイクルがめちゃめちゃ早いだけなんです。その合理的でスピーディな意思決定の仕方が好きで、小さめのITベンチャーというのが軸としてありました。


2つ目の決め手になった人の魅力に関しても教えて下さい。

2つ目のTOKIUMに決めた理由が人。「絶対これをしたい」というモノがなかったので、働く環境をよく考えながら就活していました。内定者懇親会で違和感を覚えたので、一緒に働く人とのコミュニケーションや、モチベーション、尊敬できるかみたいな部分を大事にしていました。今振り返ると、19卒のときに内定者懇親会まで行ったことが大きな転機だったと思います。

結局、2年かけて様々な会社を見てきましたが、TOKIUMほどフラットな場所はありませんでした。
どうしてもこれがやりたいというものがない中で、一番「こんな人と働きたい」と思える人がいたのもTOKIUMでした。


素敵ですね。花房さんが一緒に働きたいと思う人ってどんな人ですか?

人に対して敬意がある人です。
昔のことを引き合いに出して今の環境を否定する人が苦手なんです。時代が変わっていくなら、それに合わせて自分達も変化、適応していくのが性に合っています。

休学中に関わっていた団体に高校生のメンバーがいました。彼らは僕らの何倍もSNSネイティブで、イベントへの集客なんかもSNSでうまくやっていました。TikTokの何が面白いかわからないと言ってるほうが恥ずかしいなということに、彼らを見ていた気づきました。経験や年次に関わらず意見を聞くことで、新たな視点が得られることもあると思います。

黒崎さんは、インターン生にすら意見を求めるし、なんならそれを実際に取り入れ、実行することもあるんです。YouTubeの動画をTOKIUM名義で初めてアップロードしたのも、インターン生がいたからこそでした。そういうところも好きな点です。

具体的な将来のビジョンや目標はまだないです。

今の時点でどの様なキャリアを考えていますか?

いつか田舎で喫茶店を営みたいというのはずっと思っています。笑
だけど具体的なキャリアビジョンみたいなものはずっと描けずにいます。

なりたい姿があり、そこから逆算し今やるべきことを探すという思考が得意ではないです。3日あれば人の気持ちは変わると思うんです。だから大きな目標を決めて、本当にその目標が自分にとって価値あるのか自問自答しながら、何年間ももやもやしながら働くよりも、今この瞬間を楽しむことにワクワクします。

その瞬間に求められていることや、楽しいことをすることで得られる成長というのもあると思います。なので、「10年後のビジョンはありますか」と言われても心の底から10年後こうなりたいですといったものはありません。

その時その時の選択を大事にしたい、その瞬間に後悔ない判断をしたいです。




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