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【経営者インタビュー#3】可能性あふれる不動産で、より多くの幸せを紡ぐ。グローバル不動産スタートアップ起業・創業ストーリー

目次

1章 BEYOND BORDERS
1-1. “幸せでつながる未来”を不動産の領域で、世界中で。

2章 生き方
2-1. 一生懸命は美しい
2-2. 成長を志向する理由
2-3. かっこいい大人
2-4. エス・エム・エスに見た会社の理想像
2-5. 起業

3章 思いに賛同してもらえる人へ
3-1. 社員の人生も豊かになってほしい
3-2. 誠実であれ
3-3. 挑戦の「今」

*こちらの記事は、FocusOnさんに受けた取材記事を一部抜粋したものです。
記事の全文をご覧になりたい方はこちらよりチェック頂けます。
https://focuson.life/article/view/154

(1章・2章は前回の投稿をご覧ください。)


3章 想いに賛同してもらえる人へ


3-1. 社員の人生も豊かになってほしい

人に喜んでもらいたい、幸せになってもらいたい。そんな欲求を生き方のコアに持つ遠藤が語るのは、何もお客様やステークホルダーだけの話ではない。社員もその対象として、重要な位置を占めている。

「海外不動産や人材紹介のみならず、その周辺サービスとか新しい事業をいくつも作っていきたいので、将来的に事業部長になるような人に来ていただきたいと思っています」

不動産×海外×ITにおける拡張性の高いビジネスモデルを見据えるからこそ、そこで働くということは、飽きずにいろいろな挑戦に踏み出せる土壌があるということだ。仕事にオーナーシップを持ち、可能性を広げていきたい人にとってはチャンスがあると言えるだろう。

さらに、同社では「海外/グローバル」という軸も大きな特色の1つとなっている。

「海外不動産事業では、もちろんクライアントとのコミュニケーションは英語ですし、現在社内のエンジニアは外国人しかいません。日本人含め海外在住の人はリモートで働いてくれています」

マレーシアで暮らした経験がある遠藤だからこそ、多様な働き方を推進している。

「僕も30過ぎに前職のおかげで海外に行ってから、価値観がだいぶ変わりました。マッキンゼーの役員だった大前研一さんも、自分が変わる方法は3つしかなくて、時間の使い方を変え、住む場所を変え、誰と付き合うかを変えるしかないと語っていますが、結局海外で働くとこれが全部叶っちゃうんですよね。それで今の自分と違う自分になれるっていうのは良いことが多いのかなと」

海外で暮らせば、住む場所だけでなく付き合う人も時間の使い方も強制的に変わる。日本では得難い環境変化と、自己変革の機会が世界にはあるのかもしれない。

多様な働き方と各人の責任は隣り合わせとも言える。それでもなお、同社の理念や在り方に賛同してもらえる人にとっては、魅力的な選択肢となり得るのでないだろうか。

社員もお客様も、BEYOND BORDERSがあるからこそ豊かになる人たちの輪を広げていきたい。そんな遠藤の思いが、同社には込められている。





3-2. 誠実であれ

サービスに価値を感じてくれているお客様が多くいる。なおかつ不動産であれば相続なども起こりうる。ただ売って終わりではなく、お客様に対して長期的な責任を持つということ。そのためにも、自分の世代で終わるような経営であってはならないと遠藤は考える。

それは、お客様に対して誠実であることと表裏を成すのかもしれない。

「弊社のコアバリューの1つに『Be Sincere』というものがあって、誠実であれ、真摯であれという意味ですね。特に不動産はとにかく騙して売ろうとする人も多いものですが、とても嫌悪感がありますね。うちはそれを許さないし、自分も営業を受けて買う側になることもありますが、そういった人からは絶対に買えないですし、うちの社員がそうなっていないかどうかはきちんと商談後にお客様から聞くようにするなど、できないような仕組み作りもしています」

あくまで倫理観高く、緊張感と誠実さを保ちながらビジネスを拡大していくことの大切さ。それは前職エス・エム・エス時代、人の生死にかかわる医療・介護領域でのビジネス経験により培われたものでもあるようだ。

さらに、時間軸を長く捉えるからこそ、社員の働き方も長期的なあるべき姿から必要な仕組みを考える。

「先ほどお話しした社員の働き方とか、外国の人も今採用しているんですけれど、やっぱり世代をまたいでいくような経営っていうのは、いろんな多様性にも対応していく必要があると思っていて」

リモートで働ける仕事環境、多彩なバックグラウンドを持つ国籍豊かなメンバー、働く場所の自由度、結婚出産などライフステージが変わっても生き生きと働けること。そのような「多様性」も同社の大切にする価値観の1つであるという。

「そもそも自分がこれ以上にやりたいことはあまりないので幸せではあるんですけれど、自分のやりたいことが自分の代で終われないんですね。何十年何百年後にきっと実現できるんじゃないかというところもあるので、そういう挑戦に賛同してくれる仲間たちに繋いでいけるようなことがしたいと思っています」

お客様も従業員もその他のステークホルダーも。そこに人の幸せが生まれ繋がっていく限り、脈々と続いていく会社であること。誠実であり、同時に多様性を大切にする存在として、BEYOND BORDERSから始まる影響力の輪は、次なる世代へと波紋を起こしていくことになるのだろう。




3-3. 挑戦の「今」

これまでの人生、そして起業してから現在までの道のりを振り返り、最後に遠藤は経営者として内省する「今」についても語る。

起業から約6年半、多くの失敗と反省を経て、過去とは比べ物にならないほど自分に向き合うようになった。

「そのおかげで一定量うまくいく部分があったし、自分の中でギフトのように感じられるほど父には感謝しているんです。でも、経営者として今何が起きているかというと、ビジネスとしてすごく複雑で解のない領域に挑戦し、かつ時間軸を遠くに伸ばし、自分が死んだ後も続いていくものを残そうとしている。そこに挑戦するときに、今までのやり方をアンラーニングすることが必要だと思っていて」

国境や領域を超え事業を拡大し、より多くの人の幸せを創出することを思う時、成し遂げたいことの複雑さや変数の多さを目の当たりにした。同時に、過去の延長線上の自分のままではいられないことにも気づいたという。

過去の自分にはなかった考え方の1つに、遠藤は「愛」の存在を挙げた。

人は成果が出ているときほど、自分が正しいと思いがちである。自分が正しく相手が間違っているという思い込み。そこから愛のない厳しさは生まれると、遠藤は過去の失敗から学んできた。

一人ひとりは違う人間であるという前提に立ち、相手に合わせた思いやりや包容を持つこと。ただ強いだけじゃない、強くて優しい在り方を大切にしたいと感じているという。

「たとえば、ビジネスですごくスピードが遅い社員がいたとして、気づくと『スピードだろ!』って言ってしまっているんですよね。自我がやっぱり出てしまう(笑)。 ただ、『ゆっくりでいいよ』って言うのは違うと思っていて。スピードって言いながらもその人ができるポイントまで落としていってあげるというか、一緒にここまでやろうとか、そういう風にどこで交わるのかを探しに行って、諦めたり強く出たりしないことかなと思うんです」

自身の主観は一旦脇に置き、俯瞰して見ることで自分本意はなだらかに薄くなっていく。かつ、自分と相手双方にとって無理のないポイントを探すこと。どちらか片方に比重が傾くでもなく二項対立でもない、共存する思考。そのバランスこそが、愛を持つことに近づくのではないかと遠藤は考える。

自分が深まるほどに、組織もまた成熟していく。それを肌で感じながら、遠藤は今、経営者としての変容のプロセスを楽しんでいる。



*こちらの記事は、FocusOnさんに受けた取材記事を一部抜粋したものです。
記事の全文をご覧になりたい方はこちらよりチェック頂けます。
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