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【制作秘話】ノベルゲーム会社案内のこだわりポイント紹介

ノベルゲーム屋さんになった広報・採用担当の藤沢です。

2021年9月2日、「ノベルゲーム会社案内」なるものをリリースしました。


どういうものかと言うと、こういうものです。




お分かりいただけましたでしょうか。

ノベルゲーム風に社内見学ができる」というものです。

いつでも誰でも、ブラウザからプレイ可能です。

気になった方は、ぜひこちらから遊んでみてください。

23卒向け「ノベルゲーム会社案内」をリリースしました

今回はこの「ノベルゲーム会社案内」のこだわりポイントを5つ紹介します。

制作秘話的な裏話も入れていきますので、ぜひ(何かの)参考にしていただけると嬉しいです。

なんでノベルゲーム?


2021年4月に移転した新しい大阪オフィスを誰かに見てもらいたい、という想いがあった中で新卒の採用活動を行っていたところ、「ノベルゲーム風に社内を見てもらいながらエンジニアとも会話ができたら面白いのではないか」と思いつきました。

コロナ禍でオフラインでは会えない、オンラインで話すのも飽きた、ならばゲームの中で会話してしまおう、ということです。

エンジニアではないのでどうやってゲームを作ろうかと思っていたところ、「ティラノビルダー」という誰でも簡単にノベルゲームが作れるサービスを代表の原岡が見つけてきたので、「これはいけるぞ!!」となり制作に取り掛かりました。

こだわりポイント5選

その① すべての部署の紹介を入れる


ノベルゲームは「大阪オフィス案内編」から始まり、そのあとプレイヤーによって「各拠点の案内編」「仕事体験編」「福利厚生・研修制度の説明編」が選べるようになっています。

最初の大阪オフィスを周るシナリオは、すべてのプレイヤーが通るルートになりますので、ビヨンドの全部署の紹介を入れ込みました。

ただ淡々と説明が続くのも面白くないので、在宅勤務中の人とモニター越しで会話するシチュエーションにしたり、社内副業でコーヒーを振る舞っている人に遭遇したり、できるだけ社内の仕組みを伝えられるようにしています。

ちなみにWebサービス事業部の五島珈琲シーンは、思い付きで撮った動画が良い感じに編集できたので、無理やり映像を差し込みました。急に映像が流れてびっくりした方、すみません。

その② 他拠点・在宅勤務の人とはモニター越しで会話する


四国、横浜、カナダオフィスの人が登場するシーンも多いです。

実際、拠点間でコミュニケーションを取る機会は多く、業務中にモニターの前まで行って話しかけることが多々あるので、そのニュアンスも伝えたいと思い、会話に盛り込みました。

ゲームを遊んでいる方からしたら、会話している相手がモニターの向こう側にいるのかオフィスの中にいるのか、あまり差がないかもしれないですが、「モニター越し感伝われ!」と思いながら書いたシナリオになっています。

その③ その人の言いそうな台詞回しにする


シナリオを書く上で意識したのは「登場人物のキャラ付け」です。

ビヨンドのことをまったく知らない人からしたら、たくさん人が出てきても誰が誰だか分からなくて結局何の記憶も残らないままゲームを終えることになります。

それでは悲しいので、何か爪痕を残せるように社員の口調やキャラ設定を少し誇張しました。

誇張しすぎても本人からクレームが来ると思ったので、その人の声で脳内再生できる範囲の台詞選びにこだわりました。

ちなみに、岡崎の「無茶ぶりだなぁ!」という台詞は、元々「丸投げだなぁ!」だったのですが、本人に見てもらったところ、「丸投げはあんまり言わないかな」とのことでしたので、より言いそうな台詞に差し替えました。

その④ 会話の選択肢に生意気要素を入れる


リアルな会話では絶対にできないような返しができるのもノベルゲームの良いところだと思うので、「優秀な人物像」と「ひねくれた人物像」の2パターンを常に用意しました。

表面上ではいい顔してるけど、心の中では「なんでやねん、ちゃうやろ」と感じている経験は誰しもあると思うので、ゲームの中くらいはひねくれててもいいよね、という想いを込めています。

でも社長に向かって「ちょっと何言ってるか分からないです」は、さすがにいかついなとも思います。

その⑤ 選択肢によって変わるエンディング


ノベルゲームの醍醐味「シナリオ分岐」も取り入れています。

会話の選択肢によって好感度の上下が発生するというものです。

ざっくりご説明すると、最初は持ち点が「0」の状態から始まり、最終的な持ち点が「10~8」の場合はAルート、「7~4」の場合はBルート、「1~3」の場合はCルート、「0」の場合はDルート、という仕様にしました。


私が1番力を入れて作ったエンディングは「Dルート」です。

ありそうでない展開、でももし本当にあったら嫌だな、という終わり方にしました。

外から社内にいる原岡の表情を撮るのが難しく、照明を置いてもらったり立ち位置を調整したり、電話でやり取りをしながら撮影しました。


この写真も何かに使えそうですね。

ノベルゲーム、ぜひ遊んでみてください

以上、ノベルゲーム会社案内のこだわりポイント5選でした。

おかげさまでゲームのリリース後には様々なWebメディアに取り上げていただき、ビヨンドのことをまったく知らない方から普段からお世話になっている方まで、幅広い方にゲームをプレイしていただけました。

このゲームは23卒向けに作成したものですが、中途採用の方はもちろん、社内のメンバーにも遊んでもらいたいと思って作ったので、喜んでもらえて良かったなぁという気持ちです。

制作に大量の時間を費やしたので、次回作が出るかどうかは未定ですが、また作りたくなったら作ろうと思います。

まだプレイしていない方は、こちらからぜひ遊んでみてください。

それでは、広報・採用担当の藤沢でした。

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