潜在保育士110万人は“幻想”だった?「掘り起こせば集まる」という勘違いと、向き合うべき本当の課題
こんにちは!キャリアフィールド株式会社の都築です。
毎週配信しているポッドキャスト番組『ココキャリ園長通信ラジオ』。第5回は、業界でよく使われる「ある数字」の罠に切り込みました。
テーマは、「潜在保育士110万人は“幻想”だった?保育士不足の本当の理由」。 数字の裏側にあるリアルと、これからの採用に必要な「価値の再定義」について語ります。
1. 110万人の中で、1年以内に復帰するのはわずか「2万人」
潜在保育士は全国に約110万人いると言われ、「呼び戻せば人手不足は解決する」と簡単に議論されがちです。しかし、実態は全く異なります。
まず、すでに幼稚園や学童保育などで働いていたり、全く異なる業界でキャリアを築いていて「すぐの転職は困難」という人が一定数います。また、保育士資格は更新制度がないため、一般的に「潜在保育士」といわれる人の中にはすでに亡くなっている方なども含まれており、正確な人数を国も把握できていません。
実際の復帰率から逆算すると、1年以内に現場へ復帰する人はわずか2万人程度ともいわれています。「掘り起こせば解決する」という段階は、とっくに過ぎているのです。
2. 保育士は「子どもと遊ぶ仕事」ではない。発達支援を行う専門職だ
では、なぜ一度現場を離れた人たちが戻らないのか。根本的な原因は、社会や経営者が「保育士という仕事の価値」を正しく理解していないことにあります。
保育士の仕事は、単に『子どものお世話をする』『子どもと遊ぶ』仕事ではありません。子どもの未来を創る『発達支援・保護者支援を行う専門職』であり、高度な専門家です。
この本質を社会にきっちり伝え、社会的地位を向上させていかない限り、他業界に移った優秀な人材が「もう一度戻りたい」と思うはずがないのです。
3. 「保育士は、地域の誇り」キャリアフィールドが自治体と挑む未来
だからこそ、私たちキャリアフィールドがやっているのは、単なる求人広告の枠売りではありません。
私たちは今、さまざまな自治体と深く連携しながら、「保育士の価値を高めること」「地域の中での社会的地位を上げていくこと」に本気で取り組んでいます。働く人自身が「地域の誇り」だと胸を張って言える世の中を創る。これこそが、潜在保育士という幻想に頼らず、人手不足を根本から解決する唯一の道だと信じています。
▼ポッドキャスト本編はこちらから聴けます
「潜在保育士110万人は“幻想”だった?保育士不足の本当の理由」
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