どうも皆さん!毎度おなじみセレスMVP特集です!
今回ご登場いただくのは、経営企画室 経営企画グループで、CVC投資やM&A業務を担当するMさんです。
今年4月1日付けで開示された、株式会社SQUIZ(オンライン診療サービス「Oops」を運営)のM&Aによるグループ会社化。このM&Aの立役者として、Mさんは社内MVPを受賞しました。
就職活動から、配属後の挫折、そして自ら口説いた投資先を自社のグループ会社にするまでの過程をじっくり伺いました。
──まず、自己紹介と現在のお仕事について教えてください。
経営企画室 経営企画グループのMです。主にCVCの投資担当として、スタートアップへの出資業務に携わっています。SQUIZの子会社化の案件ではM&A実務も担当させていただきました。
──CVCの投資担当というと、具体的にはどんな業務をされているんですか?
投資先の候補を自ら探す、いわゆる「ソーシング」から始まり、経営者の方との面談を重ねながら投資条件をすり合わせ、投資委員会での審議を経て、実際の投資実行まで担当します。投資後も、事業の進捗を継続的にモニタリングしながら、ときには投資先の成長に向けたバリューアップ支援にも携わるなど、基本的には投資に関わる一連のプロセスを一気通貫で担当しています。
──ありがとうございます。それでは早速ですが、今回のMVP受賞について伺えればと思います。率直に今のお気持ちを聞かせてください。
シンプルに嬉しかったです。当日は平野さん、安宅さん(SQUIZの創業者)に加えて、SQUIZのメンバーも来てくださっていて、これまで一緒にディールを走り切った皆さんの前で受賞できたことが、何より嬉しかったですね。
特に印象的だったのが、SQUIZの皆さんが僕以上に喜んでくれたことです(笑)。本当に温かくて、素敵なメンバーだなと改めて感じました。
──Mさんは新卒でセレスへ入社されていますが、就職活動はどのように進めていたんですか?
もともと、ビジネスや経営、エクイティに関わる仕事に興味がありました。ただ、新卒でそういった業務に携われる環境は当時あまり多くなく、どうしようかと悩んでいたんです。
そんな中、たまたま就活で参加したイベントでセレスに出会いました。そこに、当時から常務取締役を務めていた小林さんがいらっしゃって。
──何か印象に残っていることはありますか?
「君はお金の匂いがする」って言われたんですよね(笑)。
小林さんはたぶん覚えていらっしゃらないと思うんですけど、それがすごく印象的で。話を伺う中で、セレスは暗号資産やD2Cなど、新しい領域に積極的に挑戦していて、その分、構造的に若手にも「打席」が回ってきやすい会社なんだと感じました。そこに魅力を感じて、「この会社、いいな」と素直に思えたんです。
小林さんとの出会いがなければ今の自分はなかったと思うので、本当に感謝しています。
──入社後、配属されてからはどんな生活でしたか?
最初から関心が高かった経営企画室の投資部門(CVC)に配属していただきました。ただ、当時は本当に仕事ができなくて、毎日のように怒られていましたね(笑)。当時の上長にはかなり厳しく指導していただきました。そもそも投資の仕事自体が初めてだったので、本当にゼロから、手探りで一つずつ覚えていった感じです。
──どのあたりに難しさを感じていましたか?
一番は、経営者の方と対等に話すことの難しさですね。学生時代に個人事業主としてビジネスを少しかじった経験はあるものの、本格的に事業を立ち上げたり、資金調達をした経験はありませんでした。なので最初の頃は、経営者の方と同じ目線で会話するための知識も経験も足りなくて。貴重な1時間をいただく中で、自分との会話が相手にとって意味のある時間になっているのか、ということはすごく気にしていました。
──そこから、独り立ちした瞬間って覚えていらっしゃいますか?
転機になったのは、当時の上司が、M&Aでグループに加わった会社の代表に就任し、異動になったタイミングですね。それまでセレスの投資案件のほとんどを担当していた方だったので、投資のフロント担当が実質的に自分一人になって。「これはもう、自分がやるしかないな」と。ちょうどその年に、自分で投資先を見つけ、条件交渉から投資実行まで一連のプロセスを初めて自分の力でやり切ったのが、SQUIZへの投資でした。
──独り立ちしてから、他にも挑戦したことはありますか?
Web3領域のトークンに投資できるスキームを整備し、実際に投資まで実行したことですかね。通常、ベンチャーキャピタルはエクイティへの投資が中心ですが、当時はWeb3市場の拡大に伴って、トークンを発行して資金調達する企業が増えていました。
セレスは本業でブロックチェーン・暗号資産事業を手掛けているので、トークンに投資できないことは、投資家としての競争力を考えても大きな課題でした。「なんとか投資できるようにしよう」という話は、社内でも以前から出ていたんです。
ただ、当時は会計基準などが明確に定まっていない部分も多く、上場企業としてトークンに投資するハードルはかなり高かったです。他部署の役員の方にも協力いただきながら、一つひとつ論点を整理して、最終的に暗号資産プロジェクトへの投資を実行できたことは、自分の中でもすごく印象に残っています。
──数ある経験の中でも、一番の成功体験はやっぱり今回のSQUIZの件ですか?
そうですね。本当に事業会社のCVCならではの経験だと思っています。自分で見つけてきて、初めて投資を実行した会社を、その数年後に自分たちでM&Aすることになるなんて、当時はまったく想像していませんでした。しかも、そのM&Aを自分自身が担当させてもらえる。こんなに面白くて、「エモい」経験はなかなかできないなと思います。
M&Aは、これまで担当してきたマイノリティ投資とは全然違って、関わるステークホルダーの数も段違いに多い。難しさも面白さもこれまでとは違う種類のものでしたが、本当にいろいろな方に助けていただきながら、無事にクロージングまでやり切れたことは、自分にとって大きな自信になりました。
──今後3年でどうなっていたいか、聞いてもいいですか?
正直、これは難しい質問ですね(笑)。ただ、今はとにかくSQUIZのIPOまで一緒にやり切りたいという思いがあります。
キャリアという意味では、僕はこれまで投資の仕事しかしてこなかったんです。一方で、「投資しかしてこなかった」ということは、自分の中でコンプレックスでもあって。いつかは自分自身で事業をやってみたいという思いをずっと持っていました。
今回こういう機会をいただいたからこそ、これまでの投資経験も活かしながら、SQUIZの事業や経営に携わっていきたいと思っています。
──この仕事をする上で必要なスキルやマインドセットはありますか?
金融の素養は大前提として必要かもしれませんが、それ以上に知的好奇心や向上心が大切だと思います。これは自戒も込めてですが、スタートアップの経営者を相手に仕事をする以上、僕ら投資家にも同じくらいのスピード感で成長していくことが求められます。新しい知識を当たり前のようにキャッチアップして、自分自身をアップデートし続ける。そういう姿勢がないと、本来は務まらない仕事だと思っています。
あとは、やっぱり「気合」ですかね(笑)。これはどんな仕事にも共通することかもしれませんが、「この案件、このディールを絶対に成功させたい」という熱量はすごく大事だと思います。知識やスキルだけでは最後までやり切れない場面もあるので、最後はその熱量や気合がものを言う。そういう意味では、どちらも同じくらい必要だと思っています。
──ちなみに、Mさん自身のモチベーション管理はどうしているんですか?
正直、あまり意識したことがないんです。単純にこの仕事が好きなんだと思います。ビジネスやお金にまつわることに元々関心があって、経営者の方々と話しながら色々なビジネスの話を聞けるのは、純粋にすごく楽しいので。モチベーションを管理するというより、楽しいからやっている、という感覚に近いですね。
──最後に、セレスのCVCとしてどんな人と一緒に働きたいか、教えてください。
今、セレスのCVCは大きな変化のタイミングにあります。これまでは自己資本での投資が中心でしたが、今後は外部からもしっかりと資金を集め、ファンドとしてベンチャーキャピタル事業を展開していこうという、新しいチャレンジをしているところです。だからこそ、「一緒にファンドをつくっていきたい」という熱量を持った方と働きたいですね。
セレスのCVCでは、ソーシングから投資判断、契約・投資実行、その後のモニタリングまで、投資に関わる一連のプロセスを早い段階から任せてもらえます。大きな組織とはまた違ったスピード感と裁量の中で、投資家として必要なスキルを実践を通じて身につけられる環境だと思います。
すでに出来上がったファンドに入るのではなく、これからファンドそのものをつくっていく。その過程も含めて楽しめる方にとっては、すごく面白いタイミングだと思います。
──本日はありがとうございました!
投資家としての気合と、事業家への挑戦。自ら口説いたスタートアップをグループ会社へと導いたMさんの歩みは、これからも続いていきます!この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか? 株式会社セレスでは一緒に働く仲間を募集しています。
ではまた!