大学中退後shabellに入社し、今年で3年目を迎えた大貴。 1年目・2年目と福岡支社の立ち上げに尽力し、去年の10月からたった1人で「大阪営業所の立ち上げ」という高難易度のミッションに挑んでいます。
「年次が上がれば手が空いて楽になると思っていたのに、1.5〜2倍忙しくなった(笑)」と語る彼。 ゼロから市場を開拓する中で味わった「覚悟の不足」「失敗の恐怖」、そしてそれを乗り越えて見えてきた「理想の組織像」について直撃しました。
3年目の洗礼。「年齢を重ねたら楽になると思ってました(笑)」
ーーshabellに入社して3年目になりましたね!1年目・2年目の頃と比べて、自分の中で「ここが一番変わったな」と思う部分はどこですか?
大貴: ……正直な感想を言うと、社会人に出る前に想像していたものと真逆でした。 年数が上がっていけば、どんどん自分が楽になって手が空いていくものだと思ってたんですよ(笑)。でも、年数が上がるごとに自分の役割が増えて、どんどん忙しくなる。今年は去年の1.5倍〜2倍くらいの忙しさとプレッシャーを感じています。
でも、やり遂げたあとの達成感も、任される仕事の重みも全然違くて。そう意味では責任感も、やっている仕事の濃さも去年とは劇的に変わったなと感じています。
ーー福岡立ち上げを経験して、去年から「大阪営業所の立ち上げ」を任されたけれど、任された時はぶっちゃけどう思った?
大貴: めちゃくちゃポジティブでした! 福岡で立ち上げをやっていた時、僕の中で「上司(田邊さん)の金魚のフンで居続けるのは絶対に嫌だ」と思っていて。それなら、まず田邊さんがやってきたことを最低限自分できるようにならないとダメじゃないですか。
そう思っていたタイミングで「自分の力で挑戦できる大阪立ち上げ」のチャンスが巡ってきたので、迷わず「チャレンジさせてほしい!」と食らいつきました。
「中途半端な覚悟で行くなよ」半年前の自分に言いたい、本当の失敗
ーー実際、一人で大阪に行ってゼロから拠点を立ち上げてみてどうだった?
大貴: いやぁ……一番最初に思ったのは「田邊さん、マジで凄かったんだな」っていうのと、自分自身が「だいぶ中途半端な覚悟で行っちゃったな」ということでした。 能力的な中途半端さというより、自分の「覚悟」の部分での中途半端さです。半年前の自分に戻れるなら、「中途半端で行くなよ!」って叩き直したいですね(笑)。
最初は「いつまでにやり遂げるか」という計画や指標もふわっとしたままスタートしちゃって。年が明けた1月頃、「俺、大阪でどうしたらいいんだろう……」って、ものすごく落ち込んでしんどい時期がありました。
ーーそこからどうやって抜け出したの?
大貴: 2月・3月頃に、ヘレンさんから言われた言葉も思い出しながら、「自分は大阪でどうしていきたいのか」「どんな人と出会い、何ができるようになりたいのか」という目的を自分自身で問い直したんです。 「自分の中で、ここまで一旦やってみよう」と腹を決めてからは、大阪での拠点生活が急に楽しくなって、目指したい世界が少しずつ見えてくるようになりました。
学生に「失敗しても取り返せるから、チャレンジしてみな」と言いたい
ーー自分の中で「大阪でやっていきたいこと」のビジョンは見えてきた?
大貴: 一つは、今関わっている関西の学生たちに「挑戦できるきっかけ」を作ってあげることです。
今繋がってる学生たちの中には、すごく優秀で集客力もあるのに、「自分でイベントを企画したことがない」という子がたくさんいて。「じゃあ、イベントやってみればいいじゃん!」って背中を押してあげたいんです。
今なら、失敗してもいくらでも取り返せる。僕と繋がったことで、今のうちに挑戦できるきっかけをどんどん作ってあげたいなと思っています。
ーー営業としての観点はどう? 理想の「大阪拠点長」としてどうありたい?
大貴: ……正直、営業としての理想像はまだ全然追いつけてなくて、模索中です。 でも、大阪で企業様と打ち合わせをすると必ず名前が挙がる企業があって。僕たちも仲良くさせてもらっている企業さんなんですが、、、どの企業の方と話してもみんなその企業の担当者さんのことを知ってるんですよ。
営業として、拠点として、僕らもそうなりたいなと思っていて。「あ、shabellさんね。大貴さんでしょ?」って、関西の企業から認知されて信頼されている状態を作る。それが僕の理想の拠点長であり、作るべき拠点なのかなと思っています。
目指すのは「見るな、飛べ」の精神で、いい意味でアホになれる組織
ーーこれから大阪営業所をどんなチーム、どんな営業所にしていきたい?
大貴: 仕事に対して、良い意味で「アホになれる人」が集まる組織にしたいです。 悩む時間がマジで勿体無い。「もういいや!」って一歩を踏み出せる人。
僕がずっと大事にしている言葉で「見るな、飛べ」という言葉があるんですけど、下を見ずに飛び込める人が強いと思うんです。だから、そういうチームにしたいなと。
ーーそのためには、みんなが安心して飛び込める環境を作らないとね。
大貴: 本当にそうなんですよ! 飛び込み台がグラグラしてたら、飛ぶ前に落ちちゃいますから(笑)。
大学を中退してshabellに入って、何も知らなかった1年目の頃は怖さを知らなかったけれど、福岡や大阪で色々経験したからこそ「本当の恐怖」を知りました。飛び込むだけじゃダメで、飛び込んで成果を出して帰ってこなきゃいけない。 その難しさを知ったからこそ、自分が背中で見せながら、これから増えていく大阪の仲間たちには「ゼロから作り出す面白さ」を伝えていきたいです!
📝ヘレンの編集後記
大貴の魅力は、優秀なビジネスパーソンだから、ではない。 「人として」成長しようと、泥臭くもがいているその姿にあるんだと思う。
正直言って、大貴はまだ全然成果を出せていない。 「大阪営業所の立ち上げ拠点長」なんて大きな看板を背負わされているけれど、それは彼の実力が追いついているからではなく、周りが彼の人間としての伸び代に期待し、あえて打席に立たせているからだ。
本人もそのプレッシャーに潰されそうになりながら、必死にもがいている。 でも、近くで見ている私から言わせれば、その「もがき方」だってまだまだ全然足りない。覚悟も甘いし、壁の越え方も不器用そのものだ。
だけど、大学を中退して何も持っていなかった男が、自分のカッコ悪さや無力さに打ちのめされながらも、逃げずに「人として」大きくなろうとしている。そのリアルな葛藤こそが、大貴という人間の一番の魅力なのだと思う。
「見るな、飛べ。」 偉そうにそう語る大貴自身が、一番足をもつれさせながら、必死に飛ぼうとしている最中だ。 完璧なリーダーなんて面白くない。成果を出せずにのたうち回る大貴が、これからどうやって自分を乗り越えて「本物の男」になっていくのか。私はそれを、少し離れた場所から見守っています。