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IT業界の”当たり前”を変えたい。イーグロースの立ち上げから今後のビジョンまで深掘りします。

経済産業省の「DX レポート」で警告された、2030 年に IT エンジニア人材が 59 万人不足するという「2025 年の崖」。現時点においても解決の糸口は見出されていません。

では、なぜ DX 全盛の時代で、エンジニアは不足し、その課題解決が難しいのか。

今回は、エンジニアとしてキャリアをスタートし、セキュリティ事業を核に成⾧を続けるイーグロースを創設し、同社の代表を務める坂口彰義さんに、「人の価値」を大切にするための創業から同社のミッション、海外も含めた目指す人材育成方法をお聞きしました。

是非、最後までお楽しみください!

⑴“こんな仕事が⾧続きするはずがない”IT エンジニアとして抱いた危機感

⑵ITで夢を実現する。挫折を経て舞い込んだ奇跡

⑶一人ひとりの価値観を尊重し、共に描く将来のキャリアパス

“こんな仕事が⾧続きするはずがない”IT エンジニアとして抱いた危機感

本日はよろしくお願いします。まず自己紹介をお願いします。

株式会社イーグロース代表取締役社長の坂口と申します。本日は、よろしくお願いいたします。

出身は新潟県で、大学は地元の私立大学に進学しました。もともと車が好きだったこともあり、エンジンに関わる分野を学びたいと考え、機械制御システム工学を専攻しました。

IT エンジニアを経て、今では代表を務めていますが、もともとは F1 レーサーを夢見る少年で、実際にフランスのレーシングスクールへの留学も経験もしました。レーサーとして成功することは叶わず、志半ばで帰国することになってしまいました。しかし、昔からの夢は捨てきれず、国内で渡仏資金を貯めるために冷凍機器メーカーの営業として売り上げ No.1 になるまでに、がむしゃらに働いていましたね。

その後は、フランス語を勉強しながら、働くことが出来ると思い新潟から東京に上京しました。そこで、昔から興味のあった職種でもあるIT 業界に転職しました。

それでは次に、IT企業に転職されてから、イーグロースを立ち上げた経緯をお聞きできますか?

IT 業務は⾧い間、ロースキルでも仕事になる状態が続いていました。たとえ 40、50 代になっても、同じロースキルの仕事を行っている方が多数いました。そうした環境を見ていく中で、「こんな仕事が⾧続きするはずがない。」という気持ちが常にありました。ITの進化についていけなくなれば、出来なくなってしまう仕事だからです。

「もっと最先端のスキルを身に付けたい、技術的に成⾧して、キャリアパスの階段を上っていきたい」という気持ちが、日に日に強くなっていきました。私のそうした思いを周囲に洩らすと、同調してくれるエンジニアが他にもおり、そこで「みんなが成⾧できる会社をつくろう」という気持ちで一致し、2008 年に IT企業・イーグロースを起業することになりました。

ITで夢を実現する。挫折を経て舞い込んだ奇跡

特定の分野に専門性を持つIT企業もある中、セキュリティコンサルティングからシステム開発まで一貫した事業展開をしている理由などはあるのでしょうか?

転職してIT業界に飛び込んでから、次第に IT の世界の面白さに目覚め、イーグロースを起業するほどのめり込んでしまいました。そんなある日、大好きな F1でエンジン開発をしていた、ホンダ(本田技研工業)のセキュリティのプロジェクトの依頼が舞い込んだのです。その時は、本当にワクワクしました。IT で、ホンダの仕事に関われて、本当に感激しました。ホンダで手がけたセキュリティ構築の仕事は高い評価を受け、イーグロースには続々とセキュリティ関連の依頼が殺到し、現在のセキュリティープロジェクトからシステム構築・運用設計など一貫したサービスを提供する独自のスタイルに発展、成功に繋がっていったと思いますね。

坂口社長が考える、イーグロースの強みは何ですか?

イーグロースの強みは、専門知識をもつ人材が豊富で、一気通貫のサービスが提供できることです。その上で、弊社のミッションである「みんながワクワクする仕事を、世界中で」を掲げています。世界最先端の IT ツールのスキルを得る、海外の人々と協力して働く、サッカー業界などの異業種とコラボする、などアイデアの段階では空想的でしたが、実際に現実化してきた実績が私たちにはあります。

その経験は従来のエンジニアでは考えられない、世界を舞台とした、予想もできないワクワク。その全てが、自身の価値向上に繋がっていくと思います。「みんなが成⾧できる会社を創ろう」という気持ちは、今も昔も変わりません。なぜなら、会社は器であり、そこにいる人間こそが価値だと思うからです。人の価値が上がれば、会社の価値も上がる、つまり人材育成は、私たちが企業成⾧を実現するための目的そのものなのです。

一人ひとりの価値観を尊重し、共に描く将来のキャリアパス

優秀なエンジニアが育つ、イーグロースの人材育成の強みは何なのでしょうか?

先程もお話した通り、人材育成は、私たちが企業成⾧を実現するための目的そのものです。

イーグロースには未経験の方でも、トップエンジニアがフォローし、豊富な業界・業種を舞台に OJT でスキルを身につけていく仕組みがあります。また、短期的な目標だけでなく、将来的な可能性も含めた、⾧期のキャリアパスを共に描く態勢も整っています。と同時に、エンジニア同士の交流にも注力しています。なぜなら今後はIT 全般を見渡せ、人との関わりの中でビジネスを進めることが求められるようになると考えているからです。

とは言え、そこに強制はありません。そうかと言って放置するわけでもなく、気の合う人同士を居酒屋やカフェなど、それぞれに合わせた場を設けて交流を促進しています。会社の飲み会に参加しなくても、それは個人の自由ですね。

その理由は、「人それぞれに価値観があり、リスペクトし合うべき」と考えるのが、イーグロースの社風だからです。日頃から(Microsoft)Teamsで闊達なコミュニケーションが飛び交っていますが、相手の意見を否定しないという感覚は、全員に共通しています。

各国の文化・価値観を大切にし、多国籍のエンジニアで技術共有出来たら、エンジニア不足という将来に渡る社会問題の解決に繋がるため、海外の人材を積極的に採用する方針も考えています。そうした時にも役立つのが、弊社の個々の価値観を大切にする社風だと思うので、その点をイーグロースの強みとして貫いていきたいと思いますね。

次に、坂口社長が見据えるイーグロースの今後の展望をお聞かせできますか?

イーグロースはすでに、中東・オマーン、アジア・シンガポールなどで、海外進出を果たしています。今後は、ヨーロッパなどにも拠点を拡大する予定です。例えばイスラム圏のスタッフと働く時、「文化・宗教などの価値観を尊重することができるかどうか」がポイントになります。そのため、自分の物差しだけで見るのではなく、お互いの考え方を理解し合おうとする、その姿勢が大事だと思います

最後に求職者の方に一言お願いします。

ソムリエ出身でワインに深い造詣がある人や、好きな分野をひたすら突き詰めて勉強するのが好きなオタク気質の人など、個性的で多様性のある先輩が、ここにはたくさん集まっています。仲は良くてもお互いにリスペクトは忘れない。こんな環境だからこそ、ワクワクする価値を、グローバルに生み出せる仕事ができると思います!

本日はありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。

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