1
/
5

【常務取締役インタビュー】太陽光発電のイメージを変えていきたい/常務取締役:藤井

こんにちは!株式会社H.Eグループの採用担当です。

今回は、「株式会社H.E エナジー」の前身である「株式会社ヒロエナジー」の時から当社を支えている、常務取締役の藤井さんにインタビューしました。

藤井さんは、北海道石狩郡当別町の出身。実家の大工を3年程経験し、関東で太陽光の訪問販売などを経て、「地元で仕事がしたい」という想いから、現在は当社で活躍されています。





▌太陽光発電に興味を持ったきっかけを教えてください。

きっかけは、2011年の東日本大震災ですね。震災を通じて、太陽光発電業界が伸びてくるのではないかなと思いました。 元々営業職に興味があり、その中でも太陽光の営業職に特に魅力を感じました。

新しいことに挑戦するならと思い、北海道を飛び出し神奈川県の太陽光の訪問販売に就職しました。その後、別の訪問販売の会社の立ち上げを経験しました。それは、太陽光パネルを乗せる架台という部材のメーカーとメガソーラーの工事会社が親しい関係で、両社でメガソーラーの企画・立案・建設・保守メンテナンスまでワンストップで行う会社を設立するというものでした。その立ち上げメンバーに選ばれ、出向社員として勤務しました。






▌同業の会社が様々ある中で、当社を選んだ理由は何ですか?

「ヒロエナジー」という社名で事業展開をしていた時に、業界内ではかなりすごいことをしているのに、全く認知度がなかったことに逆に興味が湧きましたね。土地の開発能力の高さや案件の豊富さ、北海道でこれだけの規模の事業を展開しているのに、業界では名前があまりメジャーになっていなかったというか。一部の商社や関係者の中では知られていたのかもしれませんが、当時東京にいた私は社名を聞いたことがなかったです。

事業内容を聞いた時は、知られていない強みが沢山ある会社だと感じました。ひたすら太陽光発電所を作る「裏方」の会社から、再エネ業界を代表する「表舞台」に立つ会社になるのではないかと思い、入社を決めました。

丁度、FIT制度の売電単価が下がり「業界は今後どうなるんだろう」というのと、「北海道に戻って仕事がしたい」というのも重なり、縁を感じたんですよね。





▌会社の成長や変化に向けて特に力を入れている事業を教えてください。

まずは、土地の開発能力です。土地がないと太陽光発電所は作れないので、この部分の維持向上を1つの重要な目標にしています。

次に、電気代が高騰しているため、企業様に「再生可能エネルギーの導入と併せて、自家消費で電気代が削減できますよ」というご提案をさせていただいています。その他に、カーボンニュートラルの観点から、脱炭素経営として導入を検討している企業様のサポートもしています。

今後は、ソーラーシェアリングに力を入れていきたいと思っています。グループ企業である「H.Eファーム」と連携し、耕作放棄地に太陽光発電設備を設置する事業に取り組んでいます。 脱炭素野菜の栽培など、H.Eファームの事業と相乗効果が出るようにしたいと考えています。

※株式会社H.Eファームとは、「荒廃農地」「耕作放棄地」を再生・利用し、北海道の農業振興を目指している会社です。また、農地の上に太陽光パネルを設置し、農作物を育てながら太陽光発電を行っています。




▌新規事業について教えてください。

新規事業は、垂直式架台を使ったソーラーシェアリングです。方向性としては、土地の有効活用と、耕作放棄地の地産地活です。

食べ物ではよく「地産地消」と言いますが、この業界だと「地産地活」と言うんですよね。その地域で生み出して、地域で活用・消費するという最近のキーワードで、良いフレーズだなと思っています。利用法によっては地産地活の方がイメージが良いと思うので、それも1つの方向性かなと考えています。





▌当社で働く強みは何ですか?

やることが明確化されていることです。太陽光発電の仕事は【土地を仕込み、顧客を見つけ、売る】を1人が一貫して行う会社が多いですが、当社では「土地の仕込む人」と「売る人」で役割を分けています。なので、業務内容は割とシンプルで覚えやすくなっています。また、自社で施工まで行っているので、お客様に安心感も提供できるのが強みだと思っています。

会社の内部事情でいうと、平均年齢が若いので馴染みやすい環境だと思います。同じくらいの年齢の人たちがいるから、すごく親しみやすいし、分からないことはすぐに教えてくれます。同じフロアには、他の事業に関わる社員もいるので、会社にいながら他の業界を知ることができるのは良い点ですね。




▌今後の展望を教えてください!

まずは、北海道で1番有名な太陽光の会社になること。そして、再生可能エネルギーを安定供給することを目指します。太陽光だけではいつか限界が来てしまうと思うので、ソーラーシェアリング・風力・水素や今後の新しい再エネ含めて、様々なエネルギーを混ぜる「エネルギーミックス」に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

個人的に、太陽光発電のイメージを変えたいという想いがあり、ソーラーシェアリングにこだわっています。10年以上この業界に関わってきましたが、太陽光発電に対する世間のイメージが大きく変化しました。最初はすごく良いイメージがあったんですが、段々と悪いイメージを持つ人も増えてきて…。正直、私もメガソーラーの開発に携わった時に、大規模伐採をした案件があり「太陽光を広げて環境問題に貢献できているのに、山を切り開いているのは…」と、思うところがありました。

現在は、大企業がCO2削減のために太陽光発電を導入したり、農地を復元して再エネを導入したりと、流れが変わってきていると感じています。これまでの太陽光発電とは少し違うスタンスでやっているということを認知されたいですね。

また、自分が関わっている業界が、全否定され後ろ指を刺されながら、太陽光発電を作るのはとても悲しいです。悪いイメージを払拭し、「当社の太陽光は環境問題に貢献しています!」と従業員みんなが心の底から思える会社にしていきたいです。

世界的にも、COP28で再生可能エネルギーについて、「2030年までに発電容量を世界全体で3倍にする」という目標が掲げられています。他の再エネの方法論も含めて当社も脱炭素の取り組みに尽力していきたいと考えています。



いかがでしたでしょうか?当社にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひご連絡ください。お話する機会を頂戴できれば幸いです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

株式会社H.Eグループでは一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング