先日、飲食経営のコンサルをやっているという男がやってきた。
「もっと目立った方がいいですよ。」
と言われた。
たしかに、もっと目立ってもいいなと思い、話を聞いてみた。
コンサルの男は、
・駅に広告を出しましょう。
・駅からお店までの道順がわかる看板を出しましょう。
・お店の照明をもっと明るくした方がいいです。
・キャンペーンは打ち出してますか?
・夏はアイスとドリンクが必須です。
・動画戦略はお考えですか?
・地域商店とコラボの企画はどうですか?
と、それらを行うことで少なくとも30%以上の集客改善ができると言った。
見つけてもらうためには、どれも正しいと思った。
見つけてもらえなければ、お店は存在していないのと同じだから、
見つけてもらう努力をするのは必要だ。
でも、その話を聞きながら、引っかかっていたことがある。
もし全部やったら、MM Caneléじゃなくなるんじゃないか。
照明をもっと明るくすれば、お店は見つけやすくなるし、看板を増やせば、迷う人は減るだろう。
でも、それを一つ足すたびに、うちの店じゃない気がしてくる。
ブランドって、不思議だ。
知ってもらうためには主張しなくてはいけない。
・お店ここです
・人気店です
・今だけです
・買ってください
主張しすぎることで失われてしまうものがあるなと思います。
静かな人ほど魅力的に見えることがあるように、お店にも同じことが言えるんじゃないかと。
大きな声で呼び込む店ではなく、
歩いていたら、なんとなく気になってしまう店。
派手じゃないのに、また行きたくなる店。
目立つことよりも、思い出してもらえること。
その方が、ずっと難しいし、ずっと価値があると思っています。
だから、自分たちは「どうやって目立つか」よりも、「どうやったら気づいてもらえるか」を考えたいなと思いました。
そのことを言語化できたので、十分にコンサルをしてもらったなっと思いました。
今日みたいな暑い日にありがとうございました。